ニュースウオッチ9にチコちゃんが登場!出された疑問はノーベルはなぜノーベル賞を作った?
19年10月4日放送のニュースウオッチ9には冒頭に何とチコちゃんがゲスト出演。チコッとチョイ役での出演かと思いきや、10分以上もやり取りしてまるでチコちゃんに叱られる!の延長戦のような雰囲気に。そこではしっかりチコちゃんの疑問「ノーベルさんがノーベル賞を作ったのはなぜ?」も出題されてキャスターの桑子真帆アナが叱られたり、本家ナレーションの森田美由紀さんにイジられる場面も。
ということで、19年10月4日に放送されたNHK「ニュースウオッチ9」からチコちゃん出演シーンをまとめてご紹介します。
スポンサーリンク出演者
【キャスター】有馬嘉男、桑子真帆
【ゲスト】チコちゃん(声:木村祐一)
【ナレーション】森田美由紀(NHKアナウンサー)
チコちゃんの疑問
ノーベルさんはなぜノーベル賞を作った?
冒頭の挨拶から早速、チコちゃんの呼び込み。
桑子アナ「今日はですね、素敵なゲストが来てくれています!」
チコちゃん「どうもー!イェイイェイ!イェイイェイイェーイ!どうもチコでーす!永遠の5さいでーす!よろしくお願いしまーす!」
いつものチコちゃんのご挨拶。
生放送のスタジオでは流石にCG処理するわけにはいかないのでチコちゃんの外行きバージョンですね。
コチラが番組公式インスタグラムに掲載された画像。
チコちゃんと一緒にノーベル賞について紹介するという進行ですが、
桑子アナ「それよりチコちゃん、つい15分ほど前までチコちゃんに叱られる!に出てましたけれど、急いで来てくれたって事なんでしょうか?」
チコちゃん「そうなの~。でもあれはまあ収録だからいいんじゃないのかな~?」
桑子アナ「言っちゃった。笑。ですよね。」
ニュースウオッチ9にも是非という大人のオファーがあったのでとニュース番組には初登場となるチコちゃん。
チコちゃん「だってさ、NW9 (=ニュースウオッチ9)でしょ?それにチコが出られるなんて嬉しいわ。」
チコちゃん「アリマーはさぁ、初めてだけどさぁ、マホリンにお会いするのは3回目だもんね。」
有馬キャスター「アリマー!?笑。はい。」
アリマーとマホリン呼びのチコちゃんw 有馬キャスターは思いっきり面食らってますがw
チコちゃんと桑子アナの共演は、18年の紅白歌合戦と18年9月22日のNHK x 日テレのコラボ番組以来。
チコちゃん「あの時もね、日テレの人だけ挨拶に来たわ。」
毒舌のチコちゃんに陳謝の桑子アナw
そしてここでいよいよ本題。ノーベル賞についてチコちゃんから質問。
チコちゃん「ねぇねぇ。マホリン。ノーベル賞ってどんな賞か知ってる?」
桑子アナ「立派な功績を挙げた方に贈られる賞。」
これを踏まえて出された疑問は、
なんでノーベルさんは「ノーベル賞」を作ったの?
助けを求めるように有馬キャスターの方を向く桑子アナですが、
人類の為に頑張った人は褒めるべきだとノーベルさんが思ったからというフワフワした答えw
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
桑子アナ「生放送で出たー!笑」
チコちゃん「そんなんだからチコも出てた去年の紅白で白組が優勝したのに『紅組!』って。関係者ハラハラさせちゃうのよ。」
桑子アナ「チコちゃん・・・それは言わないでください。ホントに皆さん申し訳ありませんでした。その節は。笑」
有馬キャスター「エグるなぁ。笑」
2019年の紅白に出られたなら次こそは絶対に間違えないと誓う桑子アナw
そしてチコちゃんの答えは、
「死の商人」と呼ばれて悔しかったから
スポンサーリンク有馬キャスター「儲け過ぎちゃったって事じゃないですか?」
チコちゃん「あら、違うのよ~。」
ちなみに本番前にチコちゃんと会ってテンションが高い桑子アナの様子がコチラ。
公式ツイッターの動画ですね。
#チコちゃん が、ついに #ニュースウオッチ9 にやってきた??
チコちゃん、#ノーベル賞 について、2人に聞いてみたいことがあるんだって??
2人は、チコちゃんの質問に答えてあげられるかな???
