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カッターナイフの刃が折れるのはなぜ?きっかけは板チョコとガラス チコちゃん


24年5月3日放送の「チコちゃんに叱られる 拡大SP」の問題『なぜカッターナイフの刃がポキポキ折れるようになった?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】黒木瞳、勝村政信、上地雄輔

【VTRゲスト】山西惇、橋本じゅん

なぜカッターナイフの刃がポキポキ折れるようになった?

2問目の出題は、

なんでカッターナイフの刃がポキポキ折れるようになったの?

チコちゃんの答えは、

良男が進駐軍に板チョコをもらったから

解説は大手メーカーオルファの畑中悠さん、岡田三朗相談役。

特に岡田三朗氏は世界初の刃が折れるカッターナイフの誕生に立ち会った方で発明者の岡田良男の弟にあたる人物。

という事で「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場 カッターを作りたカッター兄弟」スタート。NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場 カッターを作りたカッター兄弟 チコちゃん

太平洋戦争の空襲で町工場だった家を失った直後の良男・三朗兄弟は四人兄妹の長男次男という事もあって、苦しい一家の生活を支えるためにそれぞれ大阪の町工場で住み込みで働き始める事に。

そんな兄弟に転機が訪れたのが1956年のことで、印刷工場で紙を切るために日頃からカミソリの刃を使っていて感じていて不便さを何とかしたいと試行錯誤。

小さなカミソリを指でつまんで使っていると何かの拍子に手を切ってしまったり、結局刃の角っこしか使わないので真ん中あたりの刃はまるまる無駄になってしまうという問題点を何とかしようと日々研究する事に。

そこで良男は靴職人が靴底の形を整えるのにガラスを割って手ごろな刃物を作って靴底を削っているのを目撃。

そこでカミソリをガラスのように割って切れ味を復活させるというアイデアを思いつきますが、そこで立ちはだかるのが金属であるカミソリをどうやって割るのか?という問題でしが、そこで良男の脳裏に浮かんだのは戦後日本にやってきた進駐軍からもらった板チョコ。

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筋が入っているためにパキッと折れるチョコレートから着想を得て、カミソリをポキポキと折れるようにすれば良いと閃いた良男は研究を進めて世界初の刃が折れるカッターナイフの試作品を完成。

試行錯誤の段階では刃先を斜めにすることで切り口が見えやすくなって細かい作業に向くようにしたりと細かい部分にもこだわって開発。

良男はこのカッターナイフを大手文具メーカーに売り込みに行きますが、刃物が折れてどうする?と門前払い。

そんな失意の良男を救ったのが大阪・鶴橋にあった町工場の「お金は後でいいからとにかく作ってやる」という男気溢れる言葉。

とりあえず3000本作ってくれるという約束を取り付けたものの、いざ納品されたのは寸法も品質もバラバラの欠陥品。そこでめげることなく良男は自らの手で3000本を手直しして1959年に商品化第1号の発売に漕ぎつける事に。カッターナイフの刃が折れるのはなぜ?商品化第1号は1959年 チコちゃん

その後は沢山ある工具類の中で目立つようにと黄色を採用したりと地道な改良を続けて徐々に世の中に浸透していき、誕生から68年経った今では毎年1000万本以上売れ続ける大ヒット商品に。

という事で2問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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