チコちゃん 七福神とは?室町時代の二次元アイドルユニットだった?
22年4月29日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第2問は『七福神ってなに?』という問題。という事で室町時代の二次元アイドルユニットだったという解説やイケメンキャラ化した七福神など番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】牧瀬里穂、みやぞん
【VTRゲスト】下野紘(七福神の一人七役)
七福神ってなに?
この日2問目の出題は、
七福神ってなに?
富の象徴、日本にいた英雄たちの化身というみやぞんさんの説明ですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
というわけでチコちゃんの答えは、
室町時代の二次元アイドルユニット
解説は大阪・坐摩神社の権禰宜で民俗学者の橋本裕之さん。
なぜ二次元か?というと元々七福神は”絵に描かれる事によって”人気を博したからとの事。
例えば七福神が描かれた古い絵の一つ「梅津長者物語」は座敷で歌って踊って盛り上がる七福神の姿。
安らぎや癒しをアイドルに求めるという心理は昔も今も変わらなかったようで、
1467~1477年の応仁の乱で荒れ果ててしまった京都の人々によって心のよりどころになったのが七福神という存在。
というのも身近で親しみやすい神様だったからという事情もあるようで、
7人になった理由は諸説あって、7が縁起の良い数字だった事や、仏教の教え「七難」に基づくなど。
それぞれの神様を声優の下野紘さんの一人七役の声に合わせて簡単に解説して行くと、
- 漁業の神様
- 商売繁盛の神様
- 右手に釣り竿、左手に鯛
- もともとはヒンドゥー教の破壊神マハーカーラ
- 日本で五穀豊穣と財福の神様に独自進化
- 右手に打ち出の小づち
- もともとはヒンドゥー教の女神サラスヴァティー
- 学問や学術の神様で通称:弁天様
- 琵琶を奏でる
- 戦の神として戦国武将からの信仰を集める
- 厄除けや勝負事にご利益
- 鎧兜に槍で勇ましい姿
- 実在した人物
- 不思議な能力を持つ中国の僧侶
- 大きな袋を持っている
- 長寿を授ける神様
- 鹿を連れている
- 長寿を授ける神様
- 鶴や亀を連れていて長い頭が特徴
この中で恵比寿、大黒天が絶対的な2トップとしてグループを引っ張っていたようで、
AKB48だと前田敦子、大島優子のような存在だったと橋本さんの解説。
ちなみに毘沙門天は多聞天という名前で別のユニット四天王のメンバーにも君臨。
指原莉乃がHKT48にも所属した事になぞらえる橋本さんの解説。
また、七福神には初期メンバーというのも存在して天鈿女命(あめのうずめのみこと)がその一人。
日本最古の踊り子といわれる芸能の神様でおたふくやおかめのモデルになったとも。
胸をさらけ出して踊るというなかなか過激なパフォーマンスが祟って、世間一般に広く受け入れられるようにと弁財天に改められたと橋本さん。
この七福神ですが江戸時代に入ると福禄寿と寿老人が実は同一人物だったというちょっとしたスキャンダルが発生。
2人の神様のルーツは共に南極老人(なんごくろうじん)という中国の道教で信仰される神様だったことが発覚。
こういった経緯もあって他にもメンバーチェンジなどが議論されてきた歴史があるようですが、それでも七福神人気がなかなか揺るがなかった事もあって今でも七福神として不動の存在で。
スポンサーリンクというわけでコチラが結論。
七福神は室町時代の二次元アイドルユニット
でした。
チコちゃんにとってのアイドルって誰?という質問には「エマニエル坊や」とチコちゃん。
最後に塚原愛アナから補足。
七福神の成り立ちやメンバー変遷については諸説あって、地域・寺・神社によってメンバーが違うといった事も。
もう一人別の神様(幸福と美の女神・吉祥天)を加えて八福神とするケースも。
という事で2問目は以上。
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