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プレバト俳句チャンピオンはとバス杯の出演者&ランキング結果はフルポン村上が6年ぶり優勝


25年11月13日放送の「プレバト」では俳句チャンピオン決定戦第3弾としてはとバス杯を開催という事で出演者やランキング一覧など決勝結果をまとめてご紹介。

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出演者リスト&ルール

【出演者】

 梅沢富美男、千原ジュニア、フルポン村上、中田喜子、ダウ90000蓮見、かたせ梨乃

【ルール】

お題は各自がはとバスツアーで実際に行った先で自由にテーマを決めて俳句に。

1位の優勝の作品のみがはとバスのガイドさんがバスツアー中に朗読するという特典付き。

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ランキング結果

6位最下位 かたせ梨乃(特待生5級)『陽の近き 富士五合目や 秋高し』プレバト俳句チャンピオン決定戦 かたせ梨乃の富士五合目

お題は富士山ツアー。

中七から最後の季語に繋がる部分は取り合わせが鮮やかで気持ちの良い句になっているのは評価の対象ながら、富士五合目まで登っているので物理的な距離として「太陽が近い」と表現するのは、そりゃそうでしょうね…という感想になってしまうと夏井先生のダメ出し。

となると現場で本人が漏らしていた「太陽が強い」の方がよっぽど表現としてしっくり来るので『陽や強き(こわき) 富士五合目の 秋高し』とすると肌に当たる日の光の実感がそこから感じられるようになって、最後の季語へずっと繋がっていって季語が全てを支えるような構造の句に変化。

夏井先生「行ったからこその言葉を大事にするというのを一つ覚えましょう。」

5位 中田喜子(名人10段)『月冴えて 塔の光を 曳く屋形』プレバト俳句チャンピオン決定戦 中田喜子の月冴えて

お題は屋形船で東京夜景ツアー。

色んな種類の光の違いを表現したかったという狙いは分かるものの、主役の季語が少し弱くなっている点がマイナス。

『月冴ゆや 塔の灯を曳く 屋形船』とすると季語で詠嘆を入れて強調し、最後に「船」の文字を付けた方が読後感に水面が見えて来て、そちらの方が静けさも強調されて良いと夏井先生のアドバイス。ちなみにスカイツリーの光は人工的な光なので「灯」に置き換えて文字数を節約して「船」を入れる工夫。

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4位 梅沢富美男(特別永世名人)『帰路寒夜 バスに異国の 香ほのか』プレバト俳句チャンピオン決定戦 梅沢富美男の帰路寒夜

お題は横浜ツアー。

バスに香りが残っているという着眼点は流石の特別永世名人といった所ながら、横浜中華街をお題にしているというのが分からないままで読むと何の香りなのかあまりにもヒントが少なすぎるのが問題点。さらに寒さの厳しい夜を表現する”寒夜”というのもミスマッチでワクワク感があまりにも無さすぎるというのも気になるポイント。

以前作った俳句「赤札の プードル抱く 帰路夕焼」に味をしめて、また帰路〇〇を無理やりねじ込んできたのでは?と夏井先生の鋭い指摘。

これに対してスタッフにハメられた!と憤る梅沢富美男ですが、プレバト俳句で梅沢富美男のスタッフやらせ疑惑

この放送のオンエア時期が寒い時期になるので冬の季語を意識してくださいとスタッフから繰り返し念を押されたので、当日は実はかなり暑かったにもかかわらず、無理にでも冬の季語を使わざるを得なかったと梅沢富美男の主張。

夏井先生「そしたら冬の気持ちのいい季語を使やあいいじゃないですか!寒夜をわざわざ選ぶ事ないでしょうよ!という話です。」

梅沢富美男「…うん」

ごもっともな指摘でバッサリ。

という事で『はとバスの 帰路八角の 香さやか 』とするとはとバスツアーの帰りに中華街の八角の香りがバスに残っているという明朗な句に。

最後は4音になっているものの香とさやかの間に音にならない一拍があるので、かえって香を強調する効果を生むという小さなテクニック。

夏井先生「こういう技をおっちゃんは知ってるから”香ほのか”ってカッコよくやってるんですが、根本的に間違ってましたね色々ね。」

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3位 千原ジュニア(永世名人)『寒暁(かんぎょう)の浅草 車夫見習の湯気』プレバト俳句チャンピオン決定戦 ジュニアの車夫見習

お題は夜の浅草ツアー。

前半と後半に分かれるタイプの句で、前半9音&後半9音で18音字余りながら「○○の○○」を2つ並べる事でリズム感や対比の効果を生む対句表現になっているので句の内容と調べがしっかりマッチングしていると夏井先生。

車夫の湯気に焦点を絞る事で、湯気から主役の季語の冷たさや暗さがクローズアップされてくる工夫が高い評価。

2位 ダウ90000蓮見(特待生4級)『冬の海 工場の吹き流し 揺蕩う(たゆたう)』プレバト俳句チャンピオン決定戦 蓮見の吹き流し

お題は川崎工場夜景。

何も動かない工場群の中で吹き流しだけが揺蕩っているというユニークな視点が評価ポイント。また、破調の句でありながら”吹き流し 揺蕩う”に流れがあって、内容に似合った調べを感じると夏井先生。

そして”揺蕩う”に対して、主役の季語である”冬の海”が改めて見えて来るという構造も高評価。

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1位 フルポン村上(永世名人)『冬晴の牌楼(ぱいろう) 龍の顎昏し(くらし)』プレバト俳句チャンピオン決定戦 優勝は村上の冬晴の牌楼の句

お題は梅沢富美男と全く同じ横浜ツアー。

牌楼は中国の伝統的な屋根付き門の事。

冬晴という季語は視線を上に向ける効果があり、そこから門に視点が移って青い空と赤い門という色彩の対比へ。そして最後は門の装飾の龍の顎へというカメラワークを言葉で操っている見事さ、さらにはトドメに龍の顎の影と青空の明るさの対比と俳句テクニックが随所に。

という事でフルポン村上が6年ぶりのタイトル戦奪取。プレバト俳句チャンピオン決定戦のはとバス杯は村上が優勝

以上、プレバト俳句チャンピオン決定戦はとバス杯の結果まとめでした。

TBS「プレバト俳句」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:「プレバト俳句」

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