ことあとすぐ??チコちゃん生出演?#桑子真帆 #有馬嘉男 #NW9×#チコちゃんに叱られる! pic.twitter.com/mmmQD30ddi— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) October 4, 2019
ここからチコちゃんに叱られる!スタイルの解説VTRスタート。ナレーションも本家の森田美由紀アナが担当。
解説は「ノーベル“えらいで賞”あげるよ!」と登場のスウェーデン大使館のペールエリック・ヘーグベリ駐日大使。
スウェーデンはノーベルの故郷。
ノーベル賞は元々、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルが『死の商人』と揶揄されて悔しかったから作った賞と言われているんですね。
ノーベルの遺言に従ってノーベルの遺産を元手に作られた世界初の国際賞。
計6部門で人類に大きな貢献をした人物に贈られる賞で、これまで日本人の受賞は26人。
唯一、経済学賞の受賞者はナシ。
毎年ノーベルの命日である12月10日に授賞式が開かれ、賞状・メダル・1億円ほどの賞金が授与されます。
2018年にノーベル生理学・医学賞をジェームズ・P・アリソン氏と共同受賞した本庶佑の受賞式の様子がコチラの動画。
このように多額の賞金を出すほどにノーベルの遺産は莫大なモノでしたが、流石に無限ではないのでそのうち底をついてしまうのは明らか。そこで、ノーベルの遺産を運用する団体を作ってその利益を賞金に充てるという運営がされています。
スウェーデンのストックホルムにあるノーベル財団が株に投資するなどして遺産を運用しているんですね。
そしてこのノーベル賞誕生のきっかけは、
「間違って書かれたある新聞記事」が発端と言われています。
ノーベルがダイナマイトを発明したのが30代の頃。発明当時、世界は産業革命の真っ只中。
そこで大活躍したのがダイナマイト。
世のため人のためになる素晴らしい発明という自負があったノーベルでしたが・・・。
ダイナマイトの破壊力はやがて戦争利用される事に。
それはノーベルが決して望まない使われ方でした。
大層落ち込むノーベルにさらに追い打ちをかけたのが、兄・リュドヴィックの死。
この事を伝えるフランスの新聞にとんでもない文面が踊ります。
「Le marchand de la mort est mort」
英語にするとThe marchant of death is dead.
訳すと「死の商人、死す。」
なんとノーベルの兄の死をノーベル本人と間違えたのはおろか、ノーベルの事を『死の商人』とする不名誉な見出し。
人類の為にと思って大きな功績を残したのにそんな言われた方・・・。
ここで急に桑子アナの映像。
桑子アナ「こんばんは。ニュースウオッチ9です。」
ナレーション「そう。まるで真面目にニュースを伝えているだけなのに『おやじキラー』と呼ばれてしまう桑子アナウンサーのようです。」
急にイジられる桑子アナw
とはいえ、人類キラーと呼ばれたノーベルがどうしたらそのイメージを払しょくできるか?を考えて導き出した答えが、
「遺産を使って基金を作り、その利益を『人類の為に貢献した人』に分けて欲しい。」という遺書に残っています。
この考えの裏には頑張っている研究者が決して虐げられる事の無いようにという強い思いもあったとか。
科学や研究が人類の発展の為に必要なものだと強く信じるノーベルは自分の思いを賞という形で未来ある研究者たちに託したわけですね。
そしてノーベルの遺志を継いだ助手たちはノーベル財団を創設し、1901年に第1回ノーベル賞受賞者が開かれます。
これまで900を超える個人や団体が受賞して来ました。
ちなみにペールエリック・ヘーグベリ駐日大使に「夜の9時はテレビは何を観ますか?」という質問をぶつけてみると、
「正直言うと・・・10年くらいテレビ観ていないんだよね。本を読んで映画を観て新聞を読むとテレビ観る時間が無いんだ・・・。Sorry, ha ha.」
そうですか・・・w
という事でコチラが結論。
ノーベルがノーベル賞を作ったの「死の商人」と呼ばれて悔しかったから
でした。
スポンサーリンク「チコちゃん、頑張って勉強してノーベル賞目指してね。」というペールエリック・ヘーグベリ駐日大使からのエール。
チコちゃん「頑張るー!」
ノーベル賞について知らない事だらけで勉強になったという桑子アナですが、
チコちゃん「途中、森田さんのイジりも入りましたけれども。」
桑子アナ「おやじキラーではないですけれども!それだけは言わせてください。」
続いては有馬キャスターに、今年のノーベル賞の注目点について聞くチコちゃん。
有馬キャスター「今年も日本人が受賞するかどうか?って事じゃないですか?」
チコちゃん「そうねー。」
実は今の所アメリカの学術情報会社が3人の研究者の名前を有力候補者として挙げていて、
まず医学・生理学賞では京都大学の森和俊教授。
チコちゃん「もりかずちゃんね。」
続いて化学賞には京都大学の北川進特別教授。
チコちゃん「ほくしんですね。」
経済学賞には米プリンストン大学の清滝信宏教授。
チコちゃん「清滝!京都っぽい。」
このうちで北川進先生が研究しているチームについては知っているというチコちゃん。
実は19年9月6日放送のチコちゃんに叱られる!で臭いを取るPCPという新素材の開発について取り上げたんでしたね。
さらには、この他に、
化学賞の候補としてリチウムイオン電池の日本の研究者である水島公一さんや吉野彰さん、文学賞では毎年のように候補と言われる村上春樹さんも。
チコちゃん「春樹ねぇ~。」
去年の2018年は文学賞の発表が見送られたので、今年は2名が発表される予定なので余計に期待が高まっているそう。
チコちゃんは村上春樹さんの小説について「私はね、色を持たない多崎つくるのやつが好き。」との事。
桑子アナ「5さいで読めるの?」
チコちゃん「読める。辞書片手にね。」
正確なタイトルは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』ですねw
そして平和賞の可能性としては地球温暖化の問題について訴えて話題になったグレタ・トゥーンベリさんの受賞もあるかどうか。
ノーベルの生まれ故郷であるスウェーデン出身の16歳という所も注目ポイントですよね。
最後にチコちゃんとコラボしたノーベル賞の特別サイトが開設されているとの事。
チコちゃん「チコっと見て欲しいの。」
ここでチコちゃんがご帰宅。
チコちゃん「じゃあ永遠の5さいのチコはそろそろ眠くなっちゃったんでお家に帰りまーす!あとはシクヨロ~!バイバイ~!ありがとう~!」
久しぶりに眠くなって帰るチコちゃんのパターンが見れて相当貴重w
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