タンクトップはなぜ「タンクトップ」という?その語源は?チコちゃん
26年9月4日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『タンクトップをタンクトップというのはなぜ?』の答えなどまとめてご紹介。タンクのトップとはどういう意味なのか?その語源が分かると答えが明らかに。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】高畑淳子、酒井一圭
【VTRゲスト】ひょっこりはん
タンクトップをタンクトップというのはなぜ?
2問目の出題は、
タンクトップってなんで「タンクトップ」っていうの?
チコちゃんの答えは、
女性が溺れないようにするための服だったから
解説は服飾史研究家の辻元よしふみ&玲子夫妻。
そもそも欧米では女性はたとえ水着姿であっても肌を大きく露出させるのはタブーとされてきたという長い歴史があり、19世紀後半に実際に女性たちが着ていた水着は学生服のセーラー服のようなしっかりとした衣服で足元は黒のストッキングで完全防護。
さらに素材はウールや麻製だったので水を吸うととても重くなり、これが原因で溺れてしまう事故も起きていたという大きな問題点も。
スポンサーリンクそこでこんな状況に終止符を打つべく立ち上がったのがオーストラリアの水泳選手で水中パフォーマーとして知られるアネット・ケラーマン。
彼女は映画スターを夢見ていたもののオファーされるのは水中ショーの仕事ばかりでそんな中でも何とか目立って映画スターヘの足掛かりにしたいと考えたケラーマンは1907年、特に女性の肌の露出に厳しかったアメリカ・ボストンの海岸において肩・腕・脚を大胆に露出したワンピーズ型の水着で登場。
あまり着られていなかった男性用水着を改良して女性に合うように作ったこの水着はこの頃の衣服のような他の水着とは一線を画す見た目で、あえて規制が厳しい場所で着る事で話題を呼ぶようにという彼女の思惑は一定の成果を得た形で地元のボストン警察と大モメした事でメディアが取り上げて話題に。
するとトントン拍子に主演映画も決まってその後多くの映画に出演する映画スターの仲間入り。ただしこれは決して個人的な欲に駆られたゆえの行動だったわけでもなく、女性の生きる窮屈さへの抵抗という大きな狙いもあったとか。
実際、この事件をきっかけに肌を露出した水着で海水浴をする女性が増加したそうで、やがて肩や腕の可動域が広がるので動きやすいと評判になっていったケラーマン型の水着は陸上競技やバスケットボールなどの陸のスポーツにも応用されるようになって行ってタンクトップの原型に。
スポンサーリンクそのネーミングについては燃料タンク、ポリタンクのように液体を入れる容器を英語ではタンクと表現しているのと関連して昔は水を入れる容器というニュアンスでプールの事もタンクと言っており、タンク(プール)の水着の上半身部分という意味でタンクトップというのが語源に。
こうしてスポーツ界で着られるようになったタンクトップですが、この頃はあくまでユニフォームのような扱いだったわけで、これが日常生活でも着られるようになったきっかけというのが1951年のハリウッド映画「欲望という名の電車」とされていて、劇中でマーロン・ブランドがしていた白いタンクトップ姿が労働者階級のワイルドさとセクシーさのシンボルとして若者を中心に注目を浴びたことから徐々にタンクトップが着られるように。
また、1960~70年代にアメリカを中心に巻き起こったヒッピー文化は「反体制・自由」を掲げる若者たちがその原動力となりましたが、カジュアルで開放的なタンクトップを街中で着るようになっていき、タンクトップが街着として定着していく事に。
ちなみにタンクトップはかつて日本ではランニング(ランニングシャツ)と呼ばれていましたが、これは日本独自の呼び方だそうで大正時代に陸上競技用として日本に伝わったタンクトップは当時の日本人にとってとっつっきにくい単語だったためにより分かりやすくするために「ランニングの時に着るシャツ」という意味でランニングシャツという呼び名が広まったんだとか。
また、タンクトップ姿が印象的な「裸の大将」の画家・山下清は外出時にはジャケット姿にベレー帽というきっちりとした格好をする事が多かったそうで、ドラマでの姿はあくまで演出だったという補足情報で2問目は以上。
※同放送回のその他の疑問はコチラ
NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから