プレバト水彩画2022 秋コンクール結果や作品ランキング一覧 最高傑作連発で優勝者は?
22年10月13日の「プレバト」では秋の水彩画コンクール2022のタイトル戦を開催という事で出演者や作品ランキング結果など一覧でまとめてご紹介。光宗薫、田中道子、辻元舞、HGの水彩画四天王の最高傑作連発に野村重存先生の評価は?
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作品ランキング結果
野村先生「上手だな。電車の影、前面の明るさ、ホームの光のコントラストが効いてますね。」
一方で他の作品と比べての相対評価となるスピード感は2点と惨敗。
パッと見て通過中の電車なのか停車中なのか分からないのが最大の問題で、スピード感を表現する為に移動線を描いたり、窓の映り込みの工夫、ぼかしを入れたりという工夫は見られるもののまだまだ工夫が足りないと野村先生。
- 構図 27点
- 風景描写 27点
- 明暗 30点
- スピード感 2点
- 合計 86点
すれ違う奥の電車のライトに光の線を足し、さらに背景をほどよくぼかしてスピード感を表現。
背景が止まっている中川大輔作品とは大きく異なって感じられますね。
野村先生「こりゃまた上手に描いたね。絵が綺麗ですね。顔の表情がみんな違うんですよ。描き分けてあるんですね。」
一方で縦構図にして背景の隅々まで細かく丁寧に描き過ぎていて主役となるべきジェットコースターが引き立って来ないという問題点を指摘する野村先生。
- 構図 24点
- 風景描写 30点
- 明暗 28点
- スピード感 6点
- 合計 88点
ジェットコースターに強い色を使っているのに対して背景は淡く。背景を抽象的な色で流すように描く事でスピード感を表現すると共に主役を引き立たせるテクニック。
また縦構図だと周囲の風景が入り込み過ぎてしまうので横構図にしてジェットコースターに焦点が合うよう修正。
スポンサーリンク野村先生「ワンちゃんの犬種の違いまで分かるし表情もよく見てますし描写力は間違いなく確立してますよね。葉っぱの表現なんてなかなか出来ないですよ。草、原っぱ、遠くの森、上に被って来る小枝、そして空。何もかもめちゃくちゃ上手。」
疾走感を表現するために蹴り足で舞い上がる草を描いた点も高評価。
一方で静止した風景の広さに主役の犬が負けて立って来ず、全体的に平和なイメージに見えてスピード感が伝わってこないという問題点。
- 構図 26点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- スピード感 5点
- 合計 91点
余計な風景は一切排除してとにかく走るシーンに一点集中。
風になびく毛並み、少しオーバーに草をぼかす事でスピード感を表現。
犬が作る影も強く濃く描く事で風景と差別化。
野村先生「たこ焼きの質感。背景の小道具の質感が見事。」「こんな上手な人いたんですね。」
手先とピックの先端をあえてぼかす事でスピード感を表現している点は高評価。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- スピード感 7点
- 合計 97点
一度は100点満点の評価だったものの他の作品との相対評価となるスピード感が修正されて10点→7点に。結果4位にランクダウンするという憂き目に。
スポンサーリンク野村先生「見た瞬間に音がカキーン!とすごい!構図が素晴らしい。下から見上げる煽った感。パーンと振り切って空に向かっていくボールに集約される。躍動感、スピード感、迫力全部あると思います。マイナスは無いよ。」
勢い余って離れた指の力感まで細かく描かれていて、踏み切った足には靴裏と地面との間の空間が素晴らしいと絶賛。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- スピード感 8点
- 合計 98点
野村先生「楽しそう。人物それぞれが絵から出てきそう。音楽が聴こえてきそう。空間の躍動感が波動と伝わってくるような。ストップモーションして組み合わせてる構成力がすごいですよ。」
背景に描いた奥へと続く柵が良い仕事をしていて、空間の奥行きを表現するのに一役買っていると野村先生。
さらに絵の具が乾く前に塩を振るソルトテクスチャーの技法を使って描いた雲の躍動感も手伝って絵にエネルギーを感じるとの事。
「マイナスを言えっていう方が無理。」「これ傑作だと言っておいてください。」と大絶賛。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- スピード感 9点
- 合計 99点
「いやぁ…こらぁすげぇな…こらぁ上手だよ。総合力1位」という野村先生のべた褒め。
生命力あふれる大自然の水しぶきがダイナミックに描かれていて躍動感・スピード感にばっちり焦点。
さらに縦構図の妙が活きていて、絵の下3分の2で躍動感を最大限引き出している一方で上の3分の1で静止した風景描写を描く事でその静と動のコントラストが明確に。
- 構図 30点
- 風景描写 30点
- 明暗 30点
- スピード感 10点
- 合計 100点
1位と2位を分けた点については顔の表情のリアルさを挙げる野村先生。
「描く事が楽しいと感じてないとこういう風には描けないですよ。また進化した。」という総評で以上。
という事で光宗薫が2022年秋の水彩画コンクール優勝という結果に。
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