ノルディック複合 クロスカントリーの頬テーピングはなぜ?渡部暁斗の答え
ノルディック複合などクロスカントリーを戦う選手たちの顔をよく見ると競技中に頬にテーピングをしている姿って気になりませんか?あのテーピングの理由・意味についてノルディック複合日本代表の渡部暁斗が解答。
という事で22年2月21日放送の日テレ系「くりぃむしちゅーのTHEレジェンド 北京五輪SP」からご紹介。
スポンサーリンクテーピングは何の為?
「普通のテーピングなんですよ。膝とか足首とかにやるようなテーピング。」
との事で特に頬に貼る専用品というわけでもなく、よくあるスポーツ用テーピングが正体。
なぜ貼っているのか?という質問には、
「1枚着るみたいな感覚ですよね。顔に。下りだと時速40kmから50kmぐらいは出るんで、それで-20℃の冷気が(頬に)当たると目の周りとかも凍って来るし。」
という事でシンプルに防寒・寒さ対策として頬にテーピングを貼っているとの事。
スポンサーリンク何もしない状態だとどうなってしまうかというと、
「ものすごい冷えて来て、顔が動かなくなって瞬きとかも出来なくなるんですよ。」
「あそこにテーピングをペッと貼っておくことで体温が下がるのを抑えることが出来て。瞬きが出来る状態でレース出来るっていう。」
たったあれだけでのテーピングでも効果はかなり大きいそうで「1枚貼るだけで全然違う。」と渡部暁斗選手。
スポーツ用テーピング(キネシオロジーテープ)ではKTテープという有名メーカーが多くのチームを公式サポートしていたりしますが、この防寒用途でのKTテープ使用については、
「本来の使い方ではなく、顔の肌用にテストしていないので肌にくっ付き過ぎる懸念がある」としつつも選手たちの創意工夫で使う分に関しては自己責任でという見解を出していたり。
ちなみに専用品も販売されているようで「Anti-Freeze Face Tape(凍結防止顔用テープ)」といった名称。
鼻に貼るように予めカットされたものもセットに含まれているようですが、
いちいち専用品を用意するのが手間だったり、オリンピックでは厳しいスポンサー制約もあったりするので、であればトレーナーなどが常に持っているテーピングの方が手っ取り早いし、好きなサイズにカット出来るので都合が良いという事もあるでしょうね。
という事で以上、ノルディック複合などクロスカントリーで選手が頬にテーピングをしている理由についてでした。