スシローでなぜか人気の寿司メニューから北海道の〆さば、愛媛のオニオンサーモンが売れる謎
25年10月22日放送の「世界くらべてみたら」はスシローのネタ別売り上げを都道府県別に比較という事で北海道の〆サバ、愛媛のオニオンサーモンなど特定の地域でなぜか人気の寿司ネタの謎をご紹介。
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〆さばの店舗別売上ランキングを見てみるとランキング上位には北海道の店舗が10店舗中9店舗もランクインしてほぼ独占状態という謎の現象。
となると北海道民はさば好きなのかと思いきや、かつてメニューとして提供していた焼きさば(厚切り焼き鯖)の売り上げはイマイチでつまり酢締めされたさばに限って北海道で人気という事に。
一説によると北海道では冬になったら漁ができず、となると保存食として酢で締めたさば、にしんなどを食べる食文化が定着したのでは?という理由や、北海道民の濃い味好きが影響し、白身魚のような淡白な味の魚の人気がそれほど高くない一方で味のはっきりした〆さばが好まれるという傾向も。
確かに北海道グルメと言えば味噌ラーメン、ちゃんちゃん焼き、豚丼、石狩鍋、ザンギ、スープカレー、ジンギスカンなど濃くて味がはっきりした料理が多い印象。
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オニオンサーモンの店舗別売上ランキングを見てみるとランキング上位には愛媛県の店舗がズラッと並び、10店舗中9店舗もランクインして北海道の〆さばと同様に愛媛だらけという謎の現象がこちらでも。
県別の売り上げ皿数でも愛媛県が全国1位というデータあり、その売り上げは全国平均の約2倍と突出してオニオンサーモンの人気が高いのが愛媛。
となると愛媛ではそもそもサーモン人気が高いのでは?と思いきや、オニオンがかかっていないサーモン単体の売り上げ皿数では愛媛県はランキングトップ10にも入らずという意外な結果。つまりサーモン好きなのではなくあくまでオニオンサーモンが好きという事に。
また、愛媛県民はオニオン好き?という点を考えてみると、スシローでオニオンが乗っている4商品(オニオンサーモン、サーモンアボカド、えびアボカド、生ハム)の売り上げを見てみると、サーモンアボカドの愛媛人気は全国10位、えびアボカドは全国9位と、それほど突出した数字には表れず。
この謎現象について愛媛の食文化の研究者によると、愛媛県民にとって玉ねぎは薬味の一つという捉え方で、サーモンに限らず魚を食べる際には玉ねぎスライスや香味野菜を乗せて食べるのが広く定着しているとの事。その他にもそうめんのつゆに玉ねぎを入れる食文化があったりして薬味の定番=玉ねぎ(オニオンスライス)というのが愛媛県民の感覚という意見。
実験として愛媛のサービスエリア内にあるフードコートに無料のオニオンスライスを置いてみると、ネギトロ丼、唐揚げ、うどん、鯛めし、ラーメンと何にでもとりあえずオニオンスライスの感覚でどんどんトッピングしていく県民の姿。さらには小皿にオニオンスライスをとって醤油を垂らしてサラダ感覚で食べる県民も頻発して愛媛県民のオニオンスライス好きが判明。
以上、世界くらべてみたらからスシローのネタ別売り上げ比較でした。