M-1 2021 決勝 審査員の感想コメントや順位(得点)&優勝者など結果まとめ
21年12月19日放送のテレ朝系「M-1グランプリ2021」では出場エントリー全6017組の中から漫才日本一を決定。そこで決勝審査員コメントも含めて得点、順位など17代目王者を巡る優勝争いの結果について一覧でまとめてご紹介。
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審査員&ファイナリスト一覧
【審査員一覧】
上沼恵美子、松本人志、中川家礼二、立川志らく、ナイツ塙宣之、サンドウィッチマン富澤たけし、オール巨人
【ファイナリスト一覧】
もも、真空ジェシカ、モグライダー、オズワルド、ランジャタイ、インディアンス、ゆにばーす、錦鯉、ロングコートダディ、ハライチ(敗者復活枠)
ファーストラウンド
- 上沼 93
- 松本 89
- 礼二 90
- 志らく 89
- 塙 92
- 富澤 93
- 巨人 91
合計 637
上沼「もうトップにしたら最高でしょ。プレッシャー相当。でボケの彼、4分なのにファンになった。声のトーンもいいし顔かたちも三日月と満月で。コンビ的には。トップじゃない方が良かったなぁ?優勝したの無いでしょ?トップはね。分かんないよ。今日は。(中川家はトップバッターで優勝と聞いて)あっしました?もう彼たちはグランプリでなくても来年はブレイクするな。間違いないと思う。ファンになっちゃった。」
富澤「昔はもっとボケも粗い感じだったんですけど、なんかバカなのに知的なネタに。M-1用に仕上げてきたなって感じがしました。」
塙「事務所の後輩なんですけど、二人の感性だけでやってたんですよ昔は。ツッコミもともしげ君のポンコツ具合もすごかったんですけど、ここ何年かでちゃんとネタ作ってトップバッターで緊張感あったんですよ。重かったじゃないですか?そこをあれだけネタの力を信じてやり切った時にあれだけわかしたっていうのが素晴らしかったと思いますね。」
松本「もうね。どっちも声がすごくいいですよね。声がおもしろ声やなと思って。それだけで得してるなっていう。ちょっと厳しめになります?89点。でもねぇ今回僕ガチでやろうと思ってるんで。はい。」
礼二「面白いですね。ちょっとトップじゃもったいない感じもしましたけど。やっぱともしげ君のキャラクターもそうなんですけど、ツッコミの芝くんやっぱ上手いっすね。ともしげ君をもうちょっと慌てさすような感じのネタもね、また見てみたいなと。」
志らく「さそり座の女がなぜいいえで始まるか?って知れてびっくりしましたね。このパターンで色々聞きたいなっていう風に思いました。ちょっと点数低めだったのはともしげさんの最後二人で合わせた時の歌が下手過ぎたんです。上手かったらもう1点上がったなっていう気が。」
巨人「昔から歌のボヤキのような小ネタはあったんですけどね、いい所に目つけてますよね。僕もちょこちょこ見てますけど、ともしげ君の今日の出来は全然良かった。いつもやってると間違ったりするんですよ。噛んだりね。そういう所全然無かったし。芝君も普通に上手い。僕91点トップバッターでつけたの初めてちゃうかなと思いましたね。」
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- 松本 87
- 礼二 89
- 志らく 96
- 塙 90
- 富澤 91
- 巨人 87
合計 628
志らく「私だけ変な感じがするんですけども。最初見た時はフザけんなと。何をやってんだと。でも聞いてくうちに漫才ってフザけるもんなんだなと。これだけぶっとんでて途中で思考がおかしくなって100点か0点かどっちか分かんないぐらいになって。こんな漫才は聞いた事が無いので、多分お茶の間の皆さんも爆笑している人とシーンとした人で。私はツボにハマってしまったので高得点です。」
富澤「決勝だぞ!お前ら!何やってんだずっと!笑。ただこれだけの人に伝わって笑ってるって事は国崎の演技力がすごいだなっていう所でそこは評価しました。」
松本「何かあれですよね。見る側の精神状態によりますよね。笑。自分の体調を知るためには良い漫才かなっていう。Tシャツの収縮率すごいな。」
- 上沼 94
- 松本 88
- 礼二 93
- 志らく 91
- 塙 91
- 富澤 92
- 巨人 89
合計 638
