スキージャンプで高い所から飛んでもケガしない3つの要素とは?チコちゃん
26年1月16日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『なぜスキージャンパーは高い所から飛んでもケガをしない?』の答えなどまとめてご紹介。高さ60mから落下する衝撃を緩和する3つ要素とは?
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】IMALU、古坂大魔王
【VTRゲスト】なし
なぜスキージャンパーは高い所から飛んでもケガをしない?
1問目の出題は、
なんでスキージャンパーはケガをしないの?
チコちゃんの答えは、
1m13cmの高さと落ちるのと同じだから
解説は環太平洋大学の川村康文教授。
スキージャンプ競技のラージヒルではスタート地点の約140mの高さ(ビル40階に相当)からスタートして踏み切り地点の約85mまで滑走した後に飛び出す事に。オリンピック競技にはこの他に約105mからスタートして約65mで飛び出すノーマルヒルも行われますが、いずれにせよその高さは相当な物。
より高さと飛距離が出るラージヒルの場合、K点と呼ばれる地点から飛び出し地点までの距離は約60mという高低差に。
ところがこれほどの高さから飛んでも選手たちはふわっと優しく着地しているパターンが多く、そのポイントになるのがジャンプ台の傾斜。
もしこの傾斜が無いまま選手が高さ60m(ビル20階相当)から真っ逆さまに平地に着地したとすると落下の衝撃がほぼそのまま体へ跳ね返ってくるため、その衝撃は強烈なものになりますが、その際にかかる力は落ちて来る速さ+物体の質量で計算され、70kgの人間が高さ60mから落ちた場合は4.9トンという数値に。※空気抵抗は計算外
スポンサーリンク一方で傾斜があると真下にかかっていた力が2方向に分散されて小さくなり、トップ選手になると時速100kmほどのスピードで約50度という角度を付けて着地していくため高さ23.4m(ビル8階相当)から落下するぐらいに衝撃が緩和される計算。
これでもまだまだ大怪我では済まないレベルの高さですが、ここでもう一つポイントになるのが着地点の傾き。
着地点となるK点付近は世界中のジャンプ台で約40度の傾きが付けられていて、テレビ映像で見るのとは大きく異なって相当な坂道になっているというのが真実。
つまり選手たちは50度の角度で40度の斜面へ向かって時速100kmで着地していくわけで、この時にかかる衝撃を計算すると1m13cmの高さから落ちるのと同じ衝撃が加わる事に。
さらに着地点は雪のために滑る環境にあるので、地面とこすれ合う摩擦が小さくなって衝撃が逃げやすくなるという要素も加わってさらに衝撃は緩和。ちなみに夏にジャンプ競技が行われる際にはプラスチックの毛束が付いた斜面に水を流して摩擦を小さくする工夫で雪の代用。
過去にあった飛行機事故でも雪の積もった山の斜面に向かって墜落した結果、木などのクッションのおかげもあって生存者がいたなんてケースもありますので、それと同じ原理がスキージャンプでも働いているわけですね。
選手目線だと数m下にずっと地面が見えている状態で飛んでいくので慣れれば恐怖感はあまり無いという話も聞いたことがありますし、危険なのは逆に飛び過ぎてしまった場合で地面からどんどん離れて行って、傾斜がなだらかな平面に着地してしまう可能性が出て来るので大怪我のリスクがアップしてしまうんだとか。
という事で1問目は以上。
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