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プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング結果 1位はこれぞ俳句と夏井先生絶賛


22年9月8日の「プレバト」では秋の俳句タイトル戦・金秋戦の予選Bブロックを開催という事でランキング結果など一覧でまとめてご紹介。

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ランキング結果

5位最下位 キスマイ北山『紅葉且つ散る 袖高欄の一樹』プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング5位最下位 キスマイ北山

袖高欄は橋や階段の端に続けて設けられた手すりの事。

ずばり難しい季語に挑戦したその意気は良いものの、その難しさを意識するあまりに失敗とバッサリ。

難しい季語に取り合わせて難しい表現を付け加えた時点で背伸びしているという指摘。

「あなたの言いたい事の真意は本当にこの句で表現できているの?」と疑問を感じてしまうという夏井先生としては『紅葉且つ散るに 遅速の 空青し』にしてより言いたい事を鮮明にした方が良かったというアドバイス。

こうすれば色づきが早い・遅い木があって、背後には青い秋晴れの空があって、紅葉は早く散ったり、遅く散ったりするもんだなという作者の思いがよりくっきりに。

4位 篠田麻里子『山粧(よそお)ふ 三年(みとせ)タグ付き 登山靴』プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング4位 篠田麻里子

“山粧ふ” “登山靴”で季重なりに挑戦している点については季語の強弱をつけるというセオリー通りにしているものの、その強弱の付け方がちょっと不足していてもったいないという夏井先生の指摘。

ポイントは中七の”三年”で登山靴とセットにするのではなく、山粧ふにくっ付けるべきだったというアドバイスで『三たび山粧ふ タグ付き 登山靴』にすると山の粧いが3年目というニュアンスが強調できるので季語の強弱がさらに鮮明に。

季語が強まったおかげでタグが付いたままの登山靴の寂しさとの対比がよりハッキリ。

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3位 中田喜子『数取器始動 出水に鶴来る』プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング3位 中田喜子

数取器始動出水と漢字が連なると地名の出水(いずみ)では無く夏の季語である出水(でみず)にどうしても引っ張られてしまって、夏の川の氾濫をモニタリングでもしてるのかな?と勘違いしてしまうという問題点で「俳句として損。もったいない。」と夏井先生。

これを回避するためには語順を変えてしまうのが最適解で『鶴来る出水よ カウンター始動』とすれば、地名の出水である事は明らかで、漢字が続き過ぎて重くなってしまう問題はカウンターとカタカナにして軽やかに解決。

2位 ミッツ・マングローブ『解熱剤効き 秋晴の 午後を知る』プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング2位 ミッツ・マングローブ

行楽の秋のテーマを逆手にとって「行けなかった寂しさ」を詠む発想を高評価。

解熱剤で体の状態を一発で表現した上で、効き→秋晴れの午後で時間経過を表現出来ているおかげで「熱が引いたと思ったらもう時すでに遅し」が簡単に読み取れるのは”効き””知る”の叙述も上手くいっている証拠と夏井先生。

1位 森口瑤子『秋晴や 「アリクイさんぽ 三時より」』プレバト俳句金秋戦2022 予選Bブロックのランキング1位 森口瑤子

俳句の構造としては季語を詠嘆して、動物園の張り紙文句を後にくっ付けるだけととてもシンプル。

ただそれだけでも「3時からアリクイの散歩があるのか、じゃあ待ってようか。」または「3時まで他の動物覗いてみようか。」と秋晴れの下でウキウキとした気分・光景がありありと浮かんでくる時点で勝ち。

親子?恋人同士?友達グループ?遠足?と色んな想像を読み手に浮かばせられるのも高評価ポイント。

夏井先生曰く「これが季語をちゃんと主役に立てた肩の力の抜けた俳句」と大絶賛。

というわけでBブロックから決勝進出を決めたのは1位の森口瑤子。

2位以下は敗者復活戦へ。

以上、金秋戦2022予選Bブロックの結果でした。

TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:「プレバト俳句」

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