日本の国土の面積はどうやって計算する?チコちゃん
24年12月13日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『日本の国土の面積はどうやって計算する?』の答えなどまとめてご紹介。
ゲスト出演者
【ゲスト】若村麻由美、FUJIWARA原西孝幸
【VTRゲスト】塚原愛アナ
日本の国土の面積はどうやって計算する?
3問目の出題は、
日本の国土の面積ってどうやって計算するの?
チコちゃんの答えは、
1500万個の台形の面積を計算する
解説は国土地理院の塚﨑靖久さん。
そして台形の頂点=台形の角を利用する事で台形から国土の面積を求める計算式がコチラ。
これは座標法による面積計算と呼ばれ、公的な面積を求める際に使用する計算方法。
スポンサーリンク例として鹿児島の屋久島の面積を求める手順を簡単に解説すると、
屋久島の海岸線について角となる点(台形の頂点)の座標を表示させる。
※今回は分かりやすく島の形に出来るだけ沿った14角形と解釈して計算。
真っ直ぐ下に線を引いて出来上がる台形の数は今回の14角形だと全部で6個。
続いて陸地と同じ方法で海の部分に台形を作っていくと海は全部で8個。
ちなみに14個の座標点から(6個+8個で14個)で座標点の数と出来上がる台形の数は一緒。
そして全体の台形から面積を出した後に海の部分になる台形の面積を引けば屋久島の面積が計算可能に。
実際の海岸線はより多くの座標点を細かく打って、全て短い直線として出来るだけ自然の形に近付けて精度を高めており、
屋久島の場合は約2万5000点の座標が作られているので出来上がる台形の数も約2万5000個と膨大なものに。これを細かく計算していって屋久島の面積は504.25㎢。
こういった作業を日本の地区町村ごとに行って全てを合計すると日本全国の座標点の数は約1500万点で算出された日本の国土面積は37万7975.81㎢ (2024年7月1日時点)。
ちなみに国土地理院では年4回の頻度で国土面積を公表しているそうで、海の埋め立てや地殻変動によって変化した分を加味するためにこういった頻度で公表しているんだとか。
という事で3問目は以上。
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