パン屋でトングをカチカチさせてしまうのはなぜ?チコちゃん
24年9月13日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『パン屋さんでトングをカチカチさせてしまうのはなぜ?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】石黒賢、安田美沙子
【VTRゲスト】なし
パン屋さんでトングをカチカチさせてしまうのはなぜ?
1問目の出題は、
なんでパン屋さんでトングをカチカチさせてしまうの?
チコちゃんの答えは、
脳のガス抜きがしたいから
解説は明治大学の堀田秀吾教授。
脳のガス抜き=脳の中に溜まった情報から余分なものを抜く作業との事で、人は考え事をし過ぎると情報処理が追い付かずに思考が固まってしまうので、それを防ぐ一つの方法として無意識にやってしまうのがあのカチカチ。
こういった行動は専門的に「ドゥードリング」と呼ばれ、勉強中のペン回しや貧乏ゆすり、電話中にペンで落書き、コードを指でくるくるなど一見意味の無い行動のように見えて実は作業効率化に一役買っているとか。
ここで先生が用意したのは同じ漢字がずらっと並んでいる画面から一つだけ違う漢字を探すといういかにもイライラしそうな課題。
こうした課題を何もしない状態で解くのと、トングカチカチをしながら解くのでどういった違いが出るか比較実験してみると、何もしない状態だと脳波測定でイライラが強く出ているという結果。
一方でトングカチカチをしながらだと脳が集中状態になっているのと同時にイライラが抑えられているという大きな違い。
脳波の動きを見てみると、カチカチさせるたびにスッと脳のイライラが引いていくような感じに見えると堀田先生。この時に脳は効率的に情報処理が出来ている状態で、これこそが脳のガス抜きの真骨頂。
ちなみにパン屋でトングカチカチをせずに静かに選んでいる人はパン選びに悩まずにパッと決めてしまう人、もう買うパンが予め決まっている人という傾向があるとか。
ちなみにトングカチカチの代わりにおでこを指先で30秒ほどトントン叩くといったアクションでも同様の効果が得られるといったアメリカの研究があるとの事。
古畑任三郎は思考を整理する時にああやってトントンさせていたんでしょうか?
トングカチカチはトングが傷む原因になるそうなので、パン屋のためを思ったら控えておいた方が良さそうですが。
という事で1問目は以上。
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