世界くらべてみたら 丼総選挙ランキング3位豚丼、2位牛丼で1位は意外に?
25年6月25日放送の「世界くらべてみたら」は丼総選挙と題してアメリカ、イタリア、タイで人気投票という事でランキング結果を一覧でまとめてご紹介。
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ランキング一覧
アメリカでは一目見てテリヤキチキン?と認識されたようで、甘じょっぱさと炭の香ばしさに大絶賛。
イタリアでもテリヤキチキンとすぐに受け入れられて、日本風のタレで食べる鶏肉の相性の良さに驚き。日本の焼鳥は鶏肉がやわらかく調理されるのでその食感も好評。
タイではタイ式の焼鳥ガイヤーンが屋台グルメの定番という事もあって、ナンプラーやチリソースで濃く味付けするガイヤーンともち米を一緒に食べるのが鉄板コンビ。馴染みがある過ぎる味という事でもちろん高評価連発。
アメリカではシンプルで家庭的な味付けがウケて毎日食べられるという感想が連発。また、アメリカでは薄切りの牛肉を食べる習慣があまりなく、普段はまず出会わないレベルの薄切り肉の美味しさに驚き。さらにピクルスが好きなアメリカ人からするとトッピングの紅生姜も大好評。
イタリアでは肉が口の中で溶けて行く感じが大好評で、牛丼のつゆがお米と相まってよく馴染んでいると絶賛。
スポンサーリンクアメリカで食べられている厚切りの骨付き豚肉のポークチョップに似ているものの、北海道の豚丼に使われるやわらかい豚肉には衝撃を受けた様子。アメリカで調理されているような豚の塊肉を焼いたゴツイ豚肉料理だとカチカチの食感になりがちですが、
ちなみにアメリカで豚肉というと1990年代の健康志向ブームからヘルシーなお肉=脂の少ない豚の赤身というイメージが定着しているので、豚肉は硬いという認識が多かったり。
イタリアでは薄切り肉の食感が好評で、甘辛い味付けやお米との相性など絶賛続き。その一方でイタリアで食べられるお米料理はリゾットのようにお米自体に味を付けるのが一般的で、白ご飯がそのままという点が気になるという意見も。豚丼はタレが少なめなのでご飯と馴染んでいないという点が足を引っ張った様子。
タイでは豚肉がとろけるような食感と大絶賛。タイの屋台では炭火で焼いた甘辛い味付けが多いので、その味も親近感があって大好評。ちなみにタイでは涼しい気候が体験できる場所という事で北海道は旅番組でよく紹介されている定番観光地なんだとか。
アメリカではうなぎのやわらかい食感があまりウケず、特に皮目の食感がぐにゅぐにゅしていて気持ち悪いという意見。
イタリア北部の港町コマッキオではうなぎをトマト煮込みやマリネにして食べられているものの、イタリア全体を見ればうなぎはごく限られた地域でしか食べられていないローカル食材という認識。それでも初めて食べるうなぎの蒲焼きは甘じょっぱいソースとうなぎの脂が相まって美味しいと意外にも好評。ただしイタリアでは魚の皮は食べないものというイメージが強いので、うなぎの皮に抵抗感を示す人が多かった点がマイナス。
タイの首都バンコクにはうなぎ専門店もあって、うな重は日本の物価換算で2万円と高級料理として提供されているとか。タイでは背骨を取り除かないままぶつ切りにして調理する料理法が多く、日本風のうなぎ料理はこんなにやわらかいうなぎは初めて食べたと大好評。また、タイでは山椒に似たバイマックルーというハーブがグリーンカレーやトムヤムクンに使われているので、山椒の独特の辛味もすんなり。
スポンサーリンク3か国共通ですぐに天ぷらと分かるほどの認知度。
アメリカでよく食べられるイカフライのカラマリは日本で言う所のイカリングで、輪切りにした小ぶりなイカとイカ天の極厚食感の違いは嬉しいカルチャーショックだった様子で、イカってこんなに美味しかったの?と大絶賛連発。ちなみにアメリカでは揚げ物は手でつまんで食べるもの(=フィンガーフード)という文化が浸透しているので、天ぷらについても素手で食べる方が自然と感じている人が多い様子。
一方、イタリアではご飯の湯気のせいで天ぷらのサクサク感が台無しと辛口コメント。イタリアで定番の揚げ物フリットのサクサク食感を期待すると悪い方のギャップが出てしまったようで、ご飯の上に乗せる意味がないというダメ出し連発。そんなせいもあってイタリア単独だと7位と惨敗。
タイではキャッサバ粉を衣にして揚げる料理チュッペントートが食べられていて、その味付けではスウィートチリソースを合わせるのが定番なので、天丼にもチリソースをかける人続出。さらに辛味を足したい人は唐辛子入りナンプラー、生の唐辛子、ライムをあとがけしてタイ風アレンジ。
アメリカでは豚肉料理=硬くてガッツリした食感というイメージが強いせいで、フォークでも簡単に切れるトンカツに「こんなやわらかい豚肉は初めて食べた!」と驚きのリアクション連発。ただし、フライなのに衣がべちゃべちゃしている点が足を引っ張って気持ち悪いという意見が足を引っ張って総合ではイマイチの評価。
