コーヒー(カフェイン)を飲むと目が覚めるのはなぜ?世界のコーヒーレシピは?チコちゃん
23年10月27日「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜコーヒーを飲むと目が覚める?』の答えや世界の変わったコーヒーレシピなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】豊川悦司、本田望結
【VTRゲスト】なし
なぜコーヒーを飲むと目が覚める?
2問目の出題は、
なんでコーヒーを飲むと目が覚めるの?
チコちゃんの答えは、
カフェインが偽物の鍵になって眠気の鍵穴を埋めてしまうから
解説は大東文化大学の福島洋一教授。
コーヒーに含まれる代表的な成分の一つカフェインがポイントになるのは明らかですが、
摂取すると疲労感や眠気を軽減して集中力をアップさせると言われるこのカフェインがどのように体に作用しているのか?はよく分かっていない人が大半。
そこでポイントになってくるのが「カフェイン=偽物の鍵」という事。
そもそも人間の脳は疲労を感じるとアデノシンという物質が生まれて、これがアデノシン受容体とくっ付くことで眠くなるというのが眠気の原因。
分かりやすく例えるとアデノシン=鍵、アデノシン受容体=鍵穴という関係性。
そしてカフェインはアデノシンとその形がよく似ているという特徴を持っていて、アデノシンの代わりにアデノシン受容体にくっ付くことが可能。
当然カフェインは本物の鍵ではないので鍵穴は反応せず、そこにハマったままアデノシンがハマるのを邪魔する事に。
こうなると眠気を感じなくなるのでカフェイン入りのコーヒーを飲むと覚醒。
ただしこれはあくまで一時的な効果で脳を騙しているにすぎず「疲労回復」とは全く異なっているので注意。
さらにカフェインは摂りすぎるとめまい、吐き気、興奮、心拍数増加、不眠症などを引き起こすので重ねて注意。
妊婦を除く成人だとティーカップで1日4杯まで、18歳未満は体重1kgにつきカフェイン3mgほどが基準なので体重30kgならコーヒー1杯まで。
また、玉露やエナジードリンクはコーヒー以上にカフェインが含まれているケースが多いので要注意。
ちなみにカフェインの発見に大きく関わったと言われているのがドイツの文豪ゲーテ。
コーヒーが大好きだったゲーテが化学者ルンゲにコーヒー豆の成分を調べるように依頼して1819年に発見されたのがカフェイン。
最後に世界で楽しまれている変わったコーヒーの飲み方を紹介。
「マザグラン」ポルトガルで親しまれているレモン入りコーヒー。
コーヒー110mlに対してレモン果汁、ガムシロップ、水をそれぞれ20mlずつ混ぜるのが基本的レシピ。
「カイザーメランジェ」オーストリアの皇帝が好んで飲んだとされる卵入りコーヒー
コーヒー200ml、砂糖20g、牛乳180ml、卵黄2個を鍋に入れて泡だて器で混ぜながら70度になったら出来上がる濃厚なカフェオレのような味わい。
「カフェオスト」フィンランド・カイヌー地域で飲まれているチーズ入りコーヒー
濃いめのコーヒーにパルミジャーノチーズなどのハードタイプのチーズをそのまま入れて飲むスタイル。
という事で2問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから