主治医が見つかる診療所 体が柔らかい人と硬い人の特徴は?1分ストレッチのやり方解説も
22年4月25日放送のテレ東系「主治医が見つかる診療所」では体が柔らかい人と硬い人の違いを解説。という事で1分で床に手がつくようになるストレッチのやり方など番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクMRI検査では?
番組では体の柔軟性を追求するサーカス芸であるコントーションのパフォーマーhonokaさんに協力してもらいMRIで体の中を調べてみる事に。
背骨がかなり曲がっているのが分かりますね。
番組主治医の菅原道仁先生の見立てでは、
「腰骨を支えている前のじん帯と後ろのじん帯が柔軟に伸び縮みしているのが分かります。」との事。
つまりじん帯を含む関節の可動域がかなり広いために柔軟性のある体になっているという事ですね。
ではこの柔らかさは生まれつきのものなのでしょうか?それとも後天的なものなのでしょうか?
10歳の壁
理学療法士の中島圭吾先生によると、
関節の可動域が広い人には共通点があるそうで、
小さいうちに関節の動かし方を覚えている事が大きな要因との事。
人間の体の組織や神経などは幼少期から10歳ごろまでに大きく成長するといわれていて、
その10歳までにどれだけ関節を動かして可動域を広げていたかが大人になった時の体の柔軟性を決めるポイントになるというわけですね。
スポンサーリンクコントーションのトレーニングに励む人たちはおしなべて柔軟性が高い人達ばかりですが、
その人たちに幼少期に何か運動を行っていたか?聞き取り調査をしてみると、
- 水泳教室
- 新体操
- クラシックバレエ
といった具合。
水泳の場合は泳ぐ動きの中で肩甲骨を大きく動かしたり、平泳ぎなどでは股関節を広く動かす必要があり、このような動きを通して関節の可動域を広げる事になるとの事。
バレエや新体操では競技そのものが柔軟性を要求するという事もあってやはりこれも可動域を広げるのにうってつけ。
MRI検査を担当した菅原先生によると、
人間の神経の成長は10歳ぐらいで大体完成するといわれていて、
体の柔らかさに直結する関節を動かす神経が成長するのは10歳までというのが医学的な解説。
という事は幼少期にこういった運動を全く行っていなかった人は大人になって頑張って柔軟性トレーニングをしても柔らかくなる事は無いんでしょうか?
筋肉の柔軟性
中島先生によると、
正しいストレッチを定期的につづければ”筋肉そのものの柔軟性”については改善する事が出来るので、何歳でも伸びしろはあるとの事。
体の柔らかを決める要素は「関節の可動域」と「筋肉の柔軟性」の2点。
スポンサーリンク関節の可動域に関しては幼少期から10歳ごろまでに培った経験が大きく影響するのは前述の通りで、
大人になって取り組んでも伸びしろはあまりありませんが、筋肉の柔軟性に関しては後の努力によって高める事が可能なんですね。
また、ストレッチなどを継続して行っていると筋肉と共に血管なども一緒に柔らかくなるので血行を促進して動脈硬化のリスクも低減されるという嬉しい効果も。
柔軟性ストレッチ3種
という事で番組では前屈で床に手が付くようにする3種類のストレッチを紹介。
- 両手をクロスして膝周りに当てて足を広げるように押す
- 足は開こうとする力に抵抗して閉じようと頑張って10秒間キープ
内ももの筋肉を緊張させる事で力を抜いた時に筋肉が緩んで柔軟性アップ。
- 両手を膝の外側に当てて足を閉じるように押す
- 足は閉じようとする力に抵抗して開こうと頑張って10秒間キープ
硬くなったお尻の筋肉を緩めて柔軟性アップ。
- 立った状態から両手で太ももをガッチリ掴んで(出来るだけ胸と太ももをくっ付ける)30秒間キープ
太もも裏の筋肉を伸ばして柔軟性アップ。
たった1分足らずのストレッチ3種を行っただけなのに、
3種類のストレッチは1日1回やるだけでOKなのでこれを毎日続ける事で高い柔軟性がどんどん体に馴染んでいくとの事。
2週間続けると柔らかい状態が長くキープされるようになるとか。
というわけで以上「主治医が見つかる診療所」から体の柔軟性に関するまとめでした。