上沼「完璧でしたよね。ランジャタイの後だったのでホントにね。ランジャタイの時は気絶してたんですよ。正気に戻してくれました。どっこも噛まないし、抜群の出来だったと思います。もうちょっと元気があったら良かったかな。最後に向けて。と思うけど、良いコンビですよね。はぁ~良かったぁ。」
礼二「男女コンビでネタのテーマが良いテーマやなって。非常にやりやすいやろうなって。あとはらちゃんが大分上手なってんねんなって。昔に比べたら違和感が無いっていう。」
巨人「上手いのはもちろんココ来るメンバーはみな上手いんですけど、やっぱりやる気が見えたような気がしますね。普段から会社一緒やから劇場なんかでもずっとモニターで聴くんですけどね、やっぱやり方が変わって来たなって思います。でちょっと川瀬君はちょっと今日気合入り過ぎた感じが。入るんですよ。こういう番組やからね。もうちょっと気楽に出来たらもっと高得点かなと思いましたけどね。」
松本「めちゃくちゃ上手くなってますよね。すごい上手くなったな~って思ったのに…なんで俺88なんやろう…?笑。何かもうちょっと後半に向けて爆発出来そうで出来ないというもどかしさが感じたかな。うーん。」
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- 松本 92
- 礼二 89
- 志らく 90
- 塙 89
- 富澤 90
- 巨人 88
合計 636
上沼「審査員のみなさんおかしいわ。悪いけど。ハライチさんって売れててスターなんですけど、漫才は初めて拝見したんですけど。(何度かM-1で披露していますがと聞かれて)あっそうやった?忘れた。やっぱりこのぐらいのレベルの方がファイナルに出て来ないといけないと私は思いました。あの~ランジャタイはね。笑。いいんです。すごくいいんですけどこの歳じゃついていけないから。ハライチなのよ。落ち着いてるし、ファイナルだし、プロだし、安心できるし。ドラマで当たってスターになってるのが分かりました。漫才も忘れていない所がものすごく感動しました。審査員おかしいわ!」
富澤「今までのハライチとも違うし、敗者復活でやったネタとも違うし、それでまたこのレベルのネタ持って来るってすごいんですけど。ただやっぱり好みとしてはオドオドする澤部をもっと見たかった。」
塙「分かりやすいネタと分かり辛いネタがあるんですよ。ハライチの場合。で分かり辛いネタの方が岩井はやりたがる傾向にあるんで、ラストイヤーでやれて良かったんじゃないかと。笑」
松本「僕もめちゃくちゃ面白かったですよ。ちょっと泣きながら笑いましたもん。その割には(会場の)ウケがちょっと弱いかなという気がしましたね。ラストイヤーでこんだけ手の内分かってるハライチが全然違う岩井のそういう面を見せてくれるのを僕はすごく感動したんですけどね。」
- 上沼 89
- 松本 90
- 礼二 94
- 志らく 94
- 塙 92
- 富澤 89
- 巨人 90
合計 638
礼二「面白かったです。今まで出てきた中では一番一個一個のワードがハマってたような気がします。」
志らく「私は大好きですね。今日一番私は面白いと思ったのに何でランジャタイよか点が低いんだか。自分が分かんないんだけども、落ち着いて普通に演芸を楽しめた。とってもセンスが良くて素晴らしかったです。」
松本「いやもう確実にポイントをとってくるやり方でそれがしっかり一回も外すこと無く見せつけられた感じしますよね。」
巨人「センスめちゃめちゃ感じますね。頭いいんでしょうね。言葉遊びですけども分かりやすい言葉遊び。指遊びもあるし。ずっと聴いてるとね笑いの間隔非常に細かくポンポン笑えてますよ。大爆笑というのはちょっと難しいんですけどそれにしても良い漫才だと思います。センス感じました。」
上沼「垢ぬけてましたね。カッコいいですね。もっと笑いたかったですね。ついて行ってない自分がもどかしいっていうぐらい。もっと勉強しないとと思いました。とっても明るくて聴きやすくってセンスが良くって。はい。良かったんですが私はこの位の(点)でした。ごめんなさい。」
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- 松本 96
- 礼二 96
- 志らく 96
- 塙 95
- 富澤 95
- 巨人 94
合計 665
松本「いやぁ面白いですよ。これだけ期待されながらその期待をちゃんと乗り越えてくるというか、僕はめちゃくちゃ面白かったですね。」
