M-1 2023 審査員の感想コメントまとめ
23年12月24日「M-1グランプリ2023」審査員の感想コメントを一覧でまとめてご紹介。
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ファーストラウンド
松本「審査員泣かせですね。一発目でこんなにウケられると。高いの付けちゃうと上が無くなっちゃうので。ただ80点台はあり得ない。あと松井ケムリは個人的に家に遊びに来て、そん時すっごい汗臭くて。」
礼二「ここ何年かのトップで一番凄かったかなと。高比良くるまくんのボケの度胸。自分の空気にしてしまう何とも言えない才能。高いかなと思ったんですけどこれくらい付けなアカンかなと。」
富澤「トップから爆発してましたね。途中から確かに裏門の話考えたんですけど、面白くないなぁと思ったら面白くないって言ってたんで。」
ともこ「トップやのにトップを忘れるぐらい会場巻き込んでたので。あんまり動かなさそうな人がめちゃくちゃ動いてたから。勢いがあって私は好みだなと。顔じゃないですよ。漫才のスタイルが。」
塙「礼二さんと一緒で自分の空気感にすぐ。掴みと脱線と暴走と全部上手い事入ってたなって思いましたね。やっぱり二人が面白い。ラジオとか来てもらっても。平場も面白いので。」
山田「トップバッター緊張したんですよ。どんな人が来るのかなと思って。そしたら一番若い二人で若さ爆発ですごく面白かった。最後にくるまくんが”そうなんだすか”って噛んだのがすごいおかしかった。笑」
大吉「最後の後半がもったいなかった。漫才の畳み方というか。」
富澤「ハゲを活用した良いネタだったんですけど後半ちょっと失速しちゃったかなっていうのがあって。」
塙「途中から企業の社長と社員の忘年会っていう目で見てたら自分の中で超おかしくなってきて。ただハゲネタだけだったっていうのでちょっと爆発力がそこまで行かなかったかなと。」
大吉「面白い所は分かるんですけど、もっと面白くなりそうな状態がずっと続いてたのがちょっと爆発しなかったのかなと思いまして。令和ロマンに91点入れたんで88点になっちゃいました。」
ともこ「皆さんが言ったとおりです。ワードとかは面白いのがあるんですけどもっとって思っちゃって。爆発しなかったかなって。後半になるとうーん。」
松本「掴みはめちゃくちゃ面白かったんですよね。面白かっただけに結局ずっとハゲでいっちゃうのかっていうのがありましたね。掴みにあれならハゲネタはもうやめといた方が良かったかな。」
礼二「昨年もそうやったんですけど、良いしゃべくり漫才。中盤ぐらいにちょっと笑いがガッとけえへんかった所もあったけど最後盛り返して流石。」
山田「エンゾって誰なんだって。私段々新山くんが好きになって来たね。」
大吉「相変わらずどんどん展開があって、最後の最後に逆転というか裏切りがあって。」
ともこ「一つの話なのにずっと展開があるのと。私もエンゾの歳聞いてびっくりしたんで。漫才の世界に入ってました。新山くんが熱くなればなるほど、石井くんもなったんで良いなって。」
塙「漫才はめちゃくちゃ上手いけど、題材のホームステイってのが僕自身がピンとこない題材だったんで、ホームステイに対してあんなによく怒れるなみたいなのが面白くなってきて93点。」
富澤「掴みから熱の上げ方が上手くて、純粋にもう一本見たいなと。」
松本「令和ロマンに90点付けちゃったでしょ?令和ロマンは超えてないかなと僕は思ってしまった。」
山田「私的には去年より10点多く入れたんですけど、すごくコンビネーションが良くて安定感があってこのネタ好きです。品が良いです。」
ともこ「安心したんですかね?最後(噛んだの)。私自身は噛んだりとかは嫌いじゃないというか、私もよくやるのでそこはあんまり関係なく。ネタとしてすごい面白かったなって思いました。」
礼二「もうちょっとウケても良かったかなと。感覚ですよね。ネタは間違いないんですけど。爆発力あれば。数がちょっと少なかったんかなと。」
