車掌さんの声が鼻声なのはなぜ?今はしないルール?チコちゃん
23年3月10日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『車掌さんはなぜあの喋り方?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】高山一実、滝藤賢一
【VTRゲスト】なし
車掌さんはなぜあの喋り方?
1問目の出題は、
なんで車掌さんはあの喋り方なの?
チコちゃんの答えは、
騒音を避けるため
解説は車内放送装置メーカーである八幡電機産業株式会社の設計部・山本聡さん。
電車の車内アナウンス(車内放送装置)が普及したのは約70年前。
そのきっかけは1951年に発生した列車火災事故で、
当時アナウンス装置が無かったことが災いして安全な避難誘導が出来なかったことを教訓として設置が進んだという経緯。
こうして1960年代には多くの車両に車内放送装置が配備され、
緊急時以外にも通常時の停車駅のアナウンスにも利用されるように。
ところが電車走行中の騒音によってアナウンスが聞こえづらいという問題が発生。
そこで生まれたのがあの鼻にかけたようなあの独特の喋り方。
普通の話し声でアナウンスすると騒音と音の成分が似通っていて埋もれてしまうところが、
これは鼻腔共鳴と呼ばれる音の出し方で、これによって高い音が出るのがポイント。
いつ誰がこのようなテクニックを使いだしたのかは不明なようですが、
現在のマニュアルでは「独特な抑揚や言い回し、話し癖を出さない」という指示。
今ではマイクの性能もアップしており、独特な声の方が聞き取りにくいという苦情が利用者から寄せられる事があるので避けているのが実情。
車掌の判断によっては鼻にかかったアナウンスをして目立つように意識しているという例も。
という事で1問目は以上。
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