サービスエリアの駐車場が斜めの理由は?チコちゃん
23年6月16日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜサービスエリアの駐車場は斜め?』の答えや専門家おすすめサービスエリア3選など番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】大竹まこと、髙橋ひかる
【VTRゲスト】なし
なぜサービスエリアの駐車場は斜め?
3問目の出題は、
なんでサービスエリアの駐車場って斜めなの?
チコちゃんの答えは、
逆走を防ぐため
解説は城西国際大学の佐滝剛弘教授。
日本初のサービスエリア開業は日本初の高速道路が開通した1963年で、栗東ICと尼崎ICを繋ぐ名神高速道路の開通と同時に誕生しましたが、
駐車場の形を見てみるとこの当時から斜め。
この当時斜めになっていた理由は「一台でも多く車を停めるため」だったそうで、
山あいなどに造られる事が多かったサービスエリアは建設費用節約もあってそのスペースは必要最小限に抑えるという時代。
そこで敷地が狭いサービスエリアでは駐車場を斜めにして、敷地が広いサービスエリアでは真っ直ぐな駐車場と分けられていたとか。
駐車スペースが真っすぐだと停める際にハンドルを切り返す必要があって、ある程度の道幅を確保しなければいけませんが、斜めだと進入角度が緩くなって通路幅も狭くてOK。
実際にどのくらい差が出るかというと、真っすぐ駐車場の161台から斜め駐車場に改装して190台に増えたケースも。
さらに斜めにするメリットはこれだけではなく「逆走事故防止に役立つ」という事も近年になってから判明。
真っすぐな駐車場だと右に出るか?左に出るか?というのは五分五分なので出口に行くつもりが誤って入り口に向かって出ていくケースも発生しますが、
斜めの駐車場だと進む方向に車が向いた状態で停まっているので本能に従ってその方向に進めば出口に自然と向かうという利点。
実際、斜めの駐車場が増えて行った20年ほど前からサービスエリアやパーキングエリアが原因で起こる逆走事故の件数は優位に減っているそうで、
最近は「バックで駐車して、前進して駐車場を出ていく」形のサービスエリアも登場していて、
これは接触事故を減らすという狙いがあって今後はこの方式に変わっていく方針になっているとか。
最後にすべてのサービスエリア、パーキングエリアを巡ったという佐滝先生がおすすめスポットを紹介。
古い町並みを再現しているPA。
観覧車、ゴーカート、メリーゴーラウンドなどテーマパーク型のPA。
湖のほとりに建っているので車を停めたまま遊覧船に乗れる日本唯一のSA。
という事で3問目は以上。
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