カズレーザーと学ぶ 慢性疲労と血管をやわらかくするストレッチのやり方
24年2月6日放送の「カズレーザーと学ぶ」では慢性疲労などの体の疲れと血管のやわらかさの関係について解説という事で血管をやわらかくするストレッチのやり方など簡単にまとめてご紹介。
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疲労と血管の硬さ
解説は立命館大学の家光素行教授。
こちらのグラフは体の硬さ(長座体前屈の数値)と血管の硬さを示したもので、体が硬いと血管も硬く、体がやわらかいと血管もやわらかいという傾向。
血管がやわらかいと血管が柔軟に広がってくれるので心臓から送られる血流がスローになる分、多くの血液が軽い力で流れる事に。
一方で血管が硬いと血管が広がらずに細いままで、そうなると猛スピードで血液が流れる事になって負担がかかり、詰まりやすくもなるというデメリット。いわゆる動脈硬化の状態。
血管が硬くなると全身に血液を巡らせる効率が悪くなるので疲労物質が体内に溜まりやすくなって疲れやすいという理論。
なぜ体の硬さと血管の硬さに関連性があるのか?詳しい機序についてはまだ分かっていないものの、筋肉の中でコラーゲンが過剰に増えて硬くなる現象が血管についても同様に起こることで体が硬い=血管が硬いという現象に繋がっているのでは?という仮説。
スポンサーリンク血管をやわらかくするには?
そこで硬くなってしまった血管をやわらかくする為に必要になってくるのがNO(一酸化窒素)。
これを多く発生させるのに効果的なのが有酸素運動でウォーキングやジョギングを楽なペースで長時間が行うのが家光先生おすすめ。
筋トレよりも有酸素運動の方が血管をやわらかくする効果が遥かに高く、筋トレだと何もしていない時とほぼ変わらないというデータ。
両方行いたい場合は「筋トレ→有酸素運動」の方が血管の健康には良いというアドバイスで「有酸素→筋トレ」の順番だと筋肥大には効果があるものの、血管へのメリットが減るという解説。
運動なしの場合はストレッチをするのもおすすめで、全身をストレッチするのがベストながらここ一か所だけという事であれば「ふくらはぎ」が一番効果的。
やり方は片膝立ちの状態で両手を前側の膝に置いて前方へ体重移動。
また、座っている状態が最も血管に良くないので1時間に1度立ち上がったり、貧乏ゆすりがおすすめ。
以上、カズレーザーと学ぶから疲労と血管の硬さの関係などでした。