チーズが伸びる理由はストッキングと同じ?一番長く伸びるチーズは?チコちゃん
22年7月22日放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」の第1問は『チーズがビヨ~ンと伸びるのはなぜ?』という問題。答えはストッキングと同じ原理だそうで、簡単なチーズの作り方、一番伸びるチーズの種類、チーズを12mまで伸ばす方法など番組内容をまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】生見愛瑠(めるる)、大竹まこと
【VTRゲスト】豊原謙二郎アナ(ナレーション)
チーズがビヨ~ンと伸びるのはなぜ?
この日1問目の出題は、
なんでチーズはビヨ~ンと伸びるの?
伸ばしてみんなで食べるためというめるるさんの答えですが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
ストッキングがビヨ~ンと伸びるようなものだから
解説は日本獣医生命科学大学の三浦孝之准教授。
- チーズの原料となる牛乳を加熱殺菌
- 乳酸菌を加えて発酵 (この時に美味しさもアップ)
- レンネットと呼ばれる子牛・子羊の胃などに含まれる酵素を加える
- 1時間ほどすると乳たんぱく質が固まってプリン状に
- 細かくカットしてホエイ(水分)を出し、ホエイを取り除いてチーズの素が完成
- お湯で温めて形を整えるとモッツアレラチーズ完成
チーズの素を熟成させて白カビをつけるとカマンベールチーズになったりと、
チーズの素から様々なチーズに派生するわけですね。
スポンサーリンクとここで本題に戻して、チーズが伸びる理由についてですが、
チーズの主な成分はたんぱく質・脂肪・水分ですが固まっている状態の時はカゼインと呼ばれるたんぱく質で出来た網目構造の中で脂肪や水分が冷えて固まっている状態。
バターはたんぱく質を含まず脂肪分が多いので、熱を加えるとドロッと溶け出しますが、
一方でチーズの場合はカゼインのネットに包まれている脂肪や水分が外に溶け出さず、カゼイン自体も熱によって柔らかく変化。
この時にチーズを引っ張ると脂肪分などを包んだ状態のままビヨ~ン。
脂肪や水分がネットに包まれているのでまるでストッキングというわけですね。
とここで一番伸びるチーズの種類はどれなのかC-1グランプリと銘打って比べてみる事に。
- 1位 モッツアレラチーズ 1m63cm
- 2位 ゴーダチーズ 33cm
- 3位 ラクレットチーズ 24cm
- 4位 チェダーチーズ 13cm
- 5位 とろけるスライスチーズ 9cm
- 5位 カマンベールチーズ 9cm
モッツアレラチーズが桁違いの伸び率を記録して優勝したわけですが、
一般的に伸びるチーズはナチュラルチーズに多く、これを加工したプロセスチーズは不利。
また、モッツアレラチーズ以外のチーズには熟成工程があり、
熟成が進むうちに先ほどのカゼインの網目が分解されてしまい脆くなるので伸びにくくなるとの事。
これが熟成していないナチュラルチーズであるモッツアレラチーズが一番伸びる理由。
そんなモッツアレラチーズのポテンシャルを最大限引き出してさらに伸びるようにするには、
90~100℃のお湯に食塩を加えて熱々の食塩水を作り、これをチーズに練り込むという技が有効。
こうするとカゼインの網目に塩水が入り込んで網目が大きくなり、より伸びるように。
という事でコチラが結論。
チーズがビヨ~ンと伸びるのはストッキングがビヨ~ンと伸びるようなものだから
でした。
伸ばしたいのは?という質問には「シティボーイズとのからみ。いつまででも喋っておきたいです。」とチコちゃん。
1問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから