プレバト俳句春光戦 2022 予選会結果 CDブロック&敗者復活の決勝行きは?
22年3月17日放送のTBS系「プレバト」では春の俳句タイトル戦である春光戦決勝への切符を巡るメンバー予選会(C・Dブロック)と敗者復活を開催。という事で出演者やランキング結果などを一覧でまとめてご紹介。
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出演者リスト
【MC】浜田雅功
【アシスタント】玉巻映美(MBSアナウンサー)
【ナレーター】銀河万丈
【専門家ゲスト】夏井いつき
【予選会出場者 Cブロック】岩永徹也、千賀健永(Kis-My-Ft2)、ミッツ・マングローブ、村上健志(フルーツポンチ)
【Dブロック】皆藤愛子、春風亭昇吉、森口瑤子
Cブロック結果
Cブロックのお題は階段orエスカレーター
プランター葬というキラーワードにまず面喰ったと夏井先生。
ただし「プランター葬」のインパクトが強すぎるせいで「初虹」が脇役においやられてしまっているという指摘。
それを踏まえて「プランター葬 はつ虹の 大きな窓」または「プランター葬を 選べば 春の虹」という添削案。
着想は非常に面白かったものの句のバランスがやや崩れてしまった点、二者択一という兼題で取りこぼしがあった点が敗因
3位 ミッツ・マングローブ『ダイヤ改正 春恨の 昇り降り』予選敗退
「春恨(春の日にどことなく憂う物思い)」というくせ者の季語に挑戦したチャレンジ精神は買うものの、全体のバランスを見た時に、強いワード「春恨」に対して「昇り降り」は時間軸がゆったりとしていてミスマッチ。
これを踏まえて「春恨の改正 駆け上るホーム」または「春恨の改正 2番ホーム嗚呼」などにすれば「昇り降り」のスピード感が増してマッチするようになると夏井先生のアイデア。
季語に合わせた時間軸の調整が上手くいっていなかった点が敗因になった模様。
2位 キスマイ千賀『静けさや 一貫校の 春休み』補欠(敗者復活枠)入り
頭に抽象名詞を置いて「や」で詠嘆をして、中下に季語を入れてワンフレーズを作るという少し変化球の形。
この形は季語と季語以外のバランスをとるのが難しいので中級者以上向けとの事。
添削なしだったものの2位に甘んじることに。
2位のキスマイ千賀とは対照的に、頭に季語を置いて詠嘆して、後ろにワンフレーズという基本中の基本の形。
その上に「卒業」の季語を真っ直ぐに主役として押し出すという非常に分かりやすい句。
階段(過去と未来)、影(別れ・切なさ)に卒業(学校生活)を重ね合わせる点も非常に良い着想で「こういう事やらせたらやっぱり村上さん上手いですよね。」「ホント嫌味な男だよね。」と夏井先生。
添削はもちろんなしで「お見事です。」の一言。
スポンサーリンクDブロック結果
Dブロックのお題もCブロックと全く同じ階段orエスカレーター
二択というテーマが十分に取り入れられていないと夏井先生の指摘。
「発車ベル あと5段 春帽子手に」とすれば発車ベルだけで駅のイメージも駆け上がるイメージも両方満たせる上に「間に合う?間に合わない?」という二択も匂わせられるという添削案。
2位 春風亭昇吉『春雷す ストレッチャーを 急かす駅』補欠(敗者復活枠)入り
季語 → 物→ 人の動き → 場所という流れで全体が一枚にまとまるという丁寧な構成で作られた句。
多作の中で一句を選ぶという春風亭昇吉の制作アプローチの賜物と夏井先生。
2位になった争点としては「春雷はそれだけで雷を表現できるのに、わざわざ”す”をつけて動詞にする必要があったのか?S音で韻を踏みたかっただけでは?」
これを踏まえて「春雷や」で良かったと夏井先生の指摘。
1位 森口瑤子『春愁を エスカレーター 地下へ地下へ』決勝進出決定
春の何とも言えない憂鬱が下へドンドン向かうエスカレーターによってさらに落ち込んでいくという一句。
地下へ地下へのおかげで映像化もはっきりとして、繰り返す事で徐々に重くなっていく心も表現できると夏井先生。
添削はなしで「腕を上げたと思いますよ。」の一言。
スポンサーリンク敗者復活
敗者復活では予選で詠んだ句の中で最も優秀とされた1名が決勝へ。
- 千原ジュニア『トラクター 祖父の膝乗る 春休み』
- 筒井真理子『春昼や こんどの人は パンが好き』
- キスマイ千賀『静けさや 一貫校の 春休み』
- 春風亭昇吉『春雷す ストレッチャーを 急かす駅』
夏井先生からの寸評では、
春風亭昇吉は”す”が足を引っ張り、筒井真理子は”春昼”の季語が動く可能性があり、キスマイ千賀は上五の”静けさや”がもう一工夫欲しかったとの事。結果的に消去法で目ぼしい減点ポイントが無かった千原ジュニアが勝ち上がる事に。
ちなみに決勝のお題は「ハプニング(の瞬間)」。
以上、プレバトから春光戦2022予選会(C・Dブロック)&敗者復活の結果についてでした。
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