チコちゃん 温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?元祖は伊香保温泉
22年4月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第2問は『日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?』という問題。答えは勝月堂という和菓子屋が伊香保温泉の湯の色に似せて茶色くして売ったことで定番カラーとして広まっていったそう。という事で番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】高橋克実、井上咲楽
【VTRゲスト】原田龍二
日本中の温泉まんじゅうが茶色いのはなぜ?
この日2問目の出題は、
なんで日本中の温泉まんじゅうは茶色いの?
温泉で体が温まるからとあさっての方向に答えが行きそうな岡村さんなので、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
温泉ロケが多い原田龍二さんにも聞いてみると、温泉協会のえらいさんが決めたという答えなので、
出張用チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
伊香保温泉のお湯が茶色かったから
解説は高崎商科大学の熊倉浩靖特任教授。
そもそも温泉まんじゅうの定義は「温泉地で売られているまんじゅう」なので決められたレシピのようなものは存在しないというのがまず第一。
つまり「温泉まんじゅう=茶色」とルールで決まっているわけでは無いという事ですが、
この温泉まんじゅうの定番カラーが茶色くなったのは、
群馬県伊香保温泉で売られてたまんじゅうが茶色だったからというのがそもそもの始まりと熊倉先生。
スポンサーリンク今から110年ほど前に伊香保温泉にある和菓子屋さん「勝月堂」が売り出したまんじゅうがその元祖といわれていて、
伊香保温泉の茶褐色の温泉色から茶色いまんじゅうにして売られたという歴史があるとか。
これが名物になった事から温泉地で売られるまんじゅうは茶色というカラーが徐々に定まっていったのではないかとの事。
そこで原田龍二さんを案内人役にして伊香保温泉で取材旅「チコっと小さな旅」スタート。
初代店主の半田勝三が伊香保温泉名物「黄金の湯」の色を参考にして茶色いまんじゅうを考案というお話。
実際の黄金の湯の色は茶色というよりかは黄土色っぽい少しイエローが強い感じ。
勝月堂の創業当時の1910年は渋川-伊香保間を結ぶ路面電車の伊香保軌道線が開業したタイミングで伊香保に活気が出て来た時代。
そこで伊香保の新名物に何か良い物は無いか?と思案してたどり着いたのが茶色い温泉まんじゅうだったとか。
その当時の隣人に須田さんという方がいて、江の島の片瀬まんじゅう(白と茶色のペアのまんじゅう)をお土産に見せられて伊香保でも参考にしてみれば?というアドバイスでまんじゅう作りに取り掛かったそう。
黄金の湯の色をまんじゅうに再現するのはかなり苦労があったそうで、最初は温泉を直接生地に練り込んで作ってみたり、試しに茶色いペンキを入れて色がどうなるのか実験してみたり。
そして行きついたのが黒糖を使う方法で今でもレシピは門外不出との事。
こうして売り出された温泉まんじゅうですが、
昭和9年に行われた陸軍特別大演習で昭和天皇が群馬を訪問した際にこのまんじゅうが献上され大変喜ばれた事で一気に知名度アップ。
この事実がいつの間にやら、
昭和天皇が伊香保の湯の花まんじゅうを召し上がった→温泉地の茶色いまんじゅうを召し上がった→温泉まんじゅう=茶色
と広まっていって温泉まんじゅうの定番カラーが茶色にという経緯。
というわけでコチラが結論。
日本中の温泉まんじゅうが茶色いのは伊香保温泉のお湯が茶色かったから
でした。
一番好きな茶色いおかずは?という質問には「厚揚げとしいたけの炊いたん」とチコちゃん。
という事で2問目は以上。
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