どこからでも切れる小袋マジックカットの仕組みは?チコちゃん
26年6月5日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『どこからでも切れる小袋はなぜどこからでも切れる?』の答えなどまとめてご紹介。
スポンサーリンクゲスト出演者
【ゲスト】藤井隆、高城れに
【VTRゲスト】なし
どこからでも切れる小袋はなぜどこからでも切れる?
2問目の出題は、
どこからでも切れる小袋はなんでどこからでも切れるの?
チコちゃんの答えは、
見えない細かい傷が付いているから
解説はあの技術(マジックカット)を開発した旭化成ポリフレックス(現在は旭化成パックス)の友野正樹さん。
細かい傷が付けられる前のシートの状態だと手でねじっても簡単には切れず、そこに細かい傷をつけていくのがこのローラー状のパーツでローラーを通した後のシートだと手で簡単に裂いていけるように大変身。
この状態のシートを拡大してよく見てみると点々とした傷が付いていて、まるで大根おろし器のような爪がついたローラーによって付けられた傷があの小袋の仕組み。
スポンサーリンク細かい傷の長さは僅か0.5mmで、ここに手で力が加わると裂け目が出来て、その裂け目が次の傷に繋がって…という風に連鎖するので軽い力でもさっくり。ちなみに傷から傷へ真っ直ぐに力が加わる以外にも、力の入れ方によっては斜めに力が入ってしまう場合も想定して細かい傷を縦方向にも横方向にも互い違いになるように配置しているのもポイント。
今では身近な食品の小袋に多く採用されているこの技術ですが、これが誕生したのは1980年代にまで遡り、この時代は醤油などが入った小袋に切れ込みが一か所作られたものがほとんどで細かくて見えづらかったり、変に力を入れると切れなくなったりと何かと曲者だったこの頃。
それを解消するためにどこからでも切れる技術開発がスタートし、当初は袋に化学薬品を塗って破れやすくするというアイデアが考案されたものの「食品に薬品を使うのはふさわしくない」と却下。
他に袋の一辺にずらっと切り込みを入れるというアイデアについては運んでいる際や手に持ってふとした瞬間に破れてしまうリスクがあるという事でこちらも却下。
試行錯誤の末にヒントとなったのが映画のチケット。
スポンサーリンクミシン目に沿って切り離せる半券をヒントに小袋にも小さな傷を付けようと開発指針が示され、その結果導き出されたのが0.5mmの傷。
これを生み出す特別なローラーは開発当時の技術では作るのが難しく、たった一人の職人さんが手彫りで傷を付けていたというのが当初。
つまりその職人さんがこの技術の心臓部というわけで、その職人さんが万が一他社へ移ってしまうとこの技術もよそへ行ってしまうのでその素性は社内でもトップシークレット。ちなみに分かっている情報は広島県・呉市のやすり職人さんというだけで名前はおろか限られた人間以外は会った事すらないという徹底ぶり。
こうして苦労の末にどこからでも切れる小袋は1985年に商品化。
ところがこの特許取得のスーパー技術は一向に普及せず、そこで他の会社でも特許技術が使えるように他社にもライセンス提供するというビジネススタイルに転換して徐々に様々なメーカーで使われるように。
こうして今では一度切ったら元に戻らない性質を利用して異物混入の犯罪防止にお弁当に帯として巻かれていたり、発酵食品のキムチなどから出る微量のガスを外へ逃がす通気口として発酵食品の内蓋に使われていたり、医療器具や薬のパッケージなど2000点以上の商品に採用される実績。
ということで3問目は以上。
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