ラムネとサイダーの違いは?チコちゃん
26年8月29日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『ラムネとサイダーの違いって何?』の答えなどまとめてご紹介。もともとの違いと現在の違いの2つの違いとは?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】南果歩、EXITりんたろー。
【VTRゲスト】なし
ラムネとサイダーの違いって何?
3問目の出題は、
ラムネとサイダーの違いって何?
チコちゃんの答えは、
もともとラムネはラモン味、サイダーはリンゴ味。今は瓶の違い
解説は全国ラムネ協会の木村英文会長。
ラムネもサイダーも外国から日本にやってきて日本独自にアレンジされた飲み物という点では両者は共通していますが、最初に日本に入って来たのはラムネ。
1853年に幕末の日本を訪れたご存じペリー来航が日本におけるラムネのはじまりとされていて、黒船に積まれていた炭酸水にレモン果汁と砂糖などを入れた炭酸レモネードがその元祖。長い航海では飲み水が腐りやすいという事もあって炭酸水は腐りにくいため瓶に炭酸レモネード詰めて航海をしていたという当時。
その後1865年には長崎の商人・藤瀬兵五郎が日本初の炭酸レモネードを開発して「レモン水」という名称を付けて販売する事に。ところがレモン水という名称はなかなか広まらず、代わりに人々は「レモネード」の英語の響きが「ラムネ」に聞こえるという所からラムネ呼びで日本に定着。
一方、サイダーのルーツは今でも世界中で飲まれているリンゴを原料とするシードル(Cidre)というお酒で、フランス語読みのシードルがイギリスやアメリカの英語圏ではサイダー(Cider)と呼ばれて広まり、その後日本では1868年にアルコールが入っていないリンゴ風味のシャンペンサイダーとして発売されサイダーの名称で定着。また、1875年には日本人向けにリンゴ風味の金線サイダーが発売されましたが、当時のサイダーは高級品で一部の人しか飲めない代物だったとか。
スポンサーリンクつまりもともとラムネはレモン味、サイダーはリンゴ味だったわけですが現在日本で売られているラムネとサイダーの味を飲み比べてみるとその味は基本的に一緒。
実は戦後になると炭酸飲料に爽快感を出すためにクエン酸などの酸味料を加える技術が進歩してラムネとサイダーの味がほぼ同じになって両者の境界線はあやふやに。さらにはそれぞれに○○味のようなバリエーションが増えたことでよりその区分は曖昧に。
ただし味は一緒でもラムネとサイダーははっきりと区別されているそうで、実は全国清涼飲料連合会が定めている違いというのが「瓶」にあると木村先生。つまりビー玉で栓をしているのがラムネ、キャップで栓をしているのがサイダーという違い。
昔から続いているというラムネの製造法を見てみると、ビー玉の入った瓶にラムネの原液と炭酸水を注入した後は瓶を天地逆さまにひっくり返すだけというシンプルな工程。ビー玉が飲み口に向かって落ちていく際に炭酸ガスの圧力がかかって勝手に栓になるという昔ながらの製法。
そして木村先生によるとラムネが日本人に長く親しまれているのは2つの大きな出来事があったからだそうで、
- コレラの流行
- ラムネ容器戦争
が2つのトピック。
スポンサーリンク【コレラの流行】
コレラは日本において年間死者数10万人以上になる事もあるほどの感染症で菌に汚染された水や食べ物が感染源とされていたため炭酸入りのラムネは伝染の心配が無くてコレラ予防に効果があるとしてもてはやされてきたという歴史。手軽な飲み物としてラムネの注文が殺到した事で例えば1953年(昭和28年)のデータを見てみると炭酸飲料のシェア約60%はラムネという時代も。
【ラムネ容器戦争】
日本において圧倒的な人気のラムネの製造は主に中小企業がその担い手でしたが、そんなラムネ人気を大手企業が放っておくわけもなく新たに業界に参入を図ろうとした大手に対して中小企業が対抗策として仕掛けたのがラムネ容器戦争。
大手が参入して来ればラムネをそれまで長年製造して来た中小企業が廃業の危機を迎えてしまうわけで、そこで清涼飲料業界では大手と中小が話し合いの場を設け、その結果生まれたのが「中小企業分野宣言」で瓶ラムネは中小企業だけが作るという取り決めに。
ところがこの取り決めの抜け穴を突いた大手企業がある時売り出したのが缶入りのラムネ。瓶ではなく缶に入ったラムネなのでルール違反にはあたらないという解釈で売り出されてしまった缶ラムネ。
この事態に慌てた瓶ラムネ製造の中小企業約800社がチームを組んで活動を行い、その結果特許庁や公正取引委員会からはラムネの定義や見解について「ラムネという名称は玉詰びんに詰められた炭酸飲料について使用されてきたと理解している」という見解が発表される事に。つまりビー玉で栓をされた瓶に入ったものがラムネであって、缶入りのものはラムネではないというのが国の見解。
これによって瓶ラムネ製造に新規参入するには高いコストが必要になる事から大手企業はラムネ製造から撤退し、ビー玉で栓をする昔ながらのラムネは今の時代も脈々と受け継がれる事に。
ちなみにガラス製のラムネ瓶は重くて割れる危険性があるという事で今ではペットボトル入りのものもラムネとして認められているとか。ただしペットボトルになってもビー玉の栓はラムネのアイデンティティとしてしっかり残されているのでラムネの魂はしっかり宿っているという補足で3問目は以上。
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