あさイチ 爪の縦線、ボコボコ、割れの原因やマッサージで治すには?専門家おすすめ爪ケアグッズ
23年12月11日「あさイチ」は爪の悩み特集として縦線、ボコボコを起こす血行不良のケアマッサージ方法、爪の切り方、プロの専門家おすすめ爪ケア対策グッズなど番組内容をまとめてご紹介。
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解説は化粧品メーカーのメナードの研究所で爪ケアを研究しているチーム&皮膚科医の慶田朋子先生。
爪の顕微鏡観察、爪の温度チェック、血流測定、食生活などのリサーチ結果から爪がモロくなる原因は「指先の血行不良」であるという結論。
「血流が悪いと栄養と酸素が届かなくて強い爪が作れなくなる。」という説明。
爪の付け根の皮膚の下にある爪母(そうぼ)に届く血液が減ると爪を作る力が弱まってしまうという事。
爪が上手く作れないのでムラが出来てしまってこれが”縦線”の原因に。
さらに血行不良は”横筋”も引き起こし、これが積み重なると爪の表面が洗濯板のようにボコボコとした状態に。
- 手先に冷えを感じる
- 爪の色が青白い (ピンク色が正常)
- 指先にも手荒れ(乾燥、ささくれ、かゆみなど)がある
といった事柄に該当する人は爪の血行不良になっている可能性大。
続いてケア方法についてご紹介。
解説は美容部員にハンドケア方法を教えるメナードの講師。
【指の血流アップ】
皮膚の滑りをよくするためにマッサージクリーム(ハンドクリームでOK)を手全体にたっぷりと馴染ませる
指先をつまんで根元に向かって滑らせるようにマッサージを3往復
指の側面をつまんで指を通る血管を流して指先に向かって血液を送るイメージで3往復
爪の生え際から2ミリほどの部分(井穴のツボ)を痛気持ち良いぐらいの力で10秒間プッシュ
全ての指で行ったら終了
【指の毛細血管を整える】
指先から根元に向かって小さな円を6回クルクル描くようにマッサージ
6回グルグルしたら指の付け根(出っ張った骨の谷間あたり)を軽く押す
全てのケアを行うと10分ほどの時間で終了。
そこそこ時間がかかるのでリラックスタイムにテレビなどを観ながら行うのがおすすめ。
慣れると手元を見ずに自然と出来るようになるので何度かやってみて慣れるのも大事。
10分間行うとビフォーアフターで手の温度が5度以上アップするという大きな変化。
爪が完全に生え変わるには半年ほどの期間がかかるといわれているので根気よく続けるのが大事という慶田先生のアドバイス。
皮膚の温度が上がると爪の伸びる速度も上がるというデータもあるので、
血行を良くすると爪のターンオーバーのスピードもアップ。
足の指についても同様にマッサージすると良いとの事。
スポンサーリンク爪のNG行動、OK行動
日常の行動で爪に「良い事」「悪い事」をチェック。
『帰宅したら爪までしっかりアルコール消毒 → NG行動』
アルコールには脱水作用があって水分や油分を奪ってしまうので爪が乾燥する原因に。
自宅であれば普通に手を洗った方が良いというアドバイス。
『洗い物をしたら同じタオルでその都度拭く → 微妙な行動』
拭くのはOKでも、湿ったタオルで拭いてしまうと手に水分が残って、その水分が乾く時に熱を奪って爪や肌にダメージ。
洗い物はゴム手袋などをして行うのがおすすめ。
『お風呂上がりの夜に爪を切る → OK行動』
爪が柔らかくなっているタイミングで爪を切ると二枚爪になるのを防止できる効果。
『爪がすぐ割れるのはカルシウム不足 → ウソ』
爪の主成分はケラチンでたんぱく質なので骨とは基本的に関係なし。
栄養素で爪に良いのはお肉、魚、豆類などのたんぱく質で結局バランスの良い食事が爪の健康には大事。
プラスアルファで気をつけるのは”亜鉛”も重要と慶田先生。
『マニキュアを塗ると爪が呼吸できない → ウソ』
爪は死んだ組織でそもそも呼吸はしていないのでマニキュアは特に問題なし。
むしろエナメルの通常のマニキュアは爪の保護の観点からはメリット。
落とす際につかう除光液が刺激になってしまうのでノンアセトンのものを使うと良いとアドバイス。
少し剥がれてぐらいであれば塗り足すことで対処する事で除光液の使用回数を控える工夫もおすすめとの事。
ただし「ジェルネイル」は爪に悪影響アリなので要注意。
アセトンを使わないケア方法によってはジェルネイルでも負担が軽くなるというネイリストの視聴者からの反論がありましたが、
慶田先生からは硬化させるときの光(紫外線、ブルーライトなど)が皮膚を傷めるのは学会でも発表されているという注意喚起。
オシャレを楽しむのは自己責任という事でジェルネイルのお休み期間などを作るべきで自己流で行うのが一番危ないのでプロのお世話になるのもアリというアドバイス。
『ハンドクリームを爪に塗った上にさらにネイルオイルも必要? → OK行動』
保湿という観点だとハンドクリームを爪に塗ってもOKで保湿ケアはそれで充分。
ただし爪にツヤを出したい場合はここにネイルオイルをプラスすると良いというアドバイス。
ハンドクリームで基本の保湿をしっかり行ったうえで、ツヤ出しのネイルオイルを重ね塗りでOK。
スポンサーリンク爪の切り方
爪は「端から5回に分けて切る」のが正しい爪の切り方。
角度を変えて2回目
反対側の角を取って4回目
いきなり真ん中をズバンと切ってしまうと爪に大きな負担がかかって3層構造になっている爪が割れて二枚爪の原因。
全て爪やすりで削る方が爪には優しいので理想ですが、なかなか時間が無くてささっと終わらせたい時は爪切りでもOKと慶田先生。
また、長年使っている爪切りは刃が切れにくくなっている可能性が大きいので定期的に買い替えをおすすめというアドバイスも。
爪の速攻ケア
解説はネイルケア専門家の東條汀留。
【爪の形】
見た目が美しい上に割れにくいというメリット。
往復させてゴシゴシと削りがちですが、実は一方向に向かって削るのが正しい削り方。
爪に対してまっすぐ爪やすりを当てるのではなく45度ぐらいの角度を作って爪の裏側から当てるイメージ。
【甘皮ケア】
甘皮というと爪の縁を想像しがちですが、プロ目線だと「甘皮 → 爪表面の余計な部分」という認識。
爪をお湯などにつけて10分~15分ほどすると柔らかく(お風呂上りがおすすめ)
「キューティクルプッシャー」を使って爪表面をこすると「爪の甘皮」がポロポロ。
先端がプラスチック、木材になっているものの方が爪への負担が少ないというアドバイス。
実は爪の表面一番上の層に甘皮が乗っかっている状態なんだとか。
表面の甘皮を除去するとそれだけでくすみが取れて爪が明るく変化。
根本の甘皮は非常にデリケートなので優しく形を整えるぐらいのイメージで軽くケアするだけでOK。
10日に1回、2週間に1回行うだけもかなり違ってくるとの事。
最後はベースコート(ネイルの下地)を塗って縦線を隠したり爪保護にも。
ダメージを受けやすい爪先端は表面だけではなく、裏側まで回り込んで塗るのがおすすめ。
以上、あさイチの爪ケアでした。
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