チコちゃん 急がば回れの”回れ”の意味は?回り道するのは琵琶湖が答え
22年7月15日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第2問は『急がば回れの回れってなに?』という問題。実はあのことわざが生まれたのは琵琶湖が舞台だそうで番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】久本雅美、竜星涼
【VTRゲスト】なし
急がば回れの回れってなに?
この日2問目の出題は、
急がば回れの回れってなに?
山を回るという答えの久本雅美さんですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
琵琶湖を回れ
解説は京都橘大学の池田修教授。
そもそもこの急がば回れの言葉が生まれた舞台は江戸時代の琵琶湖で、
京都誓願寺の僧侶だった安楽庵策伝の語った話を集めた醒睡笑(せいすいしょう)がその原典と考えられているとか。
そこには「武士のやばせのわたりちかくともいそがばまわれ瀬田の長はし」という文章が登場。
- やばせ=滋賀県草津市にある矢橋の船着き場
- 瀬田の唐橋=滋賀県大津市にある橋
当時、江戸から京都に至る道には主に2ルート(中山道、東海道)あり、
琵琶湖周辺になると2つの道は交わって瀬田の唐橋を通って京都へと向かいますが、
途中で船着き場に方向を変えて、船で琵琶湖を渡る水路パターンも存在。
この時に急がば回れとは「船で行った方が早くても、急いでいる時こそ陸路で行った方がより安全なので橋を通るべき」という意味に。
実は琵琶湖は荒れやすい湖で、山から吹き下ろす風の影響で突然荒れ狂う事も多々。
この琵琶湖周辺を言い表した表現がいつしか全国区になった要因については、
この言葉が生まれた草津市は中山道と東海道がぶつかる要衝であり、行き交う旅人の間でこの急がば回れの言葉が話題になって、全国に広まったと考えられているとか。
スポンサーリンク草津は賑わいを見せる宿場町で船or橋を決めた分岐点もあった事から、
という事でコチラが結論。
急がば回れの回れは琵琶湖を回れ
でした。
遠回りしたい時は?という質問には「月がとっても青いから遠廻りして帰ろう~♪」と歌うチコちゃん。
2問目は以上。
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