+はなぜこの形になった?+、-、×、÷の起源は?チコちゃん
26年10月16日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『1+1の「+」はなぜこの形?』の答えなどまとめてご紹介。+、-、×、÷のそれぞれの起源は?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】村上佳菜子、さらば森田
【VTRゲスト】なし
1+1の「+」はなぜこの形?
1問目の出題は、
1+1の「+」はなんでこの形なの?
チコちゃんの答えは、
etを速く書いたから
解説は東洋大学の小山信也教授。
計算式はそもそも各国の数学者たちが何千年も前からそれぞれの国独自のルールに基づいて表記しており「+」についても各国バラバラでしたが、この+のもとになったとされているのがラテン語の「1 et 1 sunt 2 (読み:ウヌス エト ウヌス スントゥ ドゥオ)」の「et (エト)」という表記で日本語の意味としては「~と~」というもの。
14世紀ごろまでのヨーロッパでは計算式に記号ではなくetが使われていたそうですが、15世紀半ばになると大航海時代の到来とともに航海の距離を計算したり、貿易の発達によってお金や商品の数を計算したりと計算する機会が激増。そうなるとどんどん短縮して書こうとするのが人の常という事でやがてetは「t」だけ変化し、文字のtと区別するために横棒を長く書いているうちにその形は「+」へ。
1489年に世界で初めて「+」が書かれた書物がヨハネス・ヴィトマンが書いた算術書で、活版印刷が盛んになってこれが世界各国に流通した事で徐々に「+」がグローバル化。
ちなみにその他の計算記号についてその起源を辿ってみると「-」はドイツ語の「Minus (ミーヌス)」がその大元になっていて、当時は紙がとても高価だったので文字を省略して書く文化があり、そこで生まれたのがMの上に「-」を書いてMinusとする書き方。もともと「-」で「ここから後ろは省略」という目印だったようですが、この目印だけが残って「-」で引き算に。
続いて「×」の記号についてはイギリスの数学者ウィリアム・オートレッドが1631年に発行した「数学の鍵」という書物の中に登場したのが世界初とされていて、その由来については十字架を斜めにした説やスコットランドの国旗説など様々な説が考えられていますがはっきりとした事は分からず。というのも×がアルファベットのx (エックス)に似ている事からアルファベットを使う国ではあまり流行しなかったという事情も。
スポンサーリンク実際、当時活躍したドイツの数学者ゴットフリート・ライプニッツは「×の記号がアルファベットのxに似ているから好まない。単に「・」を数字の間に入れて掛け算とする」と手紙に書いていたりで、現代でもヨーロッパでは×ではなく「・」と書くのが一般的。
最後に「÷」の記号は1659年にスイスの数学者ヨハン・ハインリッヒ・ラーンがもともとあった分数の概念を抽象化して記号にしたのがその起源とされていて、かの有名なニュートンも好んで使ったことでイギリスを中心に浸透。ちなみに日本、アメリカ、イギリスなど、小学校で習う「÷」の記号は他の国では「/」で表記する事も多く、これはニュートンとライプニッツの仲が悪かったことに関係しているとか。
というのも微分積分をどちらが先に発見したかで激しく争った宿敵とも言える二人の間柄からすると、ニュートンが愛用した「÷」はライプニッツからすると受け入れられない物で、その代わりにライプニッツは「:」での割り算表記を提唱して反ニュートンを鮮明に。その結果割り算については「÷」「:」「/」の3つの表記が国によってバラバラに。
これら日本に元々なかった「×」「÷」といった記号が日本で使われるようになったのは明治時代にイギリスから計算記号が伝えられたのがきっかけという事で1問目は以上。
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