カズレーザーと学ぶ 顔筋トレーニング5種のやり方 顔たるみの表情筋の鍛え方は?
24年1月16日放送の「カズレーザーと学ぶ」では顔がたるむ原因となるアゴのコロノイド筋や、目の眼輪筋、眼瞼挙筋、二重あごになる広頚筋、ほうれい線を作る大頬骨筋など顔筋トレーニングについて解説という事で簡単にまとめてご紹介。
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老け顔の原因
解説は聖マリアンナ医科大学の奥田逸子先生。
顔が老けて行く主な原因は顔の筋肉(表情筋)によるものだそうで、30種類以上あるといわれる顔の細かい筋肉がそれぞれ衰えるにつれて顔がどんどん変化していくとの事。
特に筋肉が減少してそれらが脂肪に置き換わってしまう事でたるんだ印象に。
表情筋は厚み1~2mm程度と極薄で例えるならきしめんのようなイメージで、この繊細な筋肉は意識して鍛えないとすぐに衰えてしまうとか。
例えばスマホ利用によって眼球の動きが小さくなってしまったせいで目を動かす筋肉が衰えたり、硬い食べ物が減って柔らかい食感が好まれる風潮では口周りの筋力低下と顔が老けやすいリスクがあちこちに潜んでいるというのが現代社会。
他にも早稲田大学の研究ではマスクを着用することでマスク無しに比べて表情筋の動きが4分の1に大幅に減ってしまうという実験データも。
スポンサーリンク第3の筋肉”コロノイド筋”
アゴを動かす時に働く咬筋と呼ばれる筋肉の中でこれまで存在が知られていた第1、第2の筋肉に次いで2021年に新しく判明した第3の筋肉がコロノイド筋。
顔は生死に直接関係してこない部位という事もあって意外にも研究が進んでいない分野だったのでこんな重要な事が最近になって分かるというそんな事情も。
このコロノイド筋は上アゴと下アゴを繋ぐようにして隠れた奥の方に位置している筋肉で「下アゴを支える留め金の役割」という重要な仕事を担っているとの事。
という事はこの筋肉が衰えるとアゴ全体が支えきれなくなって顔が伸びてしまう原因に。
この他にも、
- 眼輪筋 – 目尻のシワ、目のクマの原因となる目の周りの筋肉
- 眼瞼挙筋 – おでこのシワの原因となるまぶたを開ける筋肉
- 広頚筋 – アゴたるみ、二重あごの原因となるアゴ下の筋肉
- 大頬骨筋 – ほうれい線の原因になるアゴの筋肉
など鍛えるべき顔の筋肉は多数という事でそのトレーニング方法について次の項目で。
スポンサーリンク顔筋トレーニング
- アゴに親指を添えて押し上げる。
- 上アゴは動かさず下アゴのみで口を開けて5秒キープ。
- 1セット5回を毎日行う。
アゴを鍛えるとなると硬い物を噛んだり、ガムを長時間噛んだりといったトレーニングが思い浮かびますがこれらの鍛え方だと咬筋が発達してアゴのエラが張った下ぶくれ顔になってしまうリスク。
コロノイド筋はそもそも噛むために働く筋肉ではなく、下アゴを支えるのに特化した筋肉という性質があるので、このコロノイド筋トレーニングによって咬筋を刺激しないでコロノイド筋にピンポイントに効かせるのが大切。
- まっすぐ前を向いて軽く微笑むように口角を上げる。
- 目をぎゅっと閉じて5秒キープ。
- パッと緩めて目を開く。
- 5回繰り返して1セット。週2回程度行うだけでOK。
目を閉じる時は目の周りに手をやってしっかり筋肉が働いているか確認すると分かりやすいとの事。
1か月ほど続けると徐々に効果が見えて来ると奥田先生。
- 額に両手を乗せる。
- 額に力を入れないように意識しながら目の開閉を繰り返す。
- 1日1分行う。
おでこに乗せた手が動いてしまう人は目を開け閉めする時におでこの筋肉を使ってしまっている人。
本来であれば目の周りにある眼瞼挙筋が働くべきところを、この筋肉が衰えてサボってしまっているので仕方なくおでこが働いているという事。
こうなるとおでこの横シワが出来やすいので要注意。
このトレーニングによってまぶたの力だけで目を開け閉め出来るようになると1か月ほどで効果が見えて来ると奥田先生。
スポンサーリンク- 顔を真上に向けて「ウー」と5秒間発声。
- 口を横に広げて「イー」と5秒間発声。
- 1セット5回を週2~3回程度行えばOK。
スマホ利用などでうつむき姿勢が続くと首の筋肉が働かなくなってしまうのでたるみや二重あご、首の横ジワの原因に。
ウーの時に喉元の筋肉がキュッと緊張していればOK。イーの時は首筋にスジが立つぐらいにしっかり口を横に開けるのがポイント。
- 口を閉じて口角を少し上げる。
- 口角を目尻に近づけるイメージで頬に力を入れて全力笑顔を作って5秒キープ。
- 脱力して口を閉じる。
- 5回1セットを週2~3回行うとOK。
以上、カズレーザーと学ぶから老け顔改善の顔筋トレーニング5種のやり方でした。