What an Interesting World

日々の気になるトピックについてあれこれと役立つ情報を提供するサイト

高速道路の標識が緑色なのはなぜ?チコちゃん


25年11月28日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『高速道路の案内標識が緑色なのはなぜ?』の答えを初登場のNHKたぶん「こうじゃなかった」んじゃないか劇場と共にまとめてご紹介。

スポンサーリンク

ゲスト出演者

【ゲスト】大竹まこと、大友花恋

【VTRゲスト】小手伸也、マギー

高速道路の案内標識が緑色なのはなぜ?

2問目の出題は、

なんで高速道路の案内標識は緑色なの?

チコちゃんの答えは、

青が緑に見えたから

解説は筑波大学の石田東生名誉教授。

そもそも道路の案内標識が一般道では「青バックに白文字」で高速道路では「緑バックに白文字」になっているのは法令で定められているからで、通称・標識令と呼ばれる法令に明記されているのでこのルールは絶対。高速道路の標識が緑なのは法律で決まっている

そしてこのルールは高速道路が日本に初めて導入されたその時に決められたもので、その際に「青」「緑」を巡って大激論が行われたそうで、たぶんこうだったんじゃないか劇場(TKG)の題材にもってこいと石田先生自らが提案。

タイトルは大河ドラマどうする家康をもじって「どうする標識」に。NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場 どうする標識

時は1961年、高速道路建設に付随して起こる様々な問題を調査・研究する高速道路調査会に標識分科会が作られ、高速道路の標識の大きさや設置場所などについて日々熱い議論が交わされる事に。

この日あがった議題は標識の色についてでしたが、高速道路を走る車はスピードが速いので標識のバックを色付きにして文字の色は白にする事で見逃しを防ぐという点では全会一致。

ところがバックの色については「当時最先端とされたアメリカの高速道路インターステートハイウェイにならって緑に」と主張する緑派と「世界各国のモデルとなったドイツの高速道路アウトバーンにならって青」と真っ向から対立。

スポンサーリンク

ここで石田先生的には会議の様子は詳しい事が分かっていないのでもっとはじけちゃってもいいというリクエストでまさかの過剰演出バージョンへ。

という事でNHKたぶん「こうじゃなかった」んじゃないか劇場にアレンジ。NHKたぶん「こうじゃなかった」んじゃないか劇場 どうする標識

青派のマギー vs 緑派の小手伸也はカンフー、紙相撲と対決を繰り返すも決着はつかず、結果としてこの標識の会議は23か月で33回も開催される事になって、会議一回で10時間超えになる事もあるほどの長期戦に。

それでも話し合いでは結論が出ないという事で両者の性能検証が行われる事になりますが、そこで文字の見やすさという点では「昼も夜も僅かな差で青の方が緑より見えやすい」という結果に。ただし環境との調和の面では「緑の方が環境との調和が良くて美しい」という意見が多数。

つまり様々な検証を経ても、緑も青もどちらも甲乙つけがたいという結論で、そんな中で行われた夜間のヘッドライト下での検証が意外な決め手に。

というのも当時の車のヘッドライトで照らしてみると青の標識が緑色に見えてしまうという青派としてはこれは誤算という意外な結果。

記録にも「緑に見えてしまい、昼夜同じに見える必要のある標識の原則から欠点となる」とはっきりと残されていて、このポイントが決め手の一つとなって標識分科会の結論としては高速道路の標識は緑という事で決着。高速道路の標識が緑色なのはなぜ?チコちゃん

そんな緑の標識は1963年に日本で最初に開通した名神高速道路から現在に至るまで使い続けられる事に。

最後に「これは大丈夫なんですか?ふざけすぎでは?これで大河とか朝ドラの仕事来なくなるのはマジで勘弁してほしい」と心配する小手伸也で終了。大河や朝ドラの仕事が来なくなるのを心配する小手伸也

ちなみに解説の石田先生によると高速道路の標識が緑色に決まった後に一般道では青色と決まったそうですが、車のヘッドライトや標識の反射材の技術的進化に伴って現在の青い標識にヘッドライトを当てても緑に見える事は基本的に無く、既に過去の話になっているという補足で2問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

 - エンタメ

スポンサーリンク