チコちゃん 色鉛筆が消しゴムで綺麗に消せないのはなぜ?
22年3月25日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第3問は『色鉛筆が消しゴムで綺麗に消せないのはなぜ?』という問題。という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】川栄李奈、本郷奏多
【VTRゲスト】なし
色鉛筆が消しゴムで綺麗に消せないのはなぜ?
この日3問目の出題は、
なぜ色鉛筆は消しゴムで綺麗に消せないの?
説明する岡村さんの口元には正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「つまんねーヤツだな~。おまけでつまんねーヤツです。」
というわけでチコちゃんの答えは、
ロウが溶けて固まっているから
解説は東京鉛筆組合昭午会・理事の杉谷龍一さん。
そもそも鉛筆と色鉛筆は全くの別物だそうで、
鉛筆の芯は黒色を付けるための黒鉛とそれを固める粘土で出来ていて、鉛筆で書くと紙の凸凹に黒鉛の層が引っかかって、剥がれていくため文字が書けるというのが鉛筆の原理。
この紙の凸凹に引っかかった黒鉛の結晶を消しゴムでこすると黒鉛が剥がされるので字が消えるわけですね。
スポンサーリンク一方で色鉛筆は色の原料となる「顔料」と滑石という石を砕いた「タルク」そして「ロウ(ワックス)」、これらを固める「のり」が主な原料。
それぞれの役割は、
- 顔料 → 色のもと
- タルク → 書き味を滑らかに
- ロウ → 紙に定着しやすくなる
といった具合。
これらを決められた割合で配合して最後にのりをつかってひとまとめにすると芯が完成。
そしてこれらの原料のうちで消しゴムで消えにくくしている犯人がロウ。
ロウソクを見ればわかる通りロウは(約60℃で)加熱すると溶け、冷えると固まる性質があり、紙に色鉛筆を走らせている時の摩擦熱は60℃以上に達するのでその熱によってロウが溶けて紙の中に入り込んで、それが冷えると固着。
となると消しゴムで頑張ってこすっても紙の中にまで入り込んでしまった色まで剥がせないので消えにくいというわけですね。
顕微鏡で拡大して見てみると、紙の繊維に入り込んだ部分は消えずに残ってしまっているのが分かりますね。
というわけでコチラが結論。
色鉛筆が消しゴムで綺麗に消せないのはロウが溶けて固まっているから
でした。
消したいものは?という質問には「目をつぶってシャンプーしている時の恐怖心」とチコちゃん。
という事で3問目は以上。
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