松本「4分に向いてないのかな?6分とかあればもっと面白くなっていきそうで惜しい、もったいないなと思って。カベポスター大好きなんですけど、最後の最後にカベがぺローンって。」
富澤「最初のボケの説明がない所が長い分は車の所でもうちょっとウケてくれないと勢いよく行けないのかなって。最後噛んだのは面白かったんで1点プラスしておきました。」
大吉「僕も全然噛んだからっていうのは無いんですけど、ただ一つの爆笑に向けてのフリ、我慢の時間が長いというか、松本さんのおっしゃる通り6分とか8分のネタならもっと足せたかなと。」
塙「10分、15分の出番だとお客さんに向けて喋って相方があまり絡まない方が良かったりするんですけど、M-1だと4分しかないんでもっと掛け合って熱を出さないと難しい。」
富澤「ツッコミの中谷くんはトーン高くてもちゃんと聞こえますし、ボケの演技も喋ってない時もすごく上手くて。」
山田「12年おやりになってて初登場。すごく面白い。いつも何だったの?スベってたの?」
松本「心地の良い笑いの上がって行き方。ツッコミの中谷くんは最近珍しいヨゴレっぽいよね。」
礼二「80年代のお笑いネットワーク見ているような。ボケの何とも言えないキャラがじわじわ来ますね。違うやつも見てみたいと思いました。」
ともこ「二人ともちょっときちゃないんですよ。大分綺麗になりました。でも漫才は最後にあれだけ爆発的なものがあるっていうのはすごい。」
大吉「間違ってたら申し訳ないけど、相当緊張してたのかなと思って。多分普段と間が違ったりとか、このネタもっと面白くてもっと爆発するやつだと思うんで。だから今日の出来だとこの点数。」
塙「浴槽でおでん作る友達とか、途中の何でもいい自由なボケで外しちゃうと結構大変なのがあそこで確実に笑い取ってたんでもっと欲しがっちゃいましたね。変なこと言うのをもっと沢山見たいと思っちゃった。」
スポンサーリンク富澤「何にも考えずにずっと笑ってられるのがいいなと思って。しゃがんで立っておぉどうしました!?ってのが一番面白くて。」
ともこ「インチキマジシャンみたいな感じも面白かったんですけど、ずっとニヤニヤしてずっと面白かったんですよ。中に入って一緒におしゃべりしたかったです。」
松本「いやぁだからずっと面白いから後半少し笑いが減って来た気になりましたけど多分面白すぎて疲れちゃった感じですよね。全ボケ誰かにはハマるようには出来てるなっていう。僕は北京原人が。」
山田「ここも12年で初登場なんでしょ?何やってたの?」
礼二「心地良いテンポとあとボケの数。M-1にはよく合ったネタだなっていう。すっごい雰囲気持ってますよね。ボケの楢原くんが。」
大吉「こういうウザい系の漫才師さん沢山いらっしゃるけど、散りばめてる小ボケのセンスが光ってて、だから令和ロマンと一緒で最後がもったいない。もっとドンと来るかなと。個人的にはちらし寿司にずっとハマってて。」
塙「今日出た中で一番題材が分かりやすくてベタが一番面白いなって改めて思ったのと、僕はあんまりウケてなかったカルマがすっごい面白くて。ボソっと言うのも全部面白かった。」
大吉「今年はオリジナリティとか新しさを審査対象にしてるのでこのネタはこの二人にしか出来ないと思うし、ただのギャグの羅列に見えてガクくんが要所要所で漫才、ストーリーに戻す所が上手いなと思いました。二回連続でスベらないのは凄いなと思いました。こんだけやりたい放題やってて。笑」
塙「映画泥棒に勝ったっていうのが今日一湧いてたぐらい好きなボケでしたね。もっと訳分かんないネタもM-1でやってもらいたいなっていう個人的な。」
富澤「ボケがかなり高度なので。僕はどっちかって言うとヤーレンズのくだらない方にハマってしまったんでこの点数。」
ともこ「もっと奇抜な事が出来るんじゃないかって期待してしまったというか。初めにもっと爆発するはずの所があったんじゃないかなっていう。後半はすごかったんですけど。」
松本「笑いって遠近感だと僕は思うんですね。去年の真空ジェシカはちょっと遠すぎたというか、マニアック過ぎたんですよ。近すぎると今度はベタになっちゃいますから。そういう意味じゃ今年はちょうど良い距離感で良かったんですけどね。そうか敗退か。うーん。」
