あさイチ 今日の映画紹介はファンファーレ!ふたつの音、アイム・スティル・ヒア
25年7月25日放送の「あさイチ」特選エンタ映画紹介ではゲストの津田健次郎と『ファンファーレ!ふたつの音』『アイム・スティル・ヒア』を紹介。
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ファンファーレ!ふたつの音
フランス本国では約260万人を動員した大ヒット作でフランス版アカデミー賞といわれるセザール賞では主要7部門にノミネート。
世界的指揮者として多忙を極めるティボはある日、練習中に白血病によって倒れてしまい、骨髄移植をするために妹との適合検査をするも結果は不適合。さらにDNA検査によって自分が養子であることが判明すると、その事をずっと知らされていなかったことにショックを受ける事に。
そこでティボは生き別れた弟の存在を知らされ、骨髄ドナーになってもらえないかと弟と会ってみる事に。
ほどなくして本当の兄弟の対面の時がやってきますが、突然やって来て兄と名乗るティボに対して、弟のジミーは困惑。さらにはドナーになって欲しいという要望に動揺するジミーでしたが、養母の説得もあって移植手術に協力する事に。
その後、移植手術を無事終えたティボはお礼のために改めて弟のジミーのもとを訪ねますが、そこで弟が仕事仲間たちとアマチュアの吹奏楽団を結成してコンクール出場を目指している事を知る事に。ちょうどその頃、楽団の指揮者が国外転勤のためにその座を降りる事となり、ジミーはダメもとで世界的指揮者のティボに代わりの指揮者をやってもらえないかとオファー。
するとティボの答えは「指揮をするべきだ。教えるから。」という意外な返答。
ジミーの才能を見抜いたティボは多忙なスケジュールの合間を縫ってジミーに指揮者としてのイロハをレクチャーする事になったものの…
今や世界的な指揮者として成功している兄ティボはその成功の裏でどこか孤独を抱え、一方の弟ジミーは地元の学校の食堂で料理人として働きながら仲間たちに囲まれて好きな音楽を楽しむ日々という実の兄弟でありながら全く異なる人生を歩んできた二人の運命やいかに?
アイム・スティル・ヒア
フランス・ブラジル合作でベネチア国際映画祭、米アカデミー賞など多数の受賞歴のある国際的評価の高い作品で1970年代の軍事政権下時代のブラジルで実際にあった出来事が物語のベースに。
軍事独裁政権に批判的な人々は次々に連行されるという時代、元下院議員の夫と5人の子どもたちと一緒に暮らすエウニセはそんな不穏な情勢に不安を覚えながらも幸せな日々。
ところが、議員時代に軍事政権に批判的だった夫が突然政府に連行されるという事態に陥り、それからは厳重な監視の下でひたすら夫の帰りを待つ事となり、やがてエウニセも全く状況が分からないまま拘束されるはめに。
逆らう事も出来ず黒い頭巾を被らされてエウニセが連れて来られた場所で命じられたのは「政府に批判的な人物を告発しろ」という脅迫。何日も理不尽な勾留が続いた後に突然の釈放となり、無事に子どもたちが待つ家で戻ることになったエウニセはその後も帰って来ない夫の消息を掴もうと奔走しますが、夫の行方について頑なに真実を語ろうとしない政府。
ついに我慢の限界を超えたエウニセは大胆な行動に打って出る事に。
以上、今日の映画紹介でした。
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