林修の今知りたいでしょ 東京の名所ランキング15選&番外編 1位は東京駅
24年4月4日放送の「林修の今知りたいでしょ」では歴史のプロが選ぶ東京の名所&観光スポットランキングトップ15&番外編を発表という事で一覧でまとめてご紹介。
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東京の名所ランキング
近代建築の父といわれる辰野金吾が設計した歴史的建造物。
関東大震災でほとんどの建物が焼失する中で東京駅だけはほぼ無傷で被災後たった2日で運行を再開したという逸話も。
本来であれば鉄骨よりも耐震性が低くなるレンガは東京の玄関口としての威厳を持たせたいという政府の意向でそうなったそうで、見た目と頑丈さを両立させるために鉄骨とレンガを組み合わせたハイブリッド構造になっているとか。
徳川家康が江戸開発にあたって優先して整備したのが日本橋川で、江戸城と川を繋げることで海から物資を運べるように整備。
日本橋は水路だけはなく陸路の起点にもなっていて東海道・中山道・日光奥州街道・甲州街道を繋げる中心の役割も。
さらに江戸時代初期に漁師たちが幕府へ献上した魚の余りものを橋の周辺で販売したことに端を発する日本橋魚河岸(築地、豊洲の前身)もあったので日本橋は商業、金融、食の中心地として急速に発展。
開業65周年を迎えたばかりの東京のシンボル。
台風・地震大国の日本でコンピューター設計など存在しない時代にこれほど巨大な建造物が建てられた事自体が驚異的。
スポンサーリンク年間参拝者数の約1000万人の約半数が外国人という人気の観光スポット。
大都会に東京ドーム約15個分の豊かな森というコントラスト。
自然に存在する人の手が入っていない森を目指して作られた明治神宮の森は未来永劫続くように計画された人工の森の最高傑作。
創建から150年後を見据えて設計された通りに、現在104年の時点で真の完成まであと少しという段階に。
1872年創設の日本で最も歴史の長い博物館。
国宝、重要文化財だらけの博物館で特に専門家が今見て欲しいとおすすめするのが2点。
「古備前包平」=現代の技術をもってしても再現不可といわれるその貴重な刀は現存する日本刀の中でも最高傑作といわれる一振り。
マッカーサーから所望された際には「自由の女神と交換であれば」と所有者が返したといった逸話も。
「中尊寺国宝仏像」=普段は堂内に鎮座している11体の仏像が展示室で見られるという非常に貴重な展示。
飛鳥時代に創建された都内最古の寺院。
何度も火災の被害、地震の被害に遭いながらも再建されるたびに強靭になって行ったという歴史があり、今やその本堂は屋根・柱・梁・壁とその大部分が鉄骨鉄筋コンクリート造、瓦は軽量かつ丈夫なチタン瓦となかなか革新的。
東京の経済発展への影響の大きさや山手線を作った岩倉具視の功績などが評価されてランクイン。
スポンサーリンク外国人観光客の人気観光スポットになっていて展望台に向かう人の流れが平日でも長蛇の列に。
多くの名建築を生み出した丹下健三の傑作の一つに数えられる都庁はメインの柱8本でその構造を支えているという構造。
太さ6.4mというビッグスケールのスーパー柱を用いる事でこれを実現していて出来るだけ柱を減らした建築にしたいという丹下健三の狙い。
世界初の都市高速道路で幹線道路や川の上などの空中のスペースを上手く利用するという世界でも類を見ない建築アプローチ。
工事にあたって特に難所となったのは江戸橋ジャンクションで川の上に4層のジャンクションを造るという荒業。
現存する都内最古のレンガ建築や日本美術の危機を救った創設者・岡倉天心の偉業が評価ポイント。
明治初期に起こった仏教を否定する運動の廃仏毀釈の影響で多くの仏像を破壊する行為が横行する中、岡倉天心がこの動きに待ったをかけようと日本美術の保護活動に尽力。
予約をすれば誰でも見学可能で重要文化財に指定されている洋風近代建築を間近で見れるチャンス。
スポンサーリンク銀座の街中に突然現れる和風建築は記念撮影スポットとして海外の観光客からも人気。
歴史的に見ると「廻り舞台」の舞台装置や「見得」の演出手法などは世界の演劇に影響を与えているというプロの見解。
一般客も入れる見学ツアーも実施していて、日本最大の大法廷なども見学可能。
国際線ターミナル直結の羽田エアポートガーデンには飲食店、土産、温泉施設などがあって外国人観光客に人気。
歴史のプロ目線では海上に増設されたD滑走路が高い評価。
というのもD滑走路は多摩川の流れを遮らないように埋め立てではなく、1165本に及ぶ柱の上に作る桟橋構造を採用しており、これは世界的に見ても非常にユニークなんだとか。
日本の警察の基礎となった点を歴史のプロが高く評価。
スポンサーリンク海外からのゲストを迎える迎賓館のような役割で開業したのがその始まりといわれる帝国ホテル。
日本初のホテル内ランドリーサービス、バイキング形式の食事など日本のホテルの歴史にも大きく関係。
併設のカフェで色とりどりの朝食が提供されるのが話題となって早朝の大行列。
ドーム状の屋根や巨大な柱などは仏教のルーツであるインドを彷彿とさせる造り。狛犬ではなく翼をもつ聖獣である迦楼羅(かるら)。
内装にはパイプオルガン、蓮の花のステンドグラス、天井のシャンデリアと中に入ると西洋の教会風。
明治時代に築地は外国人居留地だったという土地柄もあり、設計を担当した伊東忠太のインターナショナルなお寺にしたいという理念のおかげでこんな多様性あふれる仕様になったとか。
以上、林修の今知りたいでしょから歴史のプロが選ぶ東京の名所ランキングでした。