真珠ってなに?なぜ作られる?チコちゃん
26年1月16日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『真珠ってなに?なんで貝は真珠を作るの?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】IMALU、古坂大魔王
【VTRゲスト】なし
真珠ってなに?
3問目の出題は、
真珠ってなに?なんで貝は真珠を作るの?
チコちゃんの答えは、
奇跡的な災難に貝が立ち向かった証し
解説は東京大学の鈴木道生教授。
真珠と言えば貝から採取されるイメージが強いですが、天然真珠が出来る確率は1000個から1万個に1個とされているまさに奇跡の産物。
日本の真珠と言えばその9割以上がアコヤ貝から作られていますが、その生産は貝の中に砂利や石などの小さな異物が入り込む所からスタート。
そうなると貝の中身は軟体になっているので砂や小石をそのまま放っておくと大事な組織が傷付いてしまう恐れがあり、そこで貝はケガ予防のために胃物の周りをコーティングして身を守っているというのが真実。
この時に働くのが貝の口付近にある外套膜(がいとうまく)と呼ばれる器官で、ヒダ状の外套膜が異物に付着し、そのまま貝の内部に異物が取り込まれると外套膜が細胞分裂を起こして異物の周囲に真珠袋(しんじゅぶくろ)という袋を形成。すると袋の外側から内側に向けて貝殻と同じ炭酸カルシウムやたんぱく質などの成分が分泌されて約1~2年かけて異物が覆われて固まり真珠が完成。
スポンサーリンク異物が貝内部の浅い所に入っただけであれば吐き出して完了ですが、奥に入り込んでしまった場合はこのような仕組みを使って身を守っていますが、天然の場合はなかなか奥まで入り込まず、その確率は前述の通り1000分の1~1万分の1個という非常にレアな現象という事に。
実際に真珠の断面を見てみると、その中央部分には小石などの異物が核として存在しており、その周りは木の年輪のように何層にも渡って覆れているという構造。
基本的に貝殻を持つ貝であればアサリ、シジミ、ハマグリ、カキなどの広く食用されているような貝であっても真珠のようなものは作られていますが、それらが作るものはアコヤ貝の作るキラキラと輝く真珠とは異なってビリヤードの手玉みたいな表面がつるっとしたただの白い玉だったり。
真珠を作る主な成分は貝殻と同じ成分になっているので、真珠層というキラキラと光る成分が含まれていないと真珠のあの美しい輝きは出て来ないそうで、真珠層を持つ他の貝だとアワビ、サザエ、ムール貝などが該当。
そんな生命の神秘が生み出す真珠は古くから富や権力の象徴として珍重されてきた歴史を持ち、古代エジプトではクレオパトラが富を見せつけるために真珠を酢に溶かして飲んだというエピソードが残されていたり。
スポンサーリンクところがそんな真珠の希少性に一石を投じたのが、世界で初めて真珠の養殖に成功した日本。
1893年に世界初の真珠の養殖に成功した御木本幸吉は天然真珠を狙ったアコヤ貝の乱獲を防ぎつつ世界中の女性を真珠で飾りたいと養殖の研究を始めて、人工的に核となる異物を貝内部に入れる技術を開発。
養殖ではアコヤ貝をメスで切開して赤く色づけしたピースと呼ばれる外套膜の一部と核を入れ込んで真珠作りがなされており、世界的に見ると作られる地域によって養殖される貝や真珠が異なっているそうで例えばオーストラリアだと白蝶貝という貝が使われて直径1cmほどにもなるシルバーやゴールドの大サイズ真珠に。
他に沖縄やタヒチなどでは黒蝶貝が使われてピーコックカラーと呼ばれる緑色の真珠になったり、カリブ海ではコンク貝という貝からピンク色の真珠が採れる事も。
ちなみに丸く綺麗に出来なかった真珠やアコヤ貝の貝殻などは全て化粧品や肥料として再利用されていたり、形がいびつになったり楕円形になってしまったものも高品質な物であればジュエリーとして販売されていたり。
という事で3問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから