チコちゃんに叱られる 鼻をつまむと声が変わるのはなぜ?声は高くなる?低くなる?
22年1月7日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第3問は『鼻をつまむと声が変わるのはなぜ?』という問題。答えは声は口から10cmの所で合成されていて、鼻からの音がカットされて低くなるというもの。という事は黒柳徹子さんのモノマネをする時に鼻をつまんで声が高くなるのは一体なぜなのか?その謎にも迫る事に。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】安田顕、SHELLY
【VTRゲスト】いっこく堂
鼻をつまむと声が変わるのはなぜ?
3問目の指名は、
この中で一番、ステキな声の大人ってだーれ?
ここは岡村さんが回答者に。
出題されたチコちゃんの疑問は、
なんで鼻をつまむと声が変わるの?
すると岡村さんの口元に正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「つまんねーヤツだな~。」
ボケたつもりがチコってしまって自分でも驚く岡村さん。
というわけでチコちゃんの答えは、
声は口から10cmの所で合成されているから
解説は日本音響研究所の鈴木創所長。
実は人間の声というのは口だけではなく、鼻からも出ているというのが真実。
この口と鼻の両方から出る声が口から10cmの所で合成されてその人の声に仕上がると。
私たちが声を出す時は肺から送られてくる空気が声帯を震わせて空気の波が発生しますが、この空気の波は口だけではなく鼻も通り抜けて、最終的に体の外でミックス。
この口からの音、鼻からの音を別々に分離させて聴いてみると、鼻からの音は音が高くてチリチリ鳴る印象。
周波数で比較すると高さが違っていますよね。
スポンサーリンク鼻は空洞が口に比べて狭いので高い響きの音になりますが、これは楽器のサイズが小さくなると音が高くなり、楽器が大きくなると音が低くなるのと同じ原理。
以上を踏まえると、鼻をつまむと高い周波数の音がカットされるので、低くこもったような声になり声が変わると。
なるほどなるほど…ん?鼻をつまむと声が”高く”なるように思いますが鈴木先生の答えは真逆ですよね?これは一体なぜ…?
よく黒柳徹子さんの声マネをする時は鼻をつまんだりしますが、そうなると声の高い徹子さん風になったり。
ところが鈴木先生によると、鼻をつまむのとは関係なく「声を高くしているだけでは?」という指摘。
確かに…。言われてみれば鼻が詰まっていわゆる鼻声になると低くてくもったような声になりますよね。
それでも徹子さんの声マネをする時はみんな鼻をつまみがちで、その理由について鈴木先生は徹子さんの声は鼻にかかったくもった高い声質なので、それを再現する為に「鼻をつまみ声をくもらせる」「声を意識して高くする事で徹子さんを再現する」という2つのアプローチで声を似せていたと。
それを一緒に行っているのであたかも鼻をつまむと声が高くなると思い込んでいたという。
というわけでコチラが結論。
鼻をつまむと声が変わるのは声は口から10cmの所で合成されているから
でした。
鼻をつまんで言いたい一言は?という質問には「どうも。フランク永井です。」と低音ボイスのチコちゃん。
最後に塚原愛アナから補足。
口を閉じて声を出す腹話術師としていっこく堂さんの話を参考にすると、
僅かに開いた口の隙間から空気を出して声に出しているので、あの腹話術の時の声も口と鼻両方から出る音が合わさった声になっているとの事。
という事で3問目は以上。
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