イタリアでは外はカリカリのカツレツが食べられているので「カリカリにしないなら何で衣をつけるの?衣の意味がない。」と確かに言われてみれば的なダメ出し。さらには「衣にも卵が入っているのに卵とじにしてさらに卵を使う意味が分からない」と散々な言われよう。
タイではしょっぱさと甘さのバランスがちょうど良いという感想で甘じょっぱいカツ丼は高評価連発。その一方で各国同様に衣がもっとクリスピーだったら良いのにというダメ出し。
揚げ物=サクサク至上主義は3か国共通だったようで、この点が響いて順位は伸びず。恐らくトンカツ単独の方が好まれるんでしょうね。
アメリカではお寿司の生魚はOKでもねっとり&べちゃっとしたネギトロの食感にダメ出し連発。寿司はあってもネギトロはほぼ提供されていないのでまだ馴染みがない様子。
イタリアではクリーミーで食感もOKという事でかなり好評。また、生魚はカルパッチョやタルタルで馴染みがあるのでネギトロ=マグロのタルタルとして捉えられたようで問題なし。ちなみにカルパッチョやタルタルはもともと肉料理として食べられていて、これを日本のシェフが刺身でアレンジしてイタリアで逆輸入という形で広まったという歴史があるとか。そんな事もあってイタリア単独だと1位という結果。
タイでは魚臭いという評価が多く、生の食材を食べる時にはライムと唐辛子などでしっかり味付けしてニオイを抑える調理法が一般的で、ネギトロのシンプルな味付けだけだと足らないという声。魚臭さが足を引っ張ってタイ単独だと最下位。
ミント・パクチー・コブミカンの葉などの10種類の香草を並べ、ナンプラーに唐辛子とライムを大量に入れた調味料で味付けするタイ風アレンジ。ここまでするとタイの人でも魚臭さが抑えられるとの事。
スポンサーリンクアメリカでは味がマイルドで塩気が欲しいという意見が続き、年配向けの料理といったコメントも。現地ではアメリカの食文化に合わせて独自に進化したアメリカン中華が食べられていて、本場の中華よりもこってりで濃い味に慣れているアメリカ人にとって中華丼はあっさりすぎる味だった様子。
イタリアではドロっとした見た目が不評で、野菜のくたっとした食感が大不評。やはりアルデンテの国という事もあって食感がネックに。
一方、タイでは青菜や豚肉が入ったタイ風のあんかけ麺・ラートナーが食べられているので、そのお米バージョンという事ですんなり受け入れられた様子。ただし、味が物足らないという意見が多くてタイの卓上調味料セットのクルワンプルーン(ナンプラー、お酢、唐辛子、砂糖)から好きな味にアレンジして食べる人が続出。ちなみにタイでは味を足して自分好みにして食べるのが一般的だったり。
アメリカでは一目見て「トーフ!」と分かるほど現地ではヘルシーフードとして豆腐は広く知られた存在で見た目の拒否反応は一切なし。ただし、麻婆豆腐はほぼ知られていない料理のようで初めての味を気に入る人がいる一方で、後味の花椒の独特な辛味が受け付けないという人も。全体的には好評でアメリカ単独だと4位。
イタリアではアクセントとして辛味を使う料理があるだけで、辛さを前面に押し出した料理が食べられていないという食文化なので麻婆丼の辛味が大不評。さらに豆腐については、プリンみたいな食感なのに塩気があるのが違和感といった理由で豆腐の高い知名度の割に苦手な人が多い様子。
ホワイトソースにマカロニを入れるグラタンはフランス発祥でイタリアでは認知されておらず、かなりショックな食べ物という見解。さらにはマカロニが柔らかすぎて「スポンジを食べてるみたい」「アルデンテじゃないと。イタリアを冒涜してる」「チーズにクリームはアメリカっぽい」と辛辣。
タイでは辛いのはOKでもしょっぱいという意見が連発。タイでは一つの料理で辛味、塩味、酸味、甘味の全てを感じられるように味付けする事が多く、酸味と甘味が感じられない麻婆丼だとしょっぱさが強調されてしまった様子。
スポンサーリンクアメリカでは「猫のエサみたい」と散々な言われようで、一目見ただけで美味しくなさそうと大不評。
総じて濃い味好きのアメリカ人からするとシロップなしのパンケーキみたいと薄味に感じられて、アメリカ単独だと最下位。
ちなみにアメリカではスパイスで味付けした鶏肉ににんにくを効かせたマヨネーズソースとホットソースをかけてサフランライスに乗せるチキンオーバーライスがニューヨークの定番フードとして食べられていたり。
イタリアではその見た目に抵抗感を示す人が多かった一方で、恐る恐る食べてみると意外と美味しいと意外なリアクション。卵がヌメッとして点が気になるものの味付けは悪くないという意見。イタリアには鶏肉を牛肉で煮込む料理があって、それに近いとの事。
タイでは現地で食べられているタイ風茶わん蒸しカイトゥンが食べられており、卵と鶏肉で消化が良いので病気の時に食べる料理という認識で、カイトゥンよりもさらに薄味な親子丼が不評。唐辛子のナンプラーが無いと物足りないという人が多かった様子。
以上、世界くらべてみたらから外国人が選ぶ丼総選挙ランキングでした。