アクセルジャンプの意味は?チコちゃん
24年2月2日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『フィギュアスケートのアクセルって何?』の答えを簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】高畑淳子、野々村真
【VTRゲスト】船迫麗愛
フィギュアスケートのアクセルって何?
1問目の出題は、
フィギュアスケートのアクセルって何?
チコちゃんの答えは、
アクセルさん
解説は千葉大学の吉岡伸彦教授。
アクセルジャンプの元になったのはノルウェー出身のスケート選手であるアクセル・パウルゼンその人。
フィギュアスケートだけではなくスピードスケートの選手としても活躍したレジェンド。
そんなアクセルさんは初めてフィギュアスケートの国際試合が開かれた1882年のウィーンの大会で1回転半回るジャンプを初お披露目して3位に入賞。
現在、フィギュアスケートの競技会で使われるジャンプは全部で6種類ありますが、その中で最も古い歴史を持つのがこのアクセルジャンプで最高難易度。
- アクセル (8点)
- ルッツ (5.9点)
- フリップ (5.3点)
- ループ (4.9点)
- サルコウ (4.3点)
- トーループ (4.2点)
アクセルは最高難易度のジャンプなので後年に開発された新技なのかと思いきや、実は一番歴史のあるジャンプ。
現在のルールではこのアクセルをショートプログラムとフリースケーティングの両方で演技に組み込まなければいけない規定。
アクセル以外の5つのジャンプは全て後ろ向きで踏み切って、後ろ向きに着地するので最小回転だと1回転。
ところがアクセルだけは前向きで踏み切って、後ろ向きに着地するので半回転だけ余分に跳ぶことになって1回転半。
それだけ多く回転して空中にいる滞空時間も長くなるアクセルが最高難易度になるのは納得。
1880年代に1回転半するシングルアクセルが跳ばれてから2回転半するダブルアクセル成功までかかった期間は60年という長い歴史。
1948年にアメリカのディック・バトンが世界で初めてダブルアクセルを成功させる偉業を達成。
3回転半のトリプルアクセルになると1978年、カナダのヴァーン・テイラーが初。
女子初のトリプルアクセル成功は日本が誇るレジェンド伊藤みどりによって1988年に成し遂げられたのは有名な話。
そして2022年にはアメリカのイリア・マリニンが4回転半のクワッドトリプルを世界初成功。
ちなみにジャンプにはサルコウ、ルッツといったものもありますが、これらもスウェーデン出身のウルリッヒ・サルコウと、オーストリア出身のアロイス・ルッツと人名が由来となっていたり。
という事で1問目は以上。
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