ギャルって何?チコちゃん
24年9月27日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『ギャルってそもそも何?』の答えなど簡単にまとめてご紹介。時代によって変わっていったギャルの歴史と共に解説
ゲスト出演者
【ゲスト】高見沢俊彦、原菜乃華
【VTRゲスト】エルフ荒川
ギャルってそもそも何?
1問目の出題は、
ギャルってそもそも何?
チコちゃんの答えは、
サーフィン界隈の女の子たち
解説はメディア環境学者の久保友香さん。
そもそもギャルは英語のgirlの俗語として使われていたという由来があるので、本来の意味としては「若い女の子」というのがその言葉の意味。
これが日本で広まるきっかけになったのが1978年にGALS LIFEという若者向けの雑誌が創刊された事や、その翌年の1979年に沢田研二の「OH!ギャル」という曲が発表された事などが主なトピック。
ただしこの当時のギャルの意味としては「若い女の子」を指すのがもっぱら。
そこから外見のスタイルが意味に含まれていくのが1980年代半ばの事で、特に湘南のサーファー界隈で使われ出したのがきっかけ。
この頃の湘南にはアメリカ西海岸風のファッションをした女性や、ハワイのロコガールファッションを意識した女性などが多くいたそうで、こういったビーチスタイルで実際にサーフィンに精通している女性や、サーファーの彼氏がいる女性などを「イケてるギャル」と捉え出したことでそれまでの「若い女の子」に特別な意味がプラスされるように変化。
当時は情報を得る手段が限られている事もあって、海外のビーチスタイルを実践するには海外旅行や留学の経験などがないとなかなか難しかったという時代だったのでギャルは時代の最先端をいっている人たちで、ある意味特権階級のような扱いに。
スポンサーリンクこれが90年代になると2つのギャル革命が起きたと久保先生。
それが「ストリート雑誌」「プリクラなどのプリントシール機」という2つトピック。
90年代半ばに隆盛を極めたストリート雑誌が特に渋谷に通う女子たちを取り上げて、彼女たちのファッションスタイルをこぞって掲載した事でギャルのお手本のようなものが形成される事に。
さらに1995年にプリクラ(プリントシール機)が登場すると一般の人たちが自分たちの写真を交換し合うという文化が生まれて、ギャルの文化と結びつくことでギャルのスタイルがさらに大きく広まるきっかけに。
つまりもともとは限られた人しかなれなかったサーファー界隈のビーチスタイルが、ストリート雑誌などのおかげでその中心地を渋谷などの街中に移し、雑誌とプリクラのおかげで情報が広く広まったことで誰でも真似しやすいスタイルに発展したという流れ。
そして時代の流れに応じて様々なギャルが生まれては消えを繰り返す事に。
- ワンレン
- ボディコン
- ハイヒール
夜はディスコに昼はサーフィンと活動的でRIKACO、杉本彩などがその代表格。
- ビーチスタイル
- スニーカー
- ルーズソックス
夜のディスコに昼のビーチスタイルでそのまま訪れるグループが現れ、それが主に高校生などの学生だった事もあって大人のギャルと区別するという意味で高校生ギャル=コギャルという名称に。
スポンサーリンクまた、制服にルーズソックスとミニスカートを取り入れたのも特徴的。
モデルの冨永愛が制服姿でVOGUEに登場すると世界中で話題に。
ちなみに90年代半ばには安室奈美恵のファッションなどを真似るアムラーも登場。
- 日焼けサロンで焼いた黒い肌
- 濃い化粧
- ミニスカ
- 厚底ブーツ
学校NGなどでストリート雑誌に載れない人たちが集まってギャルサークルを結成した事でギャル文化も隆盛。一説によると2000年代には約200のギャルサークルが存在していたとか。
- ガングロ以上の黒肌
- ど派手なメイク
- ビーチスタイルの洋服
ギャル最盛期の一つといわれる世紀末に生まれたスタイル。
ヤマンバからさらに進化したのがマンバと呼ばれ、派手ギャルの究極スタイルの一つに。
- 白い肌
- デカ目メイク
- フリフリのお姫様ワンピース
デカ目メイクは継承しつつも、肌は真逆の美白で服装もお姫様のような雰囲気に180度転換。
携帯電話の普及によってストリート雑誌に載るよりもケータイブログで目立つ方がステータスとなった時代で、デカ目を意識した自撮りがトレンドに。
すると目が大きく見えるという利点から肌を白くするようになったんだとか。
- 歴代ギャルの良い所を取り入れたファッション
ネットで何でも調べられる時代なので、過去のギャルスタイルから気に入ったものを取り入れて参考にするのが最近のギャル文化。
という事で1問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから