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毒=紫色のイメージは日本だけで海外は毒=緑?チコちゃん


26年1月23日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『毒といえば紫色のイメージなのはなぜ?』の答えなどまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】島崎和歌子、中務裕太

【VTRゲスト】ももいろクローバーZ 高城れに

毒といえば紫色なのはなぜ?

3問目の出題は、

なんで毒といえば紫色なの?

チコちゃんの答えは、

ドラクエが毒の沼地を紫色にしたから

解説はあのゼビウスの生みの親で東京工芸大学の遠藤雅伸客員教授。

そもそも毒=紫をイメージするのは日本人に多い傾向で、番組で世界中の外国人200人にアンケート調査を行ってみると82人が毒=緑という多数派の回答で次いで赤、紫、黒、青、黄などなど。

この毒=緑というイメージは人工顔料の影響が大きいそうで、ヨーロッパで18世紀以降に開発されたシェーレグリーン、パリグリーンという2種類の緑色は洋服の生地、家具、壁紙など様々なものに用いられてヨーロッパで大流行。海外で毒=緑色のイメージは緑色の人工顔料の影響

ところがこの2色を使用した製品を使っていた人たちの中に原因不明の病気で亡くなるケースが急増した事で事態は急転。その原因と考えられたのが当時、この顔料に含まれていたとされるヒ素。ヒ素は毒性が強く、かの有名なナポレオンも自宅の壁紙に含まれていたヒ素によって亡くなったという説も唱えられるほど。

こういった危険性が指摘されたために第二次世界大戦後には使用が禁止されましたが、この出来事から世界中に毒=緑のイメージが広まったというのが通説。

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実際、日本でも1981年に出版された赤川次郎の「毒 ポイズン」という本のタイトル文字は緑色で、この時代においては日本でも毒=緑というイメージが存在していた証に。

また、大昔の日本では紫=高貴な色とされていたという歴史があり、603年に聖徳太子が制定した冠位十二階では最も位が高い色を紫と定めており、これは当時、紫色の染料に希少価値があったためとされているとか。

ところが時代が経て1856年にイギリスのウィリアム・バーキン博士が紫色の染料を発見すると紫色の合成染料が大量生産されるようになって紫=高貴な色というイメージが世界中で徐々に薄れていく事に。紫には魔女や呪いといったイメージもありましたが、これを一気に毒のイメージに近付けた立役者が日本で社会現象も巻き起こしたファミコン用ソフトのドラゴンクエスト、通称ドラクエ。

そのゲーム内には毒の沼地が登場しますが発売当時は深い緑色。ドラクエの毒の沼地はもともと深緑

というのもドラクエの基礎になっているロールプレイングゲーム(RPG)という文化はアメリカから伝わったもので、その世界観は中世ヨーロッパに近いイメージで、さらに当時のゲーム機は同時に表示できる色の数に制限があった事もあって毒の沼地は緑色に。

ところが1990年に発売された後継機種のスーパーファミコンでは色の表現力がアップし、1993年に発売されたドラクエシリーズでは毒の沼地は紫色に大幅に変更される事に。これは海・水=青、マグマ・炎=赤やオレンジ、草原・植物=緑、地面・岩=黄色や茶色と割り振って行って最後に残っていたのがダークなイメージに近かった紫色という事に。毒=紫色のイメージはドラクエの毒の沼地の影響

このドラクエの毒の沼地が紫色になったのを境に他のゲームでも毒=紫という色使いが定番化していき、ここ30年ですっかり日本では毒=紫が一般化。

ちなみに色について研究している慶應義塾大学の國本学史先生によると、ドラクエで毒=紫の原体験をした人たちがゲーム開発側に回った際にそのイメージを踏襲する形で一つの文化を作り上げていったという見解で、紫色にしておけば視覚的に毒であると伝わりやすいのでその後のゲームも毒=紫の表現を一種のゲームの文法化していったというまとめで3問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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