今でしょ講座 断捨離のコツ、服の捨て方、片付け順番など やましたひでこルールまとめ
22年1月25日放送のテレ朝系「林修の今でしょ!講座 2時間SP」では断捨離の提唱者やましたひでこの魔法の言葉とともに、断捨離のコツや服の捨て方、片付け順番など”捨てるだけでは無い”テクニックを直接指導。というわけでBS朝日の「ウチ断捨離しました」の総集編的な放送内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンク断捨離の始め方
まず断捨離の簡単なコツをまとめておくと、
- 最初は”冷蔵庫”から攻める
- 物を全部出して”俯瞰”で見る
- 収納は空間の7割が目安
- “知らないおじさん”を追い出せ
【最初は冷蔵庫】
冷蔵庫は断捨離で大切な”今必要なもの”という考え方が分かりやすく、
基本的に食べ物しかはいっておらず、賞味期限という従わざるを得ない目安もあり、空間も限られているので短い時間で取り組むにはぴったり。
断捨離初心者はまず冷蔵庫からスタート。
【俯瞰】
例えば冷蔵庫を開けた時に見える光景というのは”横からの視点”。
奥の方に食べ物を詰めていても、前面に置いてある物しか見えませんよね。
そんな時は物を全部取り出して押収品のように広げてみる事で、自分がどれだけ物を溜め込んでいたのかという現実を知る事が出来るとの事。
さらに一次審査、二次審査、三次審査と徐々に条件を厳しくしていって冷蔵庫に戻すものを選別。
【7割収納ルール】
物の通り道分を3割程度空けておかないと取り出しにくくなるので、その結果が溜めこみ癖に。
使いやすさ・取り出しやすさ・しまいやすさ・美しさ
が収納の基本。
保留グッズ → 放置 → 知らないおじさん
捨てるか捨てないか保留した保留グッズが溜まっていくと、やがてそれは手つかずの放置状態に。
それが進むと最終的には「一体これ何?こんなの家にあったっけ?」という極限状態にまで悪化。
「顕在意識2割、潜在意識8割」というのもポイントで、意識して家にある物2割 vs 意識せず置いてある物8割というのポイント。
スポンサーリンク絵本1100冊
ここからは実際に番組で断捨離に取り組んだ人たちの実例について。
まずは仕事で使う何冊かも含めて家に1100冊の絵本があって困っているという依頼者のお宅へ。
子供との思い出が詰まっているので、子供が成人した後でもどうしても捨てられないとの事。
ここでやました先生がかけた魔法の言葉は「思い出は形がないとダメかな?」
思い出は物に宿るのでは無く、心に宿るもの。そう考え方を変えれば気持ちも楽になるはず。
こうして物を整理する事で「過去の自分と向き合える」というのが断捨離のポイント。
このポイントを胸に2週間かけて全ての本を整理した依頼者は、
「詰め込まれた本棚=自分」「絵本=子供」だったという事に気付いたようで、本を捨てる事でどんどん心が軽くなっていく感覚を覚えたとか。
子供はとっくに成人して家を巣立っているのに、いつまでも本棚(子育てに苦労していた自分)にこだわっていた考えを改める事に。
1か月経つ頃には、仕事で使う本や自分のお気に入り18冊なども含めて120冊まで圧縮に成功。
やました先生「空っぽになった状態が新たなステージなんですね。」
捨ててしまった本をまた読みたくなったら?と考えるとどうしても億劫になってしまいますが「もっと違うものが手に入っていく」”と未来への希望”に焦点を当てるクセを作るのが大事とやました先生。
やました先生「未来に困るかもしれない事と今困っている事どっちを先に解決したいですか?」
ちなみに、
どんなに物が乱雑に置いてある家に住んでいるとしても、その空間が自分にとって良い影響を与えて快適であるなら「捨てない事も断捨離」とやました先生。
例えば所ジョージさんの世田谷ベースなんて物だらけのスペースですが、どう考えても所さんはそこから良い影響を受けているようにしか思えませんよね。
スポンサーリンク服1000着
お次の依頼者はバブル時代に買った洋服が溜まりに溜まっていて1000着もクローゼットに。
クローゼット以外にも家中に色んな物があちこちに。
のんびり屋の性格で、せっかちなパートナーと衝突する事もあって「断捨離しろ。片付けろ。」と言われるたびに夫婦喧嘩になる事も。
そこでやました先生の言葉は「帰ったら、くつろげるぞ~!っていう家じゃないもん。」
パートナーも含めてみんなが清々しく過ごせる空間や夫婦円満 vs 自分が大好きな洋服
という二択であなたはどちらを選びますか?
答えは簡単なハズ。
続いて断捨離トレーナーの小林ふみこさんに指導で、捨てる捨てないの決断法については、
「好きなものだけにする勇気を持つ」というアドバイス。
物が減らないのは”専用”を作ってしまうのが原因で、常に使い道が同じものは”兼用”を考えるべきとの事。
さらに言うと、自分が好きなものを優先すべきで、好きなもので兼用が出来るとベスト。
また「使えるものを捨てるものがもったいないんじゃなくて、生かさない事がもったいないと理解する。」という言葉も。
言い換えれば「”今”使いたい物だけを残す”。”今”必要ない物にいつかは来ない。」という事を肝に銘じるべき。
やました先生「いつか使うかもしれない…ってどなたもおっしゃるんだけど、よくよく考えて見たらそれ使う必要ある?っていうかそもそも必要じゃないんですよ。」
ちなみに物を捨てられない人は口癖によって3つのタイプに分けられるそうで、
- 未来不安型「でも・だって」例:だってまた使う時が来たらどうする?
- 現実逃避型「とりあえず」例:安くなっているからとりあえず買っておく
- 過去執着型「せっかく」例:せっかくだから買っておく
あなたはこれらの口癖思い当たる節ありませんか?
今回の依頼者は溜め込み癖がかなりあったようですが、断捨離1か月後には、
キレイさっぱりになりましたね。
スポンサーリンクおもちゃ・フィギュアコレクター
お次は趣味で40年間集め続けてきたおもちゃやフィギュアのコレクションを捨てることが出来ないという依頼者。
ここでかけられた言葉は「(物との)お別れの仕方は誰かに譲る、売る、寄付も視野に」
好きで集めたものはゴミとして見れないのであれば、新たなオーナーの元へ旅立たせるというメンタルが大事。
フィギュア・ゲーム・本・DVDなどのコレクションを全て業者に引き取ってもらった事で買取金額は30万円ほどに。
服に関して、衣類を送る事で開発途上国の子供にポリオワクチンが届くという「古着deワクチン」を利用して処分。
回収キット購入金額の一部がワクチンに代わり、袋に詰めた衣類も現地に届けられて再利用されるシステム。
同じ空間とは思えない程の大変革。
スポンサーリンク断捨離の失敗
最後は断捨離にハマった人が陥りやすい罠について。
断捨離とは本来は「居心地」を作り上げていくもので、
整理整頓が行き届いていたとしても快適に暮らせない家であればそれは決して断捨離では無いというのがポイント。
そこで問題になるのが一般的に収納上手といわれる「ラベルを貼って整理整頓する」という行為。
ところがラベルはいわば諸刃の剣。
やました先生は「ラベルに対応するものを入れようとするだけでも疲れて、閉塞感がある。」と指摘。
ルールを作ってがんじがらめに管理しようとすると窮屈な家が完成。まるで圧政を敷く独裁者。
自分が決めた事を無理やり守らせるようなルール作りは絶対NG。
ラベル貼りによって家族が分断してしまった依頼者からはこんな感想。
一緒に住んでいる人たちの意見も尊重してみんなが快適に過ごせる家づくりが大切。
最後にやました先生からは、
「片付けだけを目的にすると自分自身を締め付ける。私たちは片付けるために生まれて来たわけじゃない。やっぱり片付いた空間は気持ち良いけど、良い人生を送るための手段でしかないのに、それを目的にしてしまうと失敗してしまう。」
以上、今でしょ講座の断捨離特集についてでした。
コチラの記事も
NHKあさイチ 3日間で完成!二度と散らからない・リバウンドしない片付け術のやり方は?