鼻水が出るのはなぜ?出ないと死ぬ?チコちゃん
23年1月6日放送のNHK「チコちゃんに叱られる 拡大版SP」の問題『鼻水って何?』の答えは鼻水には人間が生きるために絶対必要な3つの役割があるという事で番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】大森南朋、有村架純、杉野遥亮
【VTRゲスト】工藤美桜、半田健人
鼻水って何?
3問目の出題は、
鼻水って何?
いらなくなった水分が出ているといった答えが出ていますが、
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
という事でチコちゃんの答えは、
鼻水がないと人は死にます。スーパーヒーローなのだ~!
解説はJCHO東京新宿メディカルセンターの石井正則先生。
鼻の中にある鼻甲介と呼ばれるヒダ部分は何かしらの刺激を受けると鼻粘液を分泌しますが、これが鼻水の素。
そして鼻水は大きく3つの役割で体を守っていると石井先生。
さらに鼻水が無くなると人間は最終的に死に至るという恐ろしい言葉まで。
という事で鼻水の役割をまとめると、
- 熱い空気を体温に近い温度まで下げる
- 冷たい空気(=乾燥した空気)に潤いを与える
- 体内に侵入した異物を外に出す
熱い空気が鼻水が無い状態で体内に入っていってしまうと気道や肺がダメージを受けて最悪は呼吸困難に陥ってしまう事も。
鼻水がある事でたった1秒ほどで熱い空気を冷却してくれて体を守っているというわけですね。
ちなみに唐辛子が入った食べ物などを食べると鼻水が出るのは、
43℃以上の熱に反応する組織であるTRPV1に唐辛子のカプサイシンが作用していて、体が熱を持っているので冷やさないと!と勘違いして鼻水が出ているとか。
乾燥した空気がそのまま肺の中に取り込まれると細胞が破壊されてウイルス増殖のリスクとなりますが、
冷たい空気というのは乾燥しているのでそこに潤いを与えるのが鼻水の役割。さらに鼻甲介が血液を集めて鼻を温めるという役割も。
ところが鼻水が出続けて、鼻甲介に血液が集まり続けると、鼻の中のスペースがどんどん狭くなってしまうので鼻詰まりに。
この時にわきの下を水の入った500mlペットボトルなどで冷やすと鼻甲介の血管を収縮させて一時的に鼻詰まりを抑える事もできるとか。
鼻の奥から喉にかけては線毛と呼ばれる小さな毛が生えていますが、
この毛は常に小刻みに動いて鼻水とウイルスなどの異物を喉の奥へと運ぶ役割。
鼻水がしっかりウイルスにまとわりついて悪さをしないようにしつつ、胃まで運んであとは胃液で殺菌。
また鼻甲介が刺激を受けるとくしゃみが出ますが、この時に入り込んだウイルスやホコリなどの異物が一気に外に押し出されるという働きも。
という事でコチラが結論。
鼻水は無いと人は死にます。スーパーヒーロー!
でした。
3問目は以上。
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