巨人「直すトコないんちゃうの?いうぐらい。松本君と僕は仲良いですよ。見方は違うかっても点数はよく似た点数。松本君の言う事も僕の言う事も聞いてくれて両方とも取り入れてると思うんですよ。静かに入って声も張る所もあって。聞く耳を持ってるね。君ら二人は。ホントに思います。」
礼二「上手いっすね。ホンマにこの尻上がりにグッと盛り上がっていくっていう様を間近で見せていただいて。あと親指の爪のトコ最高でしたね。」
富澤「設定も凄いですし、ツッコミの熱加減がこの一年で考えたんだろうなっていうのがすごく出てました。最高でした。」
塙「畳一畳あれば出来る芸。話芸なんで。ホント憧れますね。漫才師の憧れだと思います。話芸だけで笑わせるっていうトコが。素晴らしいと思いますね。」
志らく「東京漫才の品の良い所がものすごく出て、で品が良いと笑いが落ちてしまう場合があるんだけど、それがもう関西の笑いに負けないぐらいドーンと来たからこれは素晴らしいですね。」
上沼「ホントに標準語はいいなって思いました。やっぱり漫才いうたら関西弁って思って関西の方が面白いって思うんですが、全然!標準語好きになりました。」「松本さんと巨人さん仲悪いんですかっ?」
- 上沼 96
- 松本 91
- 礼二 95
- 志らく 95
- 塙 93
- 富澤 90
- 巨人 89
合計 649
上沼「ネタが好き。分かり良いし、落ち着いてるし、肉うどん好き。」
礼二「面白いですね。設定もね。最後二人でワゴンRで決めると思ったその瞬間を見てみたかったですよね。」
塙「二人の顔がすごく良いというか、顔に合ったネタで。ワニじゃない時のえっ?っていう顔がめちゃくちゃツボで。あれは何回も見たくなるというか。段々ジワジワ面白くなってきましたね。」
志らく「ワードのチョイスがとっても良くて、肉うどんはもちろんなんだけど、ラコステですよ。ラコステに一歩行ったところにそう来たかと思って。面白かったですね。」
富澤「僕は肉うどんで食べられる時の顔が好きです。変にツッコむっていうより顔で表すっていいなって思いました。」
巨人「コントずっとやってたからコント形式の漫才になってるんですよね。もっと喋りでやって欲しかったし、センターマイクから外れる意味ないんちゃうかな?って思ってね。もっとセンターマイクでやったら漫才漫才するんちゃうかって僕思うんですよ。でやっぱりもう少し掛け合いが速い方が笑いも沢山とれると思うんですけどね。ワクワク感はありましたね。」
松本「もう巨人さんと全く同じ意見。でもホントに最後だけセンターでせめて終わって欲しいかなっていう所だけが僕は減点になってしまったんですけど。でも今後ちょっと僕は肉うどん食べる回数増えていくなっていう。」
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- 松本 94
- 礼二 96
- 志らく 90
- 塙 94
- 富澤 94
- 巨人 92
合計 655
礼二「去年のパチンコと比べると雲泥の差で良くなってるという。やっぱりおじさんのかかと見てみる?っていうとこが。あの辺のあるあるをもっと増やしてええんちゃうかなっていうのと、あと頭はつくんはあの半分にした方が。」
上沼「私は紙芝居と水飴、懐かしかったです。ありがとうございます。残りましたネタが。尻上がりっていうんですか、最後に向けてガッと持って行く所なんか錦鯉のベテランの力を感じましたね。安定感というか。行くんじゃないですか?頑張って。」
松本「いやぁねぇ反社の人なのに面白いよね。そう思ったらどんどん面白くなって来る。でもね今年はめちゃくちゃ面白かったですね。めちゃくちゃ良かった。尻上がりにどんどん良くなるし。分かるよ、どんどんツッコミが強くなんのよね。緊張すると余計に。僕もその経験なんべんもしてるんで。」
富澤「ボケとツッコミが割とポン・ポンというリズムで来てたんですけど、もうちょっと畳みかけてくれたらなって思った所で畳みかけたんで、ツボにハマりましたね。で誰よりも声が出てたんで面白かったです。」
巨人「こんばんはって僕が言うたから変えてくれたん?晩に出て来て、こんにちははおかしいんちゃうか?って何かに書いた事あるんです。それやってくれたんかなってまずそれ思って。50歳ってまだ若いですけどね、進化があると思うんですよね。50歳でまだまだ進化出来るなと思って。みなさんが知らん紙芝居のネタで何で笑うんかなと思って。知らんわけでしょ?不思議な感覚にここ座ってなってましたけど、渡辺君の苦労は分かりますね。頑張って渡辺君がもっと前出たらもっとおもろなるとおもいます。」
