CHEF-1グランプリ2023 審査員GACKTコメントや結果 優勝シェフは根本郁弥
23年10月22日放送「CHEF-1グランプリ2023」はエントリー461名からシェフNo.1の優勝者を決める決勝ファイナルという事で審査員や結果など一覧でまとめてご紹介。
スポンサーリンク
審査員＆決勝出場者
【審査員】
日本料理かんだ 神田裕行
ガストロノミー”ジョエル・ロブション”総料理長 関谷健一朗
NAKAMURA 中村栄利
GACKT (国民代表審査員)
持ち点一人10点、合計40点満点で審査。
【出場者】
ジョエル・ロブション 根本郁弥
松山モノリス 久保貴
丸山千里
TTOAHISU(トアヒス) 山下泰史・2年連続準優勝
決勝第1試合
テーマ：とんかつに革命を起こせ！
根本郁弥 vs 久保貴
根本郁弥「お椀 de トンカツ ～a ma facon～」26点
肉と衣を分解してそれぞれを極限まで進化。
添えてあるパン粉をまぶしてスプーンですくって食べるスタイル。
- 神田 7
- 関谷 8
- 中村 8
- GACKT 3
関谷「見た目も食べた印象も食べた事無いようなとんかつだったと思います。メレンゲを使って色んな素材がまとわって口に入ってくる感じが面白いなと思いました。」
中村「スタジオですから冷めやすい所で温度を保つ工夫が見受けられたので良いかなと思いました。」
神田「パン粉をあとからかけるスタイルは面白いなと思ったんですけど、ちょっとパン粉が小さすぎてとんかつを食べたザクザク感に至らなかった。」
GACKT「味は美味しいんですよ。見た目も面白いし、食感も悪くないんですよ。ただ全て想像の範囲なんですよね。革命ってテーマにそぐってるのかな？のが一番引っかかった。」
久保貴「砂漠のオアシス」24点
- 神田 4
- 関谷 7
- 中村 9
- GACKT 4
神田「申し訳ないですけど僕は評価できなかったですね。豚が全くジューシーではない。とんかつソースの味が強すぎて。トマトも甘くて辛くて。とんかつ食べてる気持ちがしないなと。」
中村「トマトの酸、食感のポテト、衣と肉のメリハリ。確かにチャツネは甘すぎるんですけど、自分でとんかつに寄せていくようなことが出来るのが面白かった。」
GACKT「味に関して言えば強いんですよね。一つ一つが立ちすぎていてとんかつと言うには無理があるんですよ。ただ可能性を考えるのであれば革命のテーマを表現して努力している。これでもっと味が整えばかなり得点を上げたんじゃないかと思います。」
勝者：根本郁弥
決勝第2試合
テーマ：インスタントラーメン(袋麺)に革命を起こせ！
山下泰史 vs 丸山千里
袋麺であれば自由に選択できるルールですが、奇しくも二人とも共通して棒ラーメン屋台とんこつ味を選択。
丸山千里「カニと柑橘のお茶ラーメン」35点
- 神田 9
- 関谷 9
- 中村 10
- GACKT 7
中村「ブラボーです。なかなかお茶をこんだけ大胆に使うのはラーメン屋でもなかなかいないかな。もう素晴らしいの一言です。」
神田「僕の中では最高点でしょうね。一つだけ気になったのがお茶はグルタミン酸のうまみ成分なので塩分と混同しやすい。その分だけ塩味をちょっとだけ強く感じる。麺が柔らかくてモチモチ系で中に塩分が残ってなかったら完璧だった。すぐに商品化できるんじゃないかなっていう。」
関谷「食べてビックリしました。こんなの食べた事無いですし、しっかりお茶の味と香りがして。みかんも良いアクセント。これ以上足すものも引くものも何もない完成度。」
GACKT「革命の部分は8割方クリアしているんじゃないかなと。お茶には新鮮味はないんですけど、実際にお茶と合わせてラーメンといて食べるのは経験した事が無くて、こんなにお茶と合うんだってびっくりしましたし、概念をぶっ壊すっていうだけが革命ではなくて気づきを与えることも革命。」
山下泰史「成長するインスタントラーメン」25点
- 神田 9
- 関谷 6
- 中村 4
- GACKT 6
中村「パーツパーツは美味しいです。スープの出汁にこだわったゆえに、麺にかけてもただの麺だった。」
神田「日本人らしい引き算の美学。ミニマムさが僕は好きですね。」
GACKT「麺から食べるっていう状態が違ったんじゃないかなと。麺が固まった状態から始まって、出汁を注いでほぐして食べるっていう事を提案してもらったら、僕は評価は同じだったと思うんですよ。クオリティではコチラの方が評価が高くて、ただ提案の仕方が失敗してる。」
勝者：丸山千里
優勝決定戦
テーマ：すき焼きに革命を起こせ！
丸山千里 vs 根本郁弥
丸山千里「漬物すき焼き」25点
シメはチーズ、奈良漬け、マカダミアナッツ、ハチミツ、割下を混ぜた日本酒。
- 神田 5
- 関谷 6
- 中村 8
- GACKT 6
中村「食べていて心地よかった。新しい感覚を覚えたというか。」
神田「酸味を構成を入れたいという事、工夫と丸山さんらしい考え方。ただ若干お肉をジュージュー食べて美味しいなみたいなのからは離れてしまったのかなと。」
GACKT「アプローチは非常に彼女らしくて面白い。すき焼きの制限の中でこんな味わいになるんだなって発見があったり。それが嫌じゃないんですよね。ありだなって思いました。」
根本郁弥「緑 新しい形」35点
シメはパンに乗せて。
- 神田 9
- 関谷 8
- 中村 10
- GACKT 8
中村「脱帽ですね。すき焼きを超えて来るぐらいの力があったと思いますね。」
関谷「お肉をマリネした良さは感じなかった。」
神田「卵の処理が素晴らしかった。これはフランス料理として完成形に近いなと思って。」
GACKT「正直これは…僕はびっくりしました。一つ一つが上手に混ざってるんですよね。味を立たせて楽しませるアプローチもあれば、全てのマリアージュが新たな感覚を起こすっていう。この作品でいうとまさしく後者で。すき焼きなんですけど新しいんですよね。あと何よりすごいなと思ったのはここまで太ってる人がこんなに速く動けるんだ。」
山里「ちょっとわがままボディですからね。笑」
優勝者はジョエル・ロブションの根本郁弥シェフに決定。
以上、CHEF-1グランプリ2023の審査員コメントや結果についてでした。