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カズレーザーと学ぶ 睡眠の質は冬に上げやすい?リビングや部屋の環境作り


24年1月23日放送の「カズレーザーと学ぶ」では冬こそ睡眠の質改善にベストなタイミングという柳沢先生が部屋の環境作りの方法を解説という事で簡単にまとめてご紹介。

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冬の睡眠の特徴

解説は筑波大学の柳沢正史先生。

日本人の睡眠パターン約7万人分を研究した大阪大学のデータによると夏と冬で就寝時間はあまり変わらないものの、夏の方が早めに目覚めていて冬の方が長く眠れているという結論に。カズレーザーと学ぶ 睡眠の質は冬に上がりやすい

時間にして冬の方が30分ほど長く寝ているのが日本人のよくある睡眠パターン。

さらに眠っている最中に目が覚めている中途覚醒の時間についても夏の50分に対して冬は35分ほどに減少していて、より質の良い睡眠が取れているという事にも。

一方で柳沢先生が冬の睡眠の落とし穴と指摘するのが「夜明けが遅くなるので体内時計が狂いやすくなる」というポイント。

こうなると夜更かし傾向が強くなって、睡眠不足で朝起きるのが辛いという状態に。

そこで冬の睡眠の質を上げるために柳沢先生は家の環境を整えるというアドバイス。

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睡眠の質が上がる部屋

睡眠の質が上がる部屋作りの3箇条は、カズレーザーと学ぶ 睡眠の質は冬に上げやすい?リビングや部屋の環境作り

  • リビングの温度は18度以上
  • リビングの明かりは映画館ぐらいで
  • 寝室の内装と家具は木材

【リビングの温度】

基本的に寒い家は眠りには適しておらず、まずはリビング・ダイニングの環境を整えるのが先決。

データでも寝つきの良い人が住む家のリビングの温度は18度以上に保たれていることが多く、寝つきの悪い人が住む家のリビングはそれ以下の温度で寒いという統計も。つまり「温かい家は眠りやすい」という結論に。カズレーザーと学ぶ 睡眠の質を上げるにはリビングの温度を18度以上に

一方で脱衣所や寝室の温度の影響は少ないという意外な結果。

室温が18度を切ってしまうような寒い家に住んでいるとそれだけで睡眠障害にかかる割合が1.4倍に増加するといったデータも。

18度という指標はあくまで一つの基準なので本人にとって快適だと思える温度にしておくのが重要。エアコンの設定温度などだと実際の室温とズレが生じる場合があるのでしっかり温度計などで確認するべきと柳沢先生。

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【リビングの明るさ】

リビングの明るさは映画館が理想的との事ですが、映画を上映中の真っ暗な環境ではなく、上映前後の薄暗い状態がベスト。

人間は基本的に昼行性の動物で昼間起きて、夜寝るものなので、強い光が目に入るだけでテンションが上がってしまう生き物。

睡眠を誘発する物質のメラトニンは夜暗くなると脳から分泌される性質がある一方で、目に光が入るとその分泌が抑制されるそうで、基本的に日本の住宅はリビングやダイニングが明るすぎるという傾向があると柳沢先生。

色合いについてはいわゆる電球色の黄色っぽい暖色系のカラーが理想的。カズレーザーと学ぶ 睡眠の質を上げるには電球色の暖色系

暗い部屋に合わせてテレビなどの明るさも一緒に落とせば決してまぶしいという事は無く、そもそも暗い映画館で映画を見れるのだから暗い環境で映像を見ても何の問題ないと柳沢先生。

スマホの光のブルーライトよりもリビングの照明の方がよっぽど睡眠に有害と忠告。

【木材の家具】

寝室に多くの木材が使われていると不眠になる割合が明らかに減るという柳沢先生の研究データ。カズレーザーと学ぶ 睡眠の質を上げるには木材を多くする

匂いなのか?視覚的な事なのか?何が影響しているのかそのメカニズムは謎に包まれているものの、木材が多いと眠りやすいという傾向。

また、冬の時期は部屋の湿度にも注意を払うべきで、寝室が乾燥していると中途覚醒する率が2.9倍に増加、いびきは1.6倍に増加、睡眠の質は2.5倍に低下と悪影響だらけ。

以上、カズレーザーと学ぶから睡眠の質を上げる部屋作りについてでした。

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