塙「最近の漫才ってニコイチのボケとツッコミで初めて一つのボケが成立するパターン結構多いと思うんですけど、ボケただけで笑いがとれるっていうのが一番シンプルで最強だと思うので、途中からもうボケただけでも笑いが起きるっていう所がすごく高評価ですね。強かったなと思います。」
志らく「ホントにバカだなぁと見ていて思って。でもバカなんだけれどももしかしたら今50歳でしょ?私よかずっと年下なんだけど、そうは見えないだけども、60歳、70歳になったらばホントにスゴイ漫才師になるんじゃないですか?70歳ぐらいを見てみたいですね。」
- 上沼 98
- 松本 93
- 礼二 94
- 志らく 94
- 塙 93
- 富澤 91
- 巨人 92
合計 655
上沼「私名前覚えないんですけど、田渕さん好きです。すごいなぁ。クオリティ高い。これぞ漫才じゃないんですか?テンポがあって。私は大好き。大好き多いわ。私ね今田さん。今回難しいよって個性的で。だから好き嫌いになってくるっていったけど、すごいレベルが高いと思います。今年。(相方きむって言いますと聞いて)あぁそう。」
礼二「ネタのボケだけに限らず田渕と小ボケ。あと広い年齢層に支持されそうな感じすんなって。テンポも良いですし。」
塙「6000組の中で一番上手いんじゃないですかね?漫才。圧倒的な。稽古だけであんなに上手くならないと思うんですよね。だから天才なんじゃないですかね?そういう意味では。去年よりきむがちゃんと軸になってるから田渕君が安心してボケれてる感じがすごくしたので、素晴らしかったなと思います。」
松本「テンポが素晴らしいですよね。ただ一個思うのが拍手笑いがせっかくあるのでそこをもうちょっと感じれたら。次のネタに行っちゃう所がもったいなっていう所が。」
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- 松本 92
- 礼二 95
- 志らく 96
- 塙 91
- 富澤 90
- 巨人 91
合計 645
礼二「めちゃくちゃ面白かったです。今後めっちゃ楽しみやなと思いながら。場数踏んでいけばもっといけるんじゃないかなと思います。」
志らく「最初出て来て、聴き始めは地味でこりゃダメかなと思ったんだけど、だんだん盛り上がって次のネタを聴きたいを思っちゃったんです。何としても同じ顔で行くのか違うパターンがあるのかそれでちょっと甘い点になりましたけど。」
松本「将来が。3年後優勝顔ですよね。」
巨人「志らく師匠がおっしゃったように最初ちょっとね。もうちょっと早めにいったらどうやったの?あと一分あったらもっと高得点出たかもわかりませんよ。だから最初もっと言葉の殴り合い、あの形でいったら良かったんちゃうかなとちょっと残念。時間の使い方間違ったかなって思います。まだまだ伸びそうですね。」
最終決戦進出は、
- 1位通過 オズワルド
- 2位通過 錦鯉
- 2位通過 インディアンス
の3組に決定。
スポンサーリンク最終決戦
最終決戦のネタ順決定方法について補足しておくと、
錦鯉とインディアンスはどちらも655で同点ですが、各審査員の得点をそれぞれ比較してみると、
錦鯉に高い点をつけていた審査員が4名、インディアンスに高い点をつけていた審査員が2名、同点1名なので、
錦鯉が2位扱い、インディアンスが3位扱いというわけですね。
この結果をもってM-1グランプリ2021 17代目王者は錦鯉に決定。
結果を踏まえて最後の感想は、
松本「僕今までで決勝こんなに悩んだこと無かったですね。ホントに僅差でしたけど、最後の最後は一番バカに入れようと思って。錦鯉にしました。」
上沼「一番難しかったです。インディアンスは2本目との総合でいかせていただきました。頑張って。すいません。おめでとう。」
巨人「悩みました。誰が優勝しても良かったなって思います。僕はオズワルドに入れましたけど。はい。」
礼二「悩ませていただきましたけど、ホントに錦鯉おめでとう。」
富澤「賞金で歯入れてください。」
塙「ホントごめんなさい。ポロッと。モグライダーが残念で泣いてました。」
以上「M-1グランプリ2021 漫才日本一頂上決戦!史上最多6017組の王者今夜決定」についてでした。
テレ朝「M-1グランプリ」に関する全記事はこちらのリンクから