チコちゃん 猫の目が光るのはなぜ?反射板タペタムが目の中にあるから
22年4月29日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第3問は『猫の目が暗闇で光るのはなぜ?』という問題。という事で猫の目に存在する光を増幅する反射板タペタムの解説など番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】牧瀬里穂、みやぞん
【VTRゲスト】なし
猫の目が暗闇で光るのはなぜ?
この日3問目の出題は、
なんで猫の目は暗闇で光るの?
猫同士がぶつからないようにという岡村さんの説明ですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
続けて説明するみやぞんさんの口元には正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「おまけでつまんねーヤツだな。」
正解を言われてちょっと悔しいチコちゃんからの漢字の問題は「おぎくぼ」ですが全員不正解。
正解は「荻窪」ですね。
というわけでチコちゃんの答えは、
目の中に反射板があるから
解説は岡山理科大学の伊藤良樹准教授。
人間の目と猫の目の構造は両者ともほぼ同じなのですが、ただ一か所だけ大きく異なっているのが
タペタムという反射板が存在しているかいないかの違い。
スポンサーリンク猫の目に存在するタペタムは網膜の裏側にあって、これが目の中に入って来た光を反射。
つまり猫の目自体が発光しているわけでは無く、あくまで光を反射しているだけ。
これは目の中に入って来た光を反射させて増幅させているからで、
タペタムの無い人間の目だと入って来た光は網膜を一回だけ通過。
一方でタペタム付きの猫目だと入って来た光は網膜を一回通過した後にタペタムに反射して、反射した光がもう一度網膜を通過。
つまり猫の場合は2回通過しているわけですね。
これによって光を感じる量が2倍になるので暗闇でも物がよく見えるように。
猫の先祖は野生のヤマネコ(リビアヤマネコ)でその主なエサはねずみ。
ねずみは夜行性なので暗闇でも獲物を捕らえられるように進化したわけですね。
いわば暗闇用の暗視装置が備わっている猫の目ですが、昼間だと瞳孔によって目の中に入って来る光の量を調整してまぶしすぎる状況を回避。
また、昼間は光が常に目の中に飛び込んでくる状態なので、これによってタペタムに反射した光が周囲の光と混ざってまぶしさを感じにくくなっているという事も。
暗闇で見る光と昼間に見る同じ強さの光だとその感じ方が異なりますよね?
これと同じような現象。
他にもタペタムがある動物はたくさんいて犬、シマウマ、タヌキ、ライオン、コビトカバ(カバにタペタムは無し)、アイアイ(普通のサルはタペタム無し)だったり。
カバは夜行性ですがその存在が強大なので天敵に狙われる心配がないという事でタペタムは無いのではないかと伊藤先生。
というわけでコチラが結論。
猫の目が暗闇で光るのは目の中に反射板があるから
でした。
目の光らせているのはどんな事?という質問には「円相場」とチコちゃん。
動物に故意に強い光を当てると網膜を傷つけるリスクがあるので絶対にNGという注意喚起で3問目は以上。
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