目が悪くなる仕組みは?近視になると何が変わる?チコちゃん
23年9月22日放送のNHK「チコちゃんに叱られる」の問題『近くでばっかりモノを見ると目が悪くなるのなぜ?』の答えなど番組内容を簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】牧瀬里穂、土田晃之
【VTRゲスト】なし
近くでばっかりモノを見ると目が悪くなるのなぜ?
2問目の出題は、
なんで近くでばっかりモノを見ると目が悪くなるの?
チコちゃんの答えは、
目ん玉が後ろに伸びるから
解説は東京医科歯科大学の大野京子教授。
目は様々なモノの色や形を光の情報として取り入れていて、
光が水晶体と呼ばれるレンズを通ると網膜にその情報が映し出され、
視神経を通じて脳に信号が送られて「見える」という状態に。
そこで「近くでモノを見る」という状態を実験器具を使って再現してみると、
網膜の役割をするスクリーンに焦点が合っていないのでボヤけた状態に。
モノが近付いた分だけ焦点が後ろにズレていくわけですが、
これを解消しようとレンズの働きをする水晶体は厚みを自動調整して何とか網膜に焦点を合わせて「近くのモノでも見える」という状態に。
ところがこれが常習的に近くでばかり見るようになってしまうと、水晶体の厚みではなく、水晶体から網膜までの距離を離して何とか焦点を合わせようと目が変化。
こうなると遠くのモノを見ようとしてどれだけレンズの厚みを調整しても眼球が伸びてしまっているせいで調整しきれずに、遠くのモノがボヤける事に。
これが近視。
基本的に一度伸びると元には戻らないそうですが、レッドライトを使った治療法で眼球が伸びるのを90%抑制できるという研究も進んでいて、
子供のうちであれば約5人に1人の割合で伸びた眼球が短く戻るという効果も期待されているとか。
という事で2問目は以上。
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