すぽると 1/100位 2024年変化球ランキング2位モイネロ、3位菅野智之で1位は?
24年11月24日放送の「すぽると」プロ野球100人分の1位は変化球部門のランキング&前田健太が選ぶマエケン分の1位を発表という事で一覧でまとめてご紹介。
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1位 今井達也
2024年の奪三振王(187個)が堂々の1位を獲得。
特にスライダーは12球団合わせても断トツの奪三振数108を記録。
村林一輝「何か気持ち悪い。笑。気持ち悪いって感じです。曲がっているようにも見えるし、落ちているようにも見えるし。」
紅林弘太郎「バットに当たるイメージが湧かない。生き物のように曲がるみたいな。」
武内夏暉「ストレート並に怖いというか。」
種市篤暉「一番良いピッチャーじゃないかなと思ってます。ほぼ真っ直ぐとスライダーしかないのにその奪三振数なので相当すごいと個人的には思ってます。」
平良海馬「スライダーを真似して試合でも投げるようにもなりましたし。今井選手のスライダーです。」
スポンサーリンク炭谷銀仁朗「2分の1位の確率で真っ直ぐかスライダーかであれだけ三振を取るっていうのはちょっと特殊かなと思いますね。」
球種別投球割合を見てみるとストレートとスライダーで9割近くとほぼ2択。
隅田知一郎「もう不思議な球ですね。」
今宮健太「ポンッて出て来るんですけど、そこからファーン(落ちて減速)みたいな。まだ来てないみたいな。来てみたらちょっと遅くなるっていうか、難しいです。不思議な感覚のスライダーに近かったですね。」
今井達也「えぇ!?マジっすか。いいんすか?ありがとうございます。欲しかったんですよ。実は。僕が一番最初に覚えた変化球でもあるので選んでいただいてすごく光栄に思ってます。」
「いかに真っ直ぐと同じ軌道に見せるかというのも大事で。サイドスローに近いぐらい僕はリリースポイントが低いんで。その位置から真っ直ぐがシュートしながら伸びていくような軌道になるので、それとちょうど反対の軌道のボールになるというか。」
シュートするストレートとスライダーを重ねてみると、途中まで全く同じ軌道を描いた後に反対方向へ枝分かれ。このおかげでバッターが皆同じように口にする”不思議スライダー”が完成するというカラクリ。
ほぼ2球種だからこそ生まれる必殺技で2023年のストレート平均球速が150.4km/hだったのが2024年は152.7km/hにアップした影響も。
今井達也「上手く真っ直ぐの残像を生かして投げられているのでそういうスライダーのイメージも付いたんじゃないかと思います。」
この日の解説だった前田健太は今井達也のような2球種の先発投手はなかなかいないレアケースとしつつも、そのストレート&スライダーがプロでもトップクラスなので成り立っている、難しい事を遂行していると評価。
ストレートの平均球速を2km/hアップさせるのは大きな苦労を伴うのでその点もピッチャーとして素晴らしい事と前田健太。
前田健太「スライダー待ってても、投げた瞬間はストレートに見えるので体が勝手にストレートの反応で打ちに行ってしまったりとか。(ストレート待ちだと)スライダーの残像も残ってるのでちょっと反応しきれなかったり。あとはボールの質が高いので狙ってもそう簡単には打てない。狙ったからといって打たれるような質ではないと僕は思います。」
スポンサーリンク2位 モイネロ
2024年の防御率は1.88でモイネロがトップ。
甲斐拓也「スピンも効いてますし、曲がり幅自体もすごくあるし、スピードもあるので全てが良いと思います。」
西川龍馬「あんなカーブ投げたいですね。今度ちょっと機会があったら教わろうかな。一回頭の上にポンって消えて、そこから加速してパっと落ちて来て全然ストライクみたいな。」
鈴木大地「モイネロのカーブだけは別の生き物ですね。ホントにめっちゃ上から落ちて来るし異次元ですね。」
森友哉「あのリリースポイントからのあの落差で1回浮く幅っていうのは別格かなと。」
リリースの瞬間に高く浮き出る独特の軌道はバッターの視界から消える魔球。
スポンサーリンク3位 菅野智之
2024年2月の春キャンプ入り直後からスライダーに本人も手ごたえを感じていたようで、キャッチャーが捕れないレベルのキレのあるボールに仕上がって来ているを実感していた模様。
本人の自信を裏付けるかのように4年ぶりの100分の1位トップ5入り。
