天気頭痛、ストレートネック、冷房冷え性、二の腕痩せ&巻き肩治しストレッチのやり方 あさイチ
23年6月20日放送のNHK「あさイチ」では夏のコリ特集として天気頭痛に側頭筋ほぐし、ストレートネックの治し方、冷房冷え性に仙骨まわし、二の腕痩せ&巻き肩治しのストレッチ、エクササイズのやり方をまとめてご紹介。
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天気痛に側頭筋ほぐし
天気(気圧の変化)の影響を受ける頭痛やコリ、肩の痛みなどを持っている人は内耳が気圧の変化に敏感になっているのがその原因と語るのは日本で初めて気象病・天気痛外来を開設した佐藤純医師。
耳の奥にある内耳には気圧の変化を感じ取るセンサーがありますが、このセンサーは耳周りの血行が悪くなると敏感に。
センサーが過剰に反応すると脳がストレスを感じて交感神経が興奮し筋肉の緊張を引き起こし、肩や首にコリを感じるというメカニズム。
これを解消するには耳の血行を良くするのが良いと佐藤先生。
解消法としては『側頭部ほぐし』がおすすめで、
手を鷲掴みの形にして小指をこめかみに、親指を耳たぶの下に当てるように置く。
中の指3本が側頭筋に合う形になっているので、両手を使ってヘッドホンをしているような形に。
5本指で押しながらグルグルと30秒回す。
前回し、後ろ回しどちらでもOKですが、動きがスムーズではない方を優先して回すのがおすすめ。
ネイルなどをしていて指で押せない人は両耳たぶをつまんでグルグル回すだけでも効果があるとの事で、
時間帯はいつでも良いので毎日1回以上行うと天気痛予防になるとか。
ストレートネックの治し方
スマホの見過ぎなどが続くと首の骨が真っすぐになるストレートネックの傾向が強く、
こうなると内部の椎骨動脈の血流悪化やリンパの流れが悪くなってしまうので、これもまた内耳のセンサーが過敏になるケースが多いと指摘する佐藤先生。
解消法としては頭を前に出す時に働く「大胸筋・広背筋」「頭板状筋」「胸鎖乳突筋」を順番にほぐすと効果あり。
『大胸筋・広背筋の胸開きエクササイズ』
ゆっくり5回繰り返して30秒ほど。
『頭板状筋のかしげストレッチ』
手を頭の後ろで組んで、やや右側に当てる。
反対側も同じように30秒。
腕の重みで頭を下げる程度でOK。グイグイと力を込めると首を痛める可能性があるので要注意。
この動作自体がキツイ場合は手を使わずに首を斜め下に向けて倒すだけでもOK。
『胸鎖乳突筋ストレッチ』
左手を右側の鎖骨に当てて首を左に倒す。
「大胸筋・広背筋」→「頭板状筋」→「胸鎖乳突筋」の順番にほぐすのが良いとの事。
ちなみに肩コリが特に気になるという方には『Wエクササイズ』がおすすめで、
手の平を外側に向けながら手を降ろしていき、最終的に胸を張ってアルファベットWの形に。
3秒間キープしたら上に伸ばして元通り。
上げて降ろしてを2~3回繰り返したら終了。
スポンサーリンク冷房冷え性に仙骨まわし
夏の冷房でコリが起きてしまう冷え性の人は、お尻の上(腰のあたり)にある仙骨に多く存在する太い血管の血行が悪くなっている事が多いそうで、
ここをほぐしてやると全身の血行がアップするとの事。
中指をお尻の割れ目に当てた時に手の平の逆三角形に当たる所が仙骨ですが、
ここをほぐすには『仙骨まわし』がおすすめ。
仰向けに寝て両膝を両手で抱える。
逆回しも同様に。
仙骨の逆三角形の頂点を順番に床に当てていくイメージ。
続いてそれぞれの手で膝を抱えた姿勢で外回し3回、内回し3回を行う。
こちらも仙骨の逆三角形にしっかり体重が乗るのを感じながら行うのがポイント。
足を開き過ぎると股関節を痛めるリスクがあるので肩幅、肩幅よりやや広いぐらいでOK。
仙骨周辺が冷えると冷え性の症状が悪化してしまうので使い捨てカイロで仙骨周りを温めたり、ブランケットや腹巻などで温めてやるのもおすすめとの事。
ブランケットや腹巻などで温めてやるのもおすすめとの事。
サーモグラフィ画像で首、指先が温かくなっているのが分かりますね。
二の腕痩せ&巻き肩治し
二の腕プニプニが気になる人は肩が内側に巻いているいわゆる「巻き肩」になっているケースが多いそうで、
長時間のデスクワークや横向きで寝ている人は巻き肩になりやすいとか。
巻き肩だと腕を動かしにくくなるので二の腕の筋肉(上腕三頭筋)の筋肉量が減ってたるんでしまうというメカニズム。
さらに巻き肩だと二の腕自体が体に押し付けられる形にもなるので筋肉がつぶれて太く見えるという場合も。
気をつけの姿勢で両手を真横ではなく太もも前部にかかる位置に置いてしまう人は巻き肩傾向。
二の腕痩せ&巻き肩治しには「胸のストレッチ」「上腕三頭筋ストレッチ」がおすすめ。
『胸のストレッチ』
正座の姿勢で両手を後ろで組んで肘を伸ばして上に上げていく。
無理のない位置まで上げたら顎を少し上げて胸を突き出す姿勢で30秒キープ。
体がかたい人は両手を腰に当てて胸を張るだけでもOK。
『上腕三頭筋ストレッチ』
片手を上に上げて手の平を首の後ろにつける。
二の腕が伸びている事を感じつつ30秒キープ。
最低でも2週間続けると肩が正しい位置にキープできるようになってくるとか。
『二の腕の筋肉を鍛える簡単トレーニング』
二の腕の筋トレも合わせて行うとより効果的ということで、
椅子に浅く腰かけて胸を張りながら両腕を後ろに伸ばして10秒キープ。
同じ姿勢で肘の位置を変えないように意識しながら曲げたり伸ばしたりを10回繰り返す。
さらにレベルアップする場合は水を入れたペットボトルを使ったりダンベルなども使うとより本格的なトレーニングに。
以上、あさイチ夏コリ特集でした。
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