あさイチ シミ対策特集 顔のシミは消した後が大事?皮膚科先生の細胞レベルスキンケア方法
22年1月5日放送のNHK「あさイチ」ではシミ対策特集。レーザー治療で消したはずの顔のシミが戻る”戻りジミ”を防ぐには?皮膚科の先生が実践するシミ対策は?など3種の細胞レベル対策や、夢のシミ治療などシミの悩み対策を一覧でまとめてご紹介。基本的な保湿ケア、紫外線対策の他に生活習慣で顔のシミを消す方法とは?
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シミの種類
- 肝斑
- そばかす
- 老人性色素斑
【肝斑】
女性ホルモンバランスの乱れが影響していて輪郭が曖昧で左右対称。主な治療法は内服薬(トラネキサム酸など)、レーザートーニングなど。
【そばかす】
遺伝的な要素が大きく色白の人に多い。主な治療法はフォトフェイシャル(光治療)。
【老人性色素斑】
紫外線・加齢が原因で表皮や角質層が厚くなる。女性に多く40代から目立ち出し、色のついた小さなイボはこれに当てはまる。主な治療法はレーザー。
戻りジミ
レーザー治療などで綺麗にシミを取ってしまえば、その効果に満足した後はほったらかしで大丈夫と思いがちですが、
数年経つうちにあっという間にシミが再発してしまうのが戻りジミ。
番組では資生堂協力の元、戻りジミの原因についてリサーチ。
レーザー治療後に2年でシミが元通りになってしまった人をサンプルにしてシミの内部を特殊な機器で撮影してみると、そこで分かったのは「シミの形に沿って毛細血管が発達している」という事実。
毛細血管が集まっているのは表皮の下にある真皮の部分で、毛細血管が発達している場所ではメラニンの産生を刺激する因子が出る事でシミが活性化してしまっているとの事。
また、毛細血管が集中しているという事は”炎症”を起こしているという意味でもあるそうで今日のゲストやレギュラー陣を画像で比較してみると、
白鳥さんや鈴木アナはなかなか優秀。※赤色の濃さは元々の肌の色も影響
一方で男性はそもそも紫外線対策不足やヒゲ剃り後の炎症などもあって炎症を起こしやすい傾向にあるそうで、華丸さん&大吉さんはまさにその通り。
スポンサーリンク細胞レベルシミ対策:自炊
「レーザー治療で一時的にシミが薄くなったとしてもその後の生活習慣でまた再発したり、もしくはひどくなることもあるんですね。」「摩擦や紫外線の刺激など色々ありますが、それだけではなく細胞レベルで活性化させるのが重要だと思います。」
との事。
日比野先生自身も30代後半で老人性色素斑が出てきたのでその後治療を行い、そこから51歳になる今でもシミの無い状態をキープしているそう。
その秘訣を聞いてみると、購入した弁当や揚げ物、アイスやお菓子などを食べる生活から「自炊」に切り替えた事が大きいようで、よく朝に食べているのはチーズとサーモンのオムレツなど。
朝食で良質なたんぱく質をたっぷり取り入れるのがルール。
これでたんぱく質37gなので女性が一日に必要なたんぱく質量目安50gのうち3分の2をまかなっている計算。
また、青魚やサーモンがおすすめで良質な油が含まれているスキンケアフード。
ブロッコリー、ベビーリーフなどは抗酸化作用があるのでこれも美肌にはプラス。
その他おすすめフードは、ほうれん草、ピーマン、春菊、かぼちゃ、鶏むね肉、みかん、りんご、いちご、アーモンドなど。
スポンサーリンク細胞レベルシミ対策:ストレッチ
日比野先生が実践しているという、寝る前にベッドの上で出来るシミ対策ストレッチは4つ。
- 正座で両手伸ばし
- 片足上げ
- 両足上げ
- 肩甲骨ほぐし
伸ばした時にお尻が上がらないようにするのがポイント。
ヒザが直角になるように上げた所で5秒ほどキープ。交互に繰り返す。
両足を天井に向けて真っ直ぐ伸ばして1分間キープ。太ももの裏を伸ばすのがポイント。
【肩甲骨ほぐし】
左右行う。
これら4つの簡単なストレッチを寝る前に行う事で血液が循環して、睡眠の質を上げるのが狙い。
細胞レベルシミ対策:睡眠
睡眠時間は7~8時間が基本。
睡眠中にダメージを受けた細胞の除去と修復が行われるので、睡眠はたっぷりとるのがシミ対策。
夜10時~深夜2時の間はゴールデンタイムなのでこの時間帯には寝ていた方が良いというのは古い常識で、
今では眠りに着いてから2~3時間にどれだけ深く眠れるかの方が重要という事が分かって来ているので眠る時間帯についてはあまり気にしなくても大丈夫と日比野先生。
時間よりも”質”を重視するのがポイント。
スポンサーリンク一般モニター実践結果
番組では戻りジミに悩む40代~50代女性50人に協力をあおぎ、
上記3つのシミ対策を実践してもらい3週間でどれだけ変化があるか実験。
シミ対策ルールは、
- 週3回、青魚やサーモンを食べる
- 寝る前の4種のストレッチ
- 7~8時間睡眠
結果は10人中5人にシミ改善兆候あり。
炎症レベルが薄くなり、さらに炎症の数も減っていますよね。
実際のシミを見てみると確かにシミが薄くなっていて、本人も実感として肌の調子が良くなったという感想。
これらは生活習慣なので3週間では無く年単位でずっと続ける事でさらなる改善も狙えると。
日比野先生「3週間だと結果出ないじゃないか?と思ってたんですが、10人のうち5人も変化していましたので驚きました。肌の水分量も測定しておりまして、水分量に関しては全体において改善していました。」
夢のシミ取り:再生医療
最後は夢のシミ取り治療として再生医療をご紹介。
再生医療は機能低下した体の組織などを再生・修復させる治療の事ですが、体から取り出した幹細胞を再び体に戻すという方法で、いわば体を一時的に若い状態に戻すという治療法。
番組で紹介されていたのは慢性疼痛に悩む70代女性が再生医療を行い、その結果として肌も綺麗になったという例。
治療前には細かいシミが顔にあったのが1年ほどで目立たなくなったとか。
あくまでこの治療は肝疾患や糖尿病のような通常の治療アプローチでは難しいケースに対して使われるものなので、シミ取りを目的として行うものではないという事は要注意。
ただ、今後は美容目的の再生医療が取り入れられる可能性はあると日比野先生。
以上、あさイチからシミ対策特集についてまとめでした。
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