富澤「一曲目にそんなに長く使わなくてもいいのかなっていう。あとクリスマスになんでコイツらの歌聞かなきゃいけないんだっていう。笑」
塙「今日やった中で寄席で一番ウケるのはダンビラムーチョ。ご年配にはすごくウケるし、内海桂子師匠は歌の芸をすごく好かれてたんで、そういう意味ではご年配は認める芸だと思うんですけど、この場では爆発はしなかったのかなと。」
ともこ「最初が長かったのと最初にグッと入り込めなかったから、そうすると途中から入りにくい感じやったんで、どのタイミングでも入れる漫才のタイプの人ではないのかなっていう。」
松本「一曲目のツッコミまでが大分長かったかなと。俺だけが分かってないのかなと思ったら礼二があんまり笑ってなかったんで。」
礼二「歌ネタ以外を聞きたかったです。歌ネタで一般的に漫才師は作りやすいんで、それ以外で来て欲しかった。」
松本「僕は嫌いじゃないんですけど、何でそこまでウケなかったのか僕もよく分からなくて。少しミルクボーイを思わせたかな?ミルクボーイを超えてないので。だったらもっと違うやり方が。」
大吉「劇場とか営業先でウケると思うんですけど、やっぱりM-1で色んな基準で審査するってなった時に同じ味のボケなので点数が入れられなかった。」
塙「初めて見たんでこういうシステムとか良いなと思いましたけど。どういう人たちなのかっていうのが4分の中で伝わってこなかった。」
山田「決勝のすごいレベルだもん。他が。好きですよ。女の子が大好きなブランドとか懐かしいのとかいっぱい出てきたから。このネタは女子には良いと思います。」
ともこ「人が出る漫才が好きなので、色が出て好きやし、ともしげくんが一生懸命やってるのを芝くんがスカしたり、遊ばしたいするパターンは大好きなんですけど。で早く感じたんです。時間も。だから残念ではありますけど。しょうがないですねサヨナラ。」
礼二「もっと笑いが来ても良いんじゃないかな?と。歌ネタなんですけどモグライダーらしいネタというか、結構高度なことやってるんでね。決め事では出来ないような中身なんでワクワクするんですけど、もうちょっと笑いが来ても。」
大吉「さそり座の女のネタの進化版だと思うんですけど、やっぱり歌ネタの宿命というか歌詞とか展開がお客さん分かってるのでそれをどう乗り越えていくか?いかに間を詰めていくか?でもうちょっと爆笑取れてたら良かったなと。二人に期待してた分ちょっと。」
富澤「ともしげがアップアップなのが面白いので、今日は出来過ぎてたのかなっていう。」
松本「待ち疲れとモグライダーも売れちゃって練習不足かなっていう感じがしてしまいましたけどね。頑張って欲しかったんですよね。もうジョンソンも終わっちゃうし。笑」「芝なんか…アガッてた?なんか芝らしくなかったな。」
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最終審査前のコメントは以下の通り、
松本「3組とも見事だったと思いますね。凄いと思います。」「すっげぇ目合わせて来るのよ!逆パワハラ!」
礼二「流石ファイナルで。分かんないですね。どうしよかな思ってます。」
ともこ「審査員の方が天仰いでるの見てて、そんななんのかな?て思ってたんですけど、そんななるんやなって思いました。」
この結果をもってM-1グランプリ2023第19代目王者は令和ロマンに決定。
結果を踏まえて最後の感想は、
松本「令和ロマンは一本目より強いネタを残してた感じが僕はして、根性勝ちだなと思いましたね。とにかく決勝に行こうとすると思うんですけど2本目の方がパワーあったんで。」
礼二「決勝3組すごかったんですけど、令和ロマンが大きいネタ持って来たというので。漫才続けてください。」
山田「さや香が最後のネタ全然よくなかった。笑」
以上「M-1グランプリ2023」の審査員コメントについてでした。
テレ朝「M-1グランプリ」に関する全記事はこちらのリンクから