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千手観音の手が千本ないのはなぜ?実際は何本ある?チコちゃん


26年7月24日放送の「チコちゃんに叱られる」の問題『千手観音というのに手が千本ないのはなぜ?』の答えや一生に一度は見ておくべき千手観音像2選などまとめてご紹介。

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ゲスト出演者

【ゲスト】ハライチ岩井、ラランド サーヤ

【VTRゲスト】なし

千手観音というのに手が千本ないのはなぜ?

3問目の出題は、

千手観音って言ってるのに手が千本ないのはなんで?

チコちゃんの答えは、

ひとつの手が25の世界を救うから

解説は駒澤大学の村松哲文学長。

そもそも千手観音とは正式には千手千眼観世音菩薩(せんじゅせんげんかんぜおんぼさつ)という名称で、その名の通り千の手と千の眼であまねく多くの人を救うというのがその基本コンセプト。

そして奈良時代まではこの名の通りに1000本の手が作られていたそうですが、今見られる千手観音には1000本の手はなく、ほとんどの千手観音の手の本数は42本。このような数になったのは平安時代頃といわれていて、この42という数字は仏教の教えにある25の世界が深く関係していると村松先生。

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仏教では輪廻転生によって25の世界のどこかに生まれ変わるとされていて、この25の世界とは具体的に、

  • 無色界(むしきかい)
  • 色界(しきかい)
  • 欲界(よくかい)

という3つの大きな区分(三界)に分けられ、欲界が14、色界が7、無色界が4に細分化されて全部で25。仏教の3つの世界と25の世界

そして我々人間がいるのが欲の支配する世界である欲界の中の閻浮提(えんぶだい)と呼ばれる世界。仏教の3つの世界のうち人間がいるのが欲界

もしここで悪行を繰り返したりすると輪廻転生によって地獄や怒りや復讐が絶えない世界の阿修羅、弱肉強食で殺し合う畜生といった世界に堕ちる事に。そうならないためにも嘘をつかない、人のものを盗まない、人を傷つけないといった正しい気持ちで日々生きる事が大切。

そんな欲界の上に位置しているのが色界で欲が無くなり物質だけの世界。仏教の3つの世界のうちの色界

そして目指すべき世界と村松先生が語るのが無色界で物質も無くなって精神だけの世界に至ると最高位に到達。

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ちなみにこの中で最上位に位置する非想非非想処天(ひそうひひそうしょてん)は別名「有頂天」とも呼ばれていたり。仏教の3つの世界のうちの最上位が無色界

そんな25の世界全てを救ってくださるとされているのが千手観音で42本ある手のうちで前に来る2本を除いた左右の20本、20本の計40本の手によって25の世界を救うので25×40で1000=千手観音という事に。

最後に仏像研究歴40年の村松先生による「一生に一度は見ておくべき千手観音像2選」の紹介。

【大阪葛井寺:千手観音菩薩坐像】

奈良時代につくられた国宝で本当に1000本(実際は1041本)の手を持つ観音様。

【高野山金剛三昧院:千手観音像】

平安時代(または鎌倉時代)につくられたとされる重要文化財。カヤの一木からつくられていて持物(じもつ)と呼ばれる人々を救う道具が細かく表現されているのも注目。ちなみに背中に1000本の手を作ろうとした跡が残っているのも鑑賞ポイント。

という事で3問目は以上。

※同放送回のその他の疑問はコチラ

NHK「チコちゃんに叱られる!」に関する全記事はこちらのリンクから

一覧:NHK「チコちゃんに叱られる!」

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