石川雅規「変化量とキレ、コントロールでしっかりと投げ分けられるのがすごいなと思いますね。」
髙橋宏斗「バッターの反応を見たりという所では一番想像を超えて来る。」
才木浩人「ギュインって感じで。」
戸郷翔征「僕のあのスライダーがあれば。羨ましいなと思って見てます。」
近本光司「左のインコースのストライクボール。そこに来たらスライダーはストライクかもしれないから手を出しとかないといけない。」
宮﨑敏郎「ベース1つ分くらい曲がってるんじゃないですか?」
矢野雅哉「キレというか。本当にすごいなという感じでした。」
ストライクゾーンに収まるスライダーとストライク→ボールになるスライダーのインコースの出し入れでバッターを翻弄。
森下暢仁「(ボールが)結構落ちていたので。」
桑原将志「フォークです。年々進化していくので。攻略の糸口あるかなと思ったらそこにまたアップデートされて。曲がり球のイメージがすごく強かったんですけど、菅野さんのフォークは真っ直ぐの軌道から落ちるので見分けが付きにくいというか。」
丸佳浩「要所でフォークがね。変化的にもすごい落差が今年は大きかったように見えて。もともと得意球のスライダー、カットボールがより生きてたなと思いました。」
菅野のフォークは奪空振り数76、奪空振り率20.2%とスライダーのデータを超える空振り量産球。
解説の前田健太からはメジャー挑戦を表明している菅野智之に関して、空振りを取れる球種がスライダー、フォークと2つ持っている事は大切な事なのでメジャーでも活躍できるはずと太鼓判。
スポンサーリンク5位 隅田知一郎、曽谷龍平、伊藤大海
今井達也「すげぇ止まるっていう。ボールがホントに来ない。」
郡司裕也「フォームに躍動感があって腕もすごい振れるんですけど、でチェンジアップが止まるっていうか。」
栗原陵矢「あれはマジで止まる。振りに行って止められないっすね。」
源田壮亮「めっちゃ曲がってますよ。無理やなって思いながら打席立ってます。」
小郷裕哉「スライダーがホントにすごい曲がるんすよ。これは結構衝撃的でしたね。」
森下翔太「上に出て横にグワーッて曲がるみたいな。縦スラっぽいスライダーやけどめっちゃ横に曲がるっていうのがエグかった。」
2024年の最多勝投手。
周東佑京「嫌です。インコース低めのスライダー。当たらないですね。」
佐藤龍世「スライダーだけでも多分5種類ぐらいあるんじゃないかと。めちゃくちゃ曲がりますね。」
角中勝也「普通に避けてボールやと思ったらそのまま曲がり過ぎてデッドボールになっちゃったっす。結構曲がりは普通のスライダーではないっすね。」
スポンサーリンクその他
8位 髙橋宏斗 スプリット、清水達也 フォーク 4票
10位 ビーズリー スライダー、森浦大輔 チェンジアップ 3票
スピードガンで計測不能になる速度の意表を突くスローボールはプロのバッターからしても意外過ぎて魔球の類に。
早川隆久「普通にサラっと投げられる度胸もそうですし、ほわんってゆっくりボールを投げるというのもすごく難しい技術なのでそこも含めてすごい。」
小笠原慎之介「その強いメンタルに脱帽です。」
岩崎優「大竹投手のスローボールでお願いします。」
スローボール後のストレートのコンビネーションで2024年シーズン最大となる球速差75km/hを生み出す事に。
ちなみに山下舜平太のカーブは2票で13位という結果。
他に佐々木朗希のフォークは僅か1票で19位。
スポンサーリンクちなみに解説の前田健太が選ぶ最強の変化球はダルビッシュ有のスライダーに一票。自身が実際に打席に立って打者として対戦した時の変化球から選んだとの事。
前田健太「ストレートに見えるんですよね。打席に立つと体に向かってくるような。投球フォームもねじって投げて来るので向かってくる感覚ですし、体も大きいので18mが5mぐらいに感じる。打つのが難しいっていうのと恐怖心感じます。腰が引けるんですよ。投げた瞬間に。ピクッとなった瞬間に外に逃げていくので当たらない。」
実際にダルビッシュに習ったスライダーは中指にかけて投げるタイプでボールの右側に力をかけて巻き込むようにサイドスピンをかけるイメージ。
それに対して前田健太が投げるスライダーは人差し指で押し込んでジャイロ回転をかけるスライダー。
以上、すぽるとプロ野球100人分の1位 2024年の変化球部門でした。
「100人分の1位」に関する記事はこちらのリンクから