緑が目に優しいのはなぜ?チコちゃん
26年1月9日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜ緑は目に優しい?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】石丸幹二、生見愛瑠(めるる)
【VTRゲスト】なし
なぜ緑は目に優しい?
2問目の出題は、
なんで緑は目に優しいの?
チコちゃんの答えは、
筋肉が楽だから
解説は眼科専門医の綾木雅彦先生。
私たち人間の目は光ん反射によって色を認識していますが「物体が緑色をしている」というのはすなわち「その物体が緑色だけを反射している」からという意味。
人間の目に見える光は赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色で、緑色に見える物体はその中で緑以外の光を物体が吸収し、緑色だけを反射し、その結果、目には緑だけが届いて緑色に。
つまり物体に色があるわけではなく、どの色を吸収し、どの色を反射するか?で色が決まるというのが正しい認識。
この色の違いは光の波長によって決まり、人の目で見える波長は約400ナノメートルから700ナノメートルで光の中で紫が一番波長が短く、赤が最長となっており、この光の波を目の網膜にある錐体細胞が感知して色を認識。
スポンサーリンク網膜は目の中でスクリーンの役割を担っていますが光が網膜に集まると映像がはっきり見えてピントが合っている状態となりますが、ピントが合っていない時は水晶体を支える毛様体筋が縮んだり伸びたりして、水晶体の厚みを変えてピント調整。そしてこのピント調整は色に大きく影響を受けていて、例えば青の波長は網膜より焦点が手前にあるので毛様体筋にずっと力を入れ続けて縮んで水晶体を分厚くする必要があり、これは目にとってはなかなかの負担。
一方で赤の波長は網膜より焦点が奥になるので毛様体筋は力を緩めて水晶体を薄くする必要がありますが、力の緩め具合は繊細であり、一度合わせたピントが細かくズレて行くので目がじわじわ疲れる結果に。
そして緑色についてですが、この場合は波長の焦点が最初から網膜に合っているので毛様体筋はほぼ動かなくて済み、目に負担がかからないので「目に優しい」という事に。
また、緑は目の網膜と相性が良いというのも大事なポイントで、網膜には色を感じる三種類の錐体細胞があり、この錐体細胞は色の波長ごとに反応する細胞が異なるという特徴があって、青や赤に対しては一つの錐体細胞が反応する一方で緑には二つ以上の錐体細胞が反応するので結果的に、緑=見えやすい色。
赤や青だと一つの錐体細胞が光を取り込もうと頑張るのでこれが積み重なると網膜がダメージを受けて目がかすんで見えづらくなると綾木先生。
この違いを生んだのは私たち人間にとって緑が一番重要な色だったからという起源が考えられていて、約250万年前から人類の祖先は森や草原で生活をしていたために敵・獲物・仲間を見分けるためには背景となる緑を正確に認識する必要があり、緑が多い環境ではまず緑色にピントを合わせ、そこから対象物を見分けられるように進化していったので緑は一番見えやすい色という事に。
ちなみにスマホやパソコンなどの液晶画面からの光に多く含まれる青成分の多い光・ブルーライトは目に良くないと言われる事がありますが、見るタイミングや量によっては目の健康のために必要な光で、朝浴びるブルーライトは目を覚ます効果、昼間に浴びれば集中力アップなど。
ただしブルーライトの見過ぎは毛様体筋が縮んでいるので目に負担となり、そんな時は遠くの緑を見ると毛様体筋が緩んでくれるので目の休憩にはぴったり。とは言っても最も目を休める効果があるのは目を閉じる事というまとめ。
最後に毛様体筋が一番疲れづらく、錐体細胞の感度が一番高い波長は555ナノメートルで、色にすると黄緑色という補足で2問目は以上。
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