噂話が好きな心理は?人間の生存本能?チコちゃん
24年1月26日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『人が噂話が好きなのはなぜ?』の答えを簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】大竹まこと、松本若菜
【VTRゲスト】鬼越トマホーク
人が噂話が好きなのはなぜ?
2問目の出題は、
なんで人は噂話が好きなの?
チコちゃんの答えは、
生き残るため
解説は明治大学の堀田秀吾教授。
人は噂話をして命を守っていた時代に身についた生存本能から来るものと考えられていて、噂話をしている時に人の脳は喜びを感じているという働きもあるとか。
近年イギリスの研究者が行った人の会話の分析ではその6割が噂話だったという研究結果が発表されていたり。
この人類と噂話との関係は石器時代にまで遡り、今から何万年も前の時代において人の祖先は100人程度の集団を作って狩り中心の生活をしており、当時の死因には病気・飢え・自然災害などがある中で約2割は人間同士の争いというものがあったとか。
生死を懸けた集団生活を送っていると集団に害を及ぼしたり、役に立たないと見なされた個人は容赦なく排除されるという厳しい時代。
その後人類が言葉を覚えるとともに農耕によって生活を成り立たせる時代が到来するとここで噂話が登場。
集団から排除されそうな危うい個人は自分が集団に必要な人間であるとアピールする意味を込めて噂話を流してその存在感を発揮。
それと共に他人の悪い噂を広める事で相対的に自分を守るという防衛行動を取るように。
このように良い噂と悪い噂は集団の中で生き残るために開発された生存術だったと堀田先生。
この頃の経験は私たちの脳に刻み込まれているようで、脳は噂話をしている時に報酬系と呼ばれる部位が活性化して幸せを感じているという事も。
報酬系とは欲求が満たされた時に活発になる脳の神経回路の事で、好きな音楽を聴いたり、お酒を飲んでいる時などにも活発に。
番組では鬼越トマホーク坂井を対象に話題によって脳の報酬系がどのように反応するのか?センサーを取り付けて実験してみると、
社会問題などの真面目な話題を振ってみるとセンサーは反応せず。
一方で芸能ゴシップネタを振ってみるとあっという間に脳が反応。
やっぱり人の不幸は蜜の味なんですね。
という事で2